9月18日夜携帯にコウスケからの電話。
『母さん迎えに来て。膝を怪我した。歩くのも痛い。』思わず『右』って聴いたら違う『左』。
膝が痛い。それを聴いただけで、涙が出る。すぐ迎えに行った。
翌日仕事が休めないので、主人と病院へ。
念の為MRI検査の予約を入れ、別の日に私と病院へ。
検査の結果・・・・・・・写って欲しいものが写っていない。
医師から『前十字靭帯』って言葉を聴くだけで私は涙が頬をつたう。
大きな病院へと言われ前回お世話になった病院へ、担当医へ。それから私はずっと泣いていた。
『何故?コウスケばかり。何故?』
私は現実が受け入れない。総合病院での診察。万に1つ億に1つ間違いであって欲しいと思ったが、診断結果はあっさり、そして淡々と私たちに伝えられた。
『左膝前十字靭帯断裂、半月板損傷』
聴きたくない。信じたくない。けどこれが事実。現実。
受け入れたくないけど受け入れないといけない。
コウスケはすぐに手術することを決断した。
そのコースケに私は『サッカーを辞めて欲しい。』と言った。
けど、コウスケはすぐに『辞めない。』と私に言った。
『また必ず復活するから信じて欲しい。』と。
コースケは手術をし、リハビリが始まり、松葉杖と一緒に歩き始めた。
もうすぐその松葉杖も取れ、自分の足だけで歩き始める。
私もまだ涙が出るがその姿を見守っている。
サッカー復帰の為頑張るコウスケを応援すると決めたから。