記録的な猛暑(酷暑?)になった2013年夏。
7月の定期診断の後、少しずつサッカー小僧の階段を登りはじめることを許された。
夏休みに入り、コウスケはランニングを日課とした。
猛暑(酷暑?)は続いたが、しかし彼はランニングを欠かさなかった。
それは、もはや『努力の領域』を逸脱し『ミッション(⇒使命)』となった。
クラブの本格的な練習も、ひとつ下のカテゴリーでコンディションを整えた。
時間は冷淡に、規則正しく刻まれた。
↑ ランニングに出かける前のコウスケ
8月の定期診断の後、現場復帰の許可が出て、徐々に実戦に慣れていった。
島根遠征では、一つ下のカテゴリーでトレーニングマッチに参加させていただいた。
結果は予想外であった。
やはり、一つ下のカテゴリーで練習の質の向上を目指した。
ふと振り返ると、コウスケのジュニアユースの活動期間が残り短くなってしまった。
活動期間の半分は、ケガとの闘いだった。
今から本格的な復帰のステージに移行する。
猛暑(酷暑?)は、少しばかり緩和された。
そして”秋の匂い”が漂い始めている。
コウスケは復活の階段を登りはじめ、夢のレンガを積み重ねている。
でも残さた時間は限られている。
そして、こんな不条理な願いをしてしまう。
そんなに早く秋にならないで・・・・。
時間よ、どうかもう少しゆっくり秒を刻んで下さい。
今日と明日(8月21日・22日)の2日間、コウスケの所属するクラブが主催するCUP戦が開催された。
カテゴリーはU-14のため、3年生であるコウスケは出場できない。
しかし彼は朝早起きをして、後輩のU-14の選手のお父さんの車に乗って会場準備へ出かけていった。
どうやら3年生の”お手伝い選手”の参加率は、最近の低調な選挙の投票率さえも大きく下回ったようで、かなり淋しがっていた。
しかし、今回のCUP戦を主催して下さったU-14のお父さんから大変ありがたいメッセージをいただいたようだ。
彼のちょっぴりブルーな気持ちは、大きく晴れたようだ。
オヤジも褒めてやった。
「人のために動けない人は、その人のために人は動いてくれなくなりますから」
裏返せば、人のために動ける人は、その人のために動いてくれる人がいますから・・・・
コスケはそんなことは考えていないだろう。ただ単にCUP戦に拘わっていたかっただけなんだろう。
それで十分。
後輩たち、明日も頑張れ!
靭帯再建手術からちょうど丸9ヶ月目。
2013年8月15日(木)Mドクターの定期診断。
結論から言うと、『実戦への復帰』が許可された。
但し、勿論”いきなり全開”は不可。
徐々に、そして少しずつコンディションを上げるよう指示された。
リハビリセンターへ行くと、すでに主治医のMドクターから指示書が出ていた。
リハビリ療法士の先生は、主治医からの指示書を見て、リハビりトレーニングのメニューを変え、さながら”アスリート・トレーニング”の内容になった。
ここまで激しくトレーニングしていいのだろうか?
そんなトレーニングは30分も続いた。
接触プレーを想定し、リハビリ療法士の先生はコウスケとショルダータックルを繰り返した。
先生は右肩を押えながらこう言った。
「コウスケ君、少しは”遠慮”するってことを覚えたら?」
リハビリの先生。
「ボクは今、何人かの”スポーツリハビリ”を担当しています。今、コウスケ君が最大のアスリート・トレーニングです。次回のリハビリ(トレーニング)は、最後の時間帯でいいですか?コウスケ君の後には、患者さんの予定を入れたくないですから。」
悪夢から、1年5ヶ月。コウスケはフットボーラーとして、階段を駆け上がる準備が整った。
実は2日後の、トレーニングマッチで合計40分の出場を果たした。
結果は・・・・? 上々だったらしい。
復帰後、初ゴールも決めたらしい」
”徐々に、少しずつ” 地域トップリーグへの復帰の階段を駆け上がることにしよう。
全体練習に参加できるようになって、再びサッカースパイクを履いてプレーしています。
ボクのクラブのホームグランドは綺麗な人工芝です。
履いていたスパイクの足先の皮の部分に穴が開いてしまいました。
別のスパイクは小さくなりました。
そうしたら、本格的な復帰前に、父さんがスパイクを買ってくれることになりました。
ボクは小学生のころからずっと、スパイク選びにはこだわってきました。
ですから、ボクは今回”銘柄指定”をすることにしました。
そして”adidas PATHIQE(パティーク)X TOP”を希望しました。
↓ adidas PATHIQE(パティーク) X TOP
理由は大きく分けて3つあります。
先ず、1つ目。以前は、よく噛むスパイクを履いていましたが、今はヒザに負担がかからないように、円形スタッドのスパイクを履くようにしているからです。
2つ目。ボクは典型的な日本人の足で、『甲高幅広』だからです。このシューズは履いているうちに、どんどん自分の足にフィットしてくれるからです。
3つ目は、一歩、前に出るためです。実は、このスパイクを履くのは2回目です。ボクにとっては、大変重要な”出会い”があったモデルだからです。
(重要な出会いに関しては、この記事をクリック→”以前の記事"
但し、今回はカラーチェンジしました。以前は”黒”でしたが、今回はチームカラーにしました。
さあ、このスパイクを履いて、以前躍動していた場所と空間に戻り始めることにします。