個性派俳優である古田新太さんが、野菜ジュース(?)にコマーシャルで言うセリフ。
『可能性はゼロではない』
オヤジはこの言葉を大変リスペクトしている。
茶化したりする気は毛頭もない。
我が息子のチームと我が息子そのものを襲ってくる重圧と現実。
CFA プログレスリーグ。
◆その1:入替戦ゾーンにいる息子のチーム。
リーグ残り3試合。勝点9を奪い降格圏内を脱出できるのか?
◆その2:息子がピッチに立つことができるのか?
あれほど憧れ続けていたプログレスリーグにデビューすることが実現するのか?
双方とも『可能性はゼロではない』
CFAプログレスリーグ2013
コウスケたちのチームは降格の危機に瀕している。
先週は紫の王者のジュニアユースチームに完膚なきまでに叩きのめされた。
かつてナショナルトレーニングセンターで一緒に合宿した選手は、躍動を続け、コウスケたちのチームを切り裂いた。
想像を絶する点差で完敗。
思えば、コウスケが小学校1年生からサッカーを始めて”最大の得点差”で負けたのではないだろうか?
ありえない80分が刻まれ、傷は深くえぐられた。
次の練習はミーティングに時間を費やした。
テーマは”変われるか? 強くなれるか? そして何を成すか?だったように思う。
そして彼らの最大のミッションは”絵に描いた餅”にしないことだ。
練習の最後のメニューではハーフコートの紅白戦が行われている。
オヤジが見るに、何人かは”絵に描いた餅”になりつつあるように感じられた。
残り5ゲーム。時間にして400分。秒針が400周する時間しか残されていない。
秒針が400周回る間に、変われるか?強くなれるか?そして何を成すか?
彼らのジュニアユースで最も大切な400分が待っている。
秒針が400周回る間に、にどれだけ関わり、どこまでチームに貢献できるのか?
コウスケ、”絵に描いた餅”は、美味しくないぞ。
靭帯再建手術からちょうど丸9ヶ月目。
2013年8月15日(木)Mドクターの定期診断。
結論から言うと、『実戦への復帰』が許可された。
但し、勿論”いきなり全開”は不可。
徐々に、そして少しずつコンディションを上げるよう指示された。
リハビリセンターへ行くと、すでに主治医のMドクターから指示書が出ていた。
リハビリ療法士の先生は、主治医からの指示書を見て、リハビりトレーニングのメニューを変え、さながら”アスリート・トレーニング”の内容になった。
ここまで激しくトレーニングしていいのだろうか?
そんなトレーニングは30分も続いた。
接触プレーを想定し、リハビリ療法士の先生はコウスケとショルダータックルを繰り返した。
先生は右肩を押えながらこう言った。
「コウスケ君、少しは”遠慮”するってことを覚えたら?」
リハビリの先生。
「ボクは今、何人かの”スポーツリハビリ”を担当しています。今、コウスケ君が最大のアスリート・トレーニングです。次回のリハビリ(トレーニング)は、最後の時間帯でいいですか?コウスケ君の後には、患者さんの予定を入れたくないですから。」
悪夢から、1年5ヶ月。コウスケはフットボーラーとして、階段を駆け上がる準備が整った。
実は2日後の、トレーニングマッチで合計40分の出場を果たした。
結果は・・・・? 上々だったらしい。
復帰後、初ゴールも決めたらしい」
”徐々に、少しずつ” 地域トップリーグへの復帰の階段を駆け上がることにしよう。
7月15日(月)プログレスリーグ第8節。
出雲へ。
いくつかの理由で、ポジションチェンジしてゲームに臨んだようだ。
結果は8得点。
変化が生体反応を生み出して、今までにない結果が得られたようだ。
コウスケの話を聞くと、生体反応をもたらしたいくつかの要因が見えてきた。
・既成概念の排除。
・攻める角度。
・停滞からの解放。
・方向性のシグマ。
・危機感がもたらした、プラス要件。
こんな感じだ。
第8節はターニングポイントになりそうだ。
さらにチームを熟成させるためのチャレンジが、あと2つありそうだ。
もちろんこれは、オヤジの勝手な想像である。
一つはシステム論。
一つはプレーヤーの再生。
もし、これがはまったら、凄いことが起きるかもしれない。
コンフェデレーションカップ 第2戦。日本 VS イタリア。
結構昔からサッカーを観ているオヤジにとっては、ワクワクするような対戦である。
一昔前(この定義はかなり厄介だが・・・・)であれば、”惨劇の目撃者”になる可能性が大いにあったであろう対戦である。
