flow Trip -archive-

「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

手宮線跡

2014-08-09 00:00:00 | RODEN-哀愁のRailway-

(北海道小樽市)
 函館線南小樽駅北方、花園橋跨線橋付近の堀割から、真っ直ぐ市街地に延びる線路がある。明治13年(1880)官営幌内鉄道として開業した、北海道において初めての鉄道路線の一部である。手宮―札幌―幌内(後の函館線・幌内線)の一部を成し、現在の小樽駅(開業当時は高島駅)が明治38年(1905)に開業するまでは、現在の南小樽駅(旧小樽駅)が中心駅であって、全ての列車が手宮駅に乗り入れていた。小樽駅移転後は全長2.8kmの支線となり、戦時中は不要不急施策により単線化、昭和37年(1962)には旅客営業廃止(貨物線化)、昭和60年(1985)には路線が廃止された。現在、モニュメント的に線路が残されているが、その線路を利用してLRT構想がある。
            
 旧郵政省小樽地方貯金局と手宮線色内仮乗降場跡

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