flow Trip -archive-

「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

川崎宿芭蕉句碑

2024-03-29 00:00:00 | いにしえの人びと
(川崎市川崎区日進町)
 元禄七年(1694)五月、江戸に住んでいた松尾芭蕉は、子の治郎兵衛と共に郷里の伊賀へ旅立った。芭蕉との別れを惜しむ江戸の門人の池田利牛、志太野坡、岱水は東海道川崎宿の榎だんごという店まで見送りに来た。このとき、芭蕉が詠んだ句が「麦の穂を たよりにつかむ 別れかな」であり、文政十三年(1830)に至り、俳人一種が師の桜井梅室に揮毫(きごう)を依頼し、現存する句碑が建立された。



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