侍ブルー VS アズーリ。
もう少しで”金星の証言者”となってもおかしくない戦いだった。
試合全部を映像で観ることができなかったので、その戦いのすべてを総括するのは慎まなければならない。
だから、確実に見た得点シーンを・・・・・・
日本が岡崎の頑張りで得たPK。やはりゼッケン”No.4”は、当たり前のようにボールを持って、心の準備を始めていた。
本田圭佑はしっかりと抱きしめていたボールを愛おしそうにペナルティスポットにプレイスした。
この時点で色々なことが模索され、想像され、待望された。
本田圭佑は、真ん中に・・・・・蹴らなかった。
相手キーパーのブッフォンは、真ん中から・・・・・動かなかった。
強豪国の絶対的守護神は、本田圭佑をかなり注意していたようだ。
その一瞬には、いろいろな思惑や覚悟や戦術的要素がぎゅうぎゅう詰になっていた。
笛が鳴った。本田圭佑が助走を始めた。
本田圭佑は・・・・・真ん中に蹴らなかった。
ブッフォンは・・・・・真ん中から動かなかった。
本田圭佑の蹴ったボールは右サイドに決まった。
強豪国イタリアの本気度が凝縮された瞬間であった。
また、ブッフォンの本気さが、普通のPKと一線を画した凄みを見せつけていた。
結果は残念なものとなったが、イタリアをここまで本気モードにしたことが、日本にとっての最大の収穫だった。
真ん中から動かなかったブッフォンは、日本の対戦を、とても格調高いものにした。
紫のJ1王者のジュニアユースとの対戦。
プログレスリーグ第4節がコウスケのチームのホームグランドで開催された。
結果は・・・・・・完敗。これでプログレスリーグ4連敗という、かなりマズイ結果になった。
4月27日(土)絶好のコンディションで行われたvsサンフレッチェ広島戦。
前半は”一方的にやられず”何とか持ちこたえていた。オヤジの時計は40分の終了を告げるカウントダウンが始まっていた。
自陣右サイド(相手の左サイドの9番の選手)から折り返されゴール前の混戦。とうとうボールを押し込まれてしましった。
ゴールを告げるフォイッスルの後、ボールはセンターサークルに戻ることなく、前半終了のフォイッスルが鳴った。
本当に、ラストプレーでの失点。
ゲームプランが大きく揺らいだ。
後半に入ってすぐに追加点を奪われる。ロングボールに競り負けて失点。
3点目は柔らかいボールタッチとアイデアとパスワークで決められた。
気持ちが良くなるほどの”見事な失点”だった。
0-3で試合終了。
完敗。これでプログレスリーグ4連敗。
シロウトのオヤジでも明らかに違うと思わざるを得ない”差”が3つ。
まず、ボールタッチ。その中でも、ファーストタッチ(トラップ)。次のプレーのためにボールをコントロールする。ゴールを背にしていても、ツータッツ目で前が向けている。足のいろいろな部分を使ってボールを操る。個人のスキルが極めて高い。
次に、個人としてのアイデアとチームとしてのアイデアが合致している。個人技で仕掛ける時、周りのサポートは必要ない。今度は仲間を使って局面を打破する。そこには”共通の認識”があり、選手が各々の”役割”を理解している。3点目などは、まさに”アイデア”がもたらした得点といっていいだろう。
最後にグランドをフルに使う戦いだ。典型的なのは前半の戦い方。(相手チームの)右サイドから左サイドへのワイドなサイドチェンジ。一転して、後半は右サイド(我がチームの左サイド)の間延びしたスペースを小さなパスと個人技で突破。グランドを広く使えば使うほど有利なスペースがたくさん獲得できる。
しかし、8番の日本代表選手や代表クラスの選手たちのプレーは素晴らしかった。
個人の力によってチームが成り立つ。改めて考えさせられたゲームだった。
コウスケよ。接触プレーが出来ない今こそ、徹底的に足技を身に付けよう。
今が、BIG CHANCE だよ。
コウスケのチームは、中国地方最高峰リーグで開幕3連敗を喫した。
3戦とも判で押したように1-2の敗戦。勝点は0。
各ゲームで、失点がマイナス1点ならば、現在勝ち点3。の計算が成り立つ。
更に得点がプラス1点ならば、勝点9。つまり、首位争いの真っただ中にある。
オヤジは2試合しか観ていないので、3試合目を論じることはできない。
ただ、ある現象に起因する敗戦の要因は、多分、同じなんだろう。
このまま行くのか?構成を変えるのか?
いつやる?
先日コウスケが学校から1枚のプリントを持って帰った。
学年だより? 給食の献立? 新学期の注意事項?
