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ガッツ コウスケ~愛すべきサッカー大好きガッツ小僧の成長記録~
~『イングランド代表(?)』への軌跡~

真ん中に蹴らなかった本田圭佑。真ん中から動かなかったブッフォン。

2013-06-21 00:17:11 | オヤジのコラム

コンフェデレーションカップ 第2戦。日本 VS イタリア。

結構昔からサッカーを観ているオヤジにとっては、ワクワクするような対戦である。
一昔前(この定義はかなり厄介だが・・・・)であれば、”惨劇の目撃者”になる可能性が大いにあったであろう対戦である。
侍ブルー VS アズーリ。
もう少しで”金星の証言者”となってもおかしくない戦いだった。

試合全部を映像で観ることができなかったので、その戦いのすべてを総括するのは慎まなければならない。
だから、確実に見た得点シーンを・・・・・・

日本が岡崎の頑張りで得たPK。やはりゼッケン”No.4”は、当たり前のようにボールを持って、心の準備を始めていた。
本田圭佑はしっかりと抱きしめていたボールを愛おしそうにペナルティスポットにプレイスした。
この時点で色々なことが模索され、想像され、待望された。

本田圭佑は、真ん中に・・・・・蹴らなかった。
相手キーパーのブッフォンは、真ん中から・・・・・動かなかった。

強豪国の絶対的守護神は、本田圭佑をかなり注意していたようだ。
その一瞬には、いろいろな思惑や覚悟や戦術的要素がぎゅうぎゅう詰になっていた。
笛が鳴った。本田圭佑が助走を始めた。

本田圭佑は・・・・・真ん中に蹴らなかった。
ブッフォンは・・・・・真ん中から動かなかった。

本田圭佑の蹴ったボールは右サイドに決まった。
強豪国イタリアの本気度が凝縮された瞬間であった。
また、ブッフォンの本気さが、普通のPKと一線を画した凄みを見せつけていた。


結果は残念なものとなったが、イタリアをここまで本気モードにしたことが、日本にとっての最大の収穫だった。
真ん中から動かなかったブッフォンは、日本の対戦を、とても格調高いものにした。





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