2月16日・17日の2日間。息子のチームは、(財)山口県体育協会 やまぐちスポーツ医・科学サポートセンターで合宿を行った。
チームとしての結束力強化と戦術の意志統一、そして今までの違った観点からの”メンタルトレーニングである。
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ケガを治療中の息子は、体力測定は出来ないし、トレーニングも出来なかった。しかし、今回の合宿の大きな趣旨の一つに”心の力”をつけるプログラムが用意されていた。
一般的には”メンタルトレーニング”と呼ばれている。
コウスケは小冊子を持って帰った。
その中に、心理的競技能力診断検査評価シートというセッションがあり、コウスケ本人の評価が、レーダーチャートに示されていた。
それが、これだ。
コウスケのレーダーチャートは”いびつ”になっていた。
資料を詳しく見ると、今のコウスケにとって、この”いびつ”なレーダーチャートは、至極、当然であり、この評価方法は”信頼するに足りる”ものであるように感じられた。
闘争心や自己実現意欲や勝利意欲は極めて数値が高い。かれのサッカーへの情熱や闘争本能は顕在であった。
逆に極端に悪い数値がでたチェックポイントが2つある。
『自己コントロール能力』と『自信』の2つである。
項目解説を見ると、『自己コントロール能力』の設問には「いつものプレーができる」というものがあった。
更に『自信』の設問には「自分の能力・実力の発揮には自信がある」というものだった。
ケガをしてから11カ月の間、コウスケは殆んどサッカーをしていない。
”いつものプレー”や”自分の能力・実力”は、今の彼にとって一番のウィークポイントであり、それは当たり前のことだ。サッカーができないサッカー小僧にとって、この数値は正常そのものだ。
私は、少なからず安心した。ケガさえ克服できれば、この2つの評価は自然とポイントが上がる。”気持ち”や”モチベーション”の領域の数値が高いことに安堵した。
コウスケの心は萎えていなかった。
ゆっくりケガを治し、しっかりリハビリやトレーニングをすれば、綺麗なレーダーチャートが描かれる。
その時、彼は完全復活する。
サクセスストーリーが今から始まる。
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