そのプリントは『進路調査』だった。つまり、「お宅の息子さん(あるいは娘さん)は、どこのこ高校の、どんなコースに進むんですか?」という、ストレートな内容のプリントだった。
現在リハビリ中のコウスケにとって、その『進路調査』は2つのファクター(要素)の観点から考慮しなければならない。
1stファクターは、当然のことながら”学力=成績”である。入試を突破できるか?大きなバーが横たわる。
コウスケにとって、2つ目の、つまり2ndファクターが不明瞭であり。悩ましい。現在リハビり中の彼にとって、いつサッカーに復帰でき、どこまでプレーできるのか?ケガをする前のレベルに戻れるのか?
戻れると仮定して、どの程度の難易度の、どんなサッカースタイルをチョイスし、最終的な到達目標をどこに定め、何を目指すのか?
現在、コウスケが抱え込んでいる2つのファクターをシグマし、相当の妥当性と、僅かばかりの希望を考慮し、それを定めることになった。
勿論、あくまでも、初期段階であり、これが最終ターゲットとしてコミットされるわけでもない。
ただ、1つだけ確実なことは、「もう、そんな時期になってしまったのか?」ということである。
コウスケ、頭も体も進化できるよう、頑張ろうね。
3月2日(土)2013年Jリーグ開幕。
コウスケたちのチームは広島ビッグアーチ(正確には、エディオンスタジアムに名称が変わったらしいが、我々にとってはビッグアーチの方が実感に溢れている)に行き、Jリーグ開幕戦、サンフレチェ広島vs浦和レッズを観戦した。
便乗して、オヤジも久々にビッグアーチを訪れた。
「あ~~、懐かしい。」
やはり、ビッグアーチはいつ来ても、オヤジの気持ちを安心させ、そして、わくわく感を感じさせてくれる。
小学校の時、コウスケは隣のサブピッチでサンフレッチェカップなどで何度もプレーした。
このビッグアーチの中でも、2度ほど試合をしたことがある。
いうなれば、彼にとって、ビッグアーチは一つの”聖地”である。
開幕戦に相応しく、Jリーグの優勝カップ&シャーレの展示や、NHKのサッカー番組で活躍する女子アナウンサーが取材をしていた。
以前、何度もこの地のピッチで躍動したコウスケは、今回訪れたビッグアーチで何を見、何を感じただろうか?
コウスケにとっての”聖地”は、彼に何を語りかけてくれただろうか?
コウスケたちのチームは、光市にある(財)山口県体育協会 やまぐちスポーツ医・科学サポートセンターで2日間の合宿を行った。
専属のトレーナーによる、体力測定や心理的競技能力診断テストなどが行われた。
チームのFacebookにいくつかの情報がアップされていたので、いろいろなことが”想像”された。
言わば、科学的思考による個人およびチーム力のアップが目的だったようだ。
”体の力”と”心の力”と”チームの力”を全員で意識し、いままで気付かなかった領域や事象の認識にスポットが当てられたようだ。
現在、ケガの完治を目指すコウスケは”体の力”は計測することができなかったが、”心の力”と”チームの力”には、大いに役立ったようだ。
”セットプレー”や”チームプレー”に関する戦略的・技術的なディスカッションも繰り広げられたようだ。
また、今回の大きな目的である”メンタルトレーニング”も展開された。
テーマは・・・・
◆実発揮のためのメンタルトレーニング
◆心・技・体のバランスの重要性
◆なぜ一流選手になれたのか?
◆メンタル面を強くする一歩は、自分を知ること
◆スポーツで必要な力=心理的競技能力
いつも体力や、サッカーの技術を磨いている彼らにとって、違った角度からの『強化』になったようだ。
この貴重な体験を活かして欲しい。
完全復活に向けて・・・ ←ここにコウスケのレーザーチャートがあります。
2月10日(日)山口県クラブユース新人戦決勝。
コウスケたちのチームは、自他ともに認めるライバル同士の戦いとなった。
全日本少年サッカーで全国大会に出場した世代で、スタメンの半分がナショナルトレセン経験者と思われる、とびっきりの強豪だ。
現在の山口県の最高峰の戦いといえる。
この戦いは一線を画し、空気が違う。
もっと判りやすく表現すると、対戦する時は両チームとも”目の色が違う”。そんな戦いだ。
結論から言うと、わずかな差で負けた。
オヤジが感じた敗因はあるが、それが正しいかどうかわからないので、明確には表現できない。
ただ言えることは、”0点では試合は勝てない”と言うことだ。
なぜ0点だったかを考えると、課題は見えてくる。
その課題を解決する手段はいくつか考えられる。
オヤジの考えるキーワードは『淀み』・『隙間』・『スペース』・『距離感』、こんな感じだろうか?
