(静岡県熱海市上宿町 2015年4月27日)
天平勝宝元年(749)温泉を浴びれば諸病を治癒するという小児への神託により、熱海温泉の源泉である大湯に少彦名命(すくなびこなのみこと)の社を創建したのが始まりという。
(茨城県つくば市筑波 水郷筑波国定公園 日本百名山44番 式内社 旧県社)
筑波山神社の境内地であり神体である筑波山は、標高871mの男体山と877mの女体山からなる。平坦な茨城県の中で、福島県から連なる八溝山地の南端にあたる。故に存在が象徴的なものとなりやすい。山頂に本殿が鎮座し、人格神として男体山を伊弉諾尊(いざなぎのみこと)、女体山を伊弉冊尊(いざなみのみこと)と例えている。奈良時代には中腹に筑波山寺が創建され、後に筑波山知足院中禅寺となって筑波山神社と習合した。然し神仏判然令によって中禅寺は廃寺となり、跡地に筑波山神社の拝殿が造営された。拝殿横の日枝神社と春日神社は中禅寺の鎮守社であり、寛永十年(1633)徳川家光の寄進という。現在は倭健命(やまとたけるのみこと)と豊木入日子命(とよきいりひこのみこと)を配する随神門(市有形)は、文化八年(1811)に再建された中禅寺仁王門であり、寺院時代の名残がみられる。参道の屋根付神橋(県有形)も徳川家光の寄進という。
(長野県塩尻市奈良井 2014年11月7日)
元和四年(1618)この地で疫病が流行った。それを鎮めるため香取神宮より経津主神(ふつぬしのかみ)を奈良井宿の西端に勧請したのが鎮(しずめ)神社の始まりという。
(Basilica of San Carlo al Corso イタリア共和国ロンバルディア州ミラノ県ミラノ市サン・カルロ広場 2014年10月11日)
サンタ・マリア・デ・セルヴィ教会の跡地に、建築家カルロ・アマティの設計によって新古典主義様式の聖堂が1847年に完成した。
(Catedrale di Santa Maria Nascente イタリア共和国ロンバルディア州ミラノ県ミラノ市ピアッツァ・デル・ドゥオーモ 2014年10月11日)
ミラノ公ジャン・ガレアッツォ・ヴィスコンティの命により1386年に建設が開始され、1887年に完成した、135本の尖塔を持つゴシック様式の聖堂である。一般的にミラノのドゥオーモと呼ばれる。
(Cattedrale di Santa Maria del Fiore イタリア共和国トスカーナ州フィレンツェ県フィレンツェ市 世界文化遺産 2014年10月10日)
393年に献堂されたサンタ・レバラータ教会堂跡に1296年から1436年までの工期をかけ造営された、ゴシック様式及びルネサンス様式のドゥオーモ(高さ114.5m)とジョットの鐘楼(高さ84m)である。
(ほんじゃがおか 神奈川県茅ヶ崎市矢畑)
本社丘は矢畑の鎮守、本社宮懐島八幡宮の旧跡地である。天保年間(1830-44)の本社宮遷座の後も、旧跡として崇敬されている。本社宮は、平忠常の乱(1028-31)を平定に向う途中、源頼義がこの地に源氏の氏神である石清水八幡宮を勧請して戦勝を祈願した。陸奥守となり前九年の役に向かう頼義は、長子義家と再度戦勝を祈願。平定後、八幡宮を鎌倉由比郷に勧請し、鶴岡八幡宮を創建したと伝わる。後に、源頼朝が現在の雪ノ下に遷座。後三年の役平定後、義家は浜之郷に神域を設けて遷座、鶴嶺八幡宮を創建したという。
(Basilica di Santa Maria della Salute イタリア共和国ヴェネト州ヴェネツィア県ヴェネツィア市ドルソドゥーロ 2014年10月9日)
ペストの沈静化祈願のため1687年に竣工したバロック様式のカトリック教会の聖堂である。
(Chiesa di San moisè イタリア共和国ヴェネト州ヴェネツィア県ヴェネツィア市サンマルコ 2014年10月9日)
8世紀に開創されたカトリック教派のサンモイゼ教会。現存するバロック様式の聖堂は、1668年に完成したものである。