『サッカーは丈の短い毛布』だから、正解はないかもしれないが、多くのヒントや手がかりは示されている。
1カ月半後に、次の戦いがある。
それまでには、ありがたいことに”時間”がある。
彼らには”勝てなかったこと”が”口に苦い良薬”であることを感じて欲しい。
良薬を飲めば悪い個所が治る。
一年前の今日(2011年8月23日)、家族は全員、岡山県倉敷市にいた。
昼過ぎ、バケツをひっくり返したような雨が、倉敷市の天然芝を1時間30分に渡って、叩きつけた。
コウスケがU-14の『中国トレセン』に選出され、たっぷり水を含んだピッチで躍動していた。
今現在の今日(2012年8月23日)、ケガをした右ヒザの診断の日だった。
結論から言うと、『順調に回復。また走ることを許された。』
一般的に言うと、とてもかけ離れている。ただ、今現在の今日を同等には出来ない。
一つの共通点が示されれた。
ここからが、スタートラインである。
実は・・・・今日で2000日です。
『GO AHEAD Gut's コススケ』 開設2000日になりました。
コウスケが小学校2年生の時”息子とサッカー”をテーマに、このブログを始めました。
オヤジにとっては、自分への日記であり、同時にコウスケの成長記録でした。
2000日の間に、いろいろなことが起こりました。
サッカーが好きなコウスケは、泣いたり、笑ったり、歓喜したり、絶望したりしました。
本当にいろいろなことがありました。
サッカーおたくのコウスケは、ひたすらボールを追い、同時に夢を追い続けました。いえいえ、今でも夢を追い続けています。
小学校低学年は、お団子サッカー。小学校中学年になり、パフォーマンスが高まり、山口県の頂点に立ちました。そして小学校高学年になり、全日や選手権を目指しましたが、あっけなく、儚く敗れてしまいました。所属チームを離れ個人的には、選抜チームやトレセン活動で上を向いてプレーしました。中国トレセン2で山口県代表32名に選ばれ、更に上を目指しました。
中学校になり、クラブチームに入団。そこでのパフォーマンスが認められ、なんと、ナショナルトレセンに選出されました。上級生主体のトップチームのレギュラー目前で、突然の試練。試練と戦い、それを脱却するための現在の日々。
2000日の間には、本当にいろいろなことがありました。オヤジの想像力を逸脱した、喜怒哀楽がありました。
それを記録できたことに、大きな意義を感じています。
明日は2001日目になります。あさっては2002日目になります。その次は2003日目。その次は2004日目。
これからもいろいろなことが起こります。すべての感情に翻弄されながら、毎日を過ごします。
今から2000日後はどうなっているだろうか?想像はつきません。
確実に言えることは、1日1日を積み重ねることが大切なんだと・・・・。
さあ、2001日目を踏み出そう。
コウスケがサッカーの実践を離れて3カ月半が経過した。ようなく、サッカーの原点に立ち返った。
つまり、ボールを蹴ること。天気の良い休日の午後、久々にコウスケとボールを蹴りに行った。先ずは、ショートパス。インサイドのワンタッチ。右足で蹴るべきボールをとしてパスを出す。右足で蹴られたボールはどうしても、微妙にタッチがずれている。
しかしながら、左足から放たれるものは、すべて”意図されたタッチ”のボールである。
蹴る距離が段々と長くなってきた。現在のチームではコーナーキックも含めたプレースキックを任されることもある。コウスケはフリーキックやコーナーキックを想定したキックを繰り返した。何種類かのキックを使い分けた。
わずか1時間程度のサッカートレーニング(彼にとっては、ボール遊びの延長のようだった)だが、彼の欲求が少しだけ満たされたようだった。だが、本心としては、多分(いや、相当)ホームグランドの人工芝でボールが蹴りたいんだろうなぁ?彼の汗をかいた横顔を見ていると、つくずくそう思った。
今日(7月6日)は、”GO AHEAD! Gut'sコウスケ”のブログを開設して、10万アクセスを達成しました。10万という数字がどのような”価値”とか”意義”とか”ステータス”を示しているのかはわかりません。
何もすることがない暇な日曜日の午後、本屋で”無料でできるブログ&ホームページ”という書籍を買って、その日の内に、このブログを立ち上げました。
サッカーおたくのコウスケと毎日接し、主に”息子とサッカー”をテーマに、綴りたいことを思いのままに綴ってきました。何人かの方々からコメントをいただき、また間接的に感想も頂きました。
サッカーという共通のテーマをもったオヤジとコウスケは、少しずつ成長し、今日に至りました。
私にとってコウスケは”創造の宝庫”でした。それを、誰かに伝えたくて・・・・。
そんな思いが、今日まで続きました。