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kosukeのきまぐれWORLD

アイドルやら音楽やらスポーツやらを好き勝手に語ります。

ラリー・ジャパン紀行(その2)

2007-11-02 23:09:37 | WRC
あらかじめ、おことわりしますが、この記事は、ラリー・ジャパン2007における、私kosukeの周辺に起こった事象を中心に記した記録であり、RJ戦線に関してのレポートではありませんこと、ご了承願います。

レグ1デーは、雨にたたられました。北愛国サービスパークを出るころは、かなり疲労してましたね。しかし、幸いだったのは、早めに切り上げたこと。だって、翌日は早朝のリクベツSSを観戦する予定でいたからね。その日は、軽い食事を済ませ、早々に宿へ。

で、レグ2のスタート。3時起きで3時半スタート。まあ、ふつうなら尋常じゃありませんが、RJ期間中は、当たり前でしょう。ドライバーの私としても、集中してますから、バチっと起きて、暗い中を颯爽とスタート。オートマの日産ノートじゃ、飛ばしようもないんですが、普段、インプSTIに乗ってる私は、久々のオートマに、新鮮さを感じてました。でも、ブレーキのタイミングが、つかみづらかったですけどね。

そうして、6時頃、リクベツに到着。ここは、過去3年連続で訪れた会場。懐かしさを感じましたね。とか思いながら、コース内のバス乗り場へ向かっていたら、コーディネーター兼コドラのジョンブルさんが、「今日はコースのバスツアーがありますよ」とか言い出して、そのまま受付へ。たった1000円で、RJのコースをバスで走れる!なんといい企画じゃ!ということで、それを申し込んで、バス乗り場へ。
で、今回のお目当ては、Bエリアといって、急の登りの途中に、級カーブがあり、そこをドリフトしながら、さらに登っていくという、かなり迫力のあるスポット。
写真を撮るには、絶好のポジションだったにもかかわらず、真横のアングルなため、スピードについていけず、結局、いいカットは数えるくらいでした。





で、さっき言った、コースツアーに備えて、早めにSSを切り上げ、メイン会場の戻ったところ、なにやら場内放送が・・・。よく見ると、コースツアーの受付に、入れ替わり立ち代わり人が・・・。なんと、コースツアーは、悪天候のため、中止に。確かに、霧雨ではありましたが、朝からずっと降ってはいましたし、前日は相当降ってるはず。リクベツは、その日、2回のSSがあることから、コースの保全のためにも、やむを得ないでしょう。(結果的に、このことが、その日のそれからの充実したサービスタイムに導いてくれたことになるのですが・・・。)
そこで、我々はしばし考慮時間へ。リクベツの2回目のSSを見るか、サービスパークへ戻るか。このとき、あまりはっきりと口にはしませんでしたが、コドラのジョンブルさんは、早めにサービスへ戻りたい、と思っていたんだろうと思います。彼は、このRJに備え、いろんなトップドライバーのミニカーを準備し、サインをもらおうとしていたのに、初日のサービスでは、雨にたたられ、収穫なしに終わってたのを、私は知ってましたからね。私も、そのまま2回目のリクベツSSを待つには、待ち時間が長すぎるなあ、という思いはありました。まあ、半分くらいは、それでも、全ドライバーの走りを見たいという思いもありましたけどね。
でも、結局、サービスへ戻ることに。でも、これは、結果的には、いい方に転んだのかなあ、と思います。

サービスに着いて、買い物などしながら、ドライバーの帰りを待ちました。とりあえず、ジョンブルさんに合わせ、シトロエンのサービス前でしばらく待っていましたが、ローブは出て来る雰囲気なし。そうしているうちに、PWRCカーが戻ってきました。
もともと、私のターゲットはPWRCドライバーでしたから、とりあえず、ジョンブルさんとは、待ち合わせはヒギンズのサービス前、ということで別れて、PWRCのサービスコーナーへ。で、その日のターゲットは、ポイントこそ今ひとつ取れてないものの、圧倒的な速さを見せ付けている、フィンランドの若手、ユホ・ハンニネン。さすがに、若手のホープだけあって、サービス前には、WRCチームほどではないにしろ、そこそこ人が集まってましたね。
サービスに戻ってきたハンニネン、スタッフと軽く調整した後、早めにファンの前に出てきてくれました。私は、RJ2007のアルミプレートを掲げて「ユホ!」と叫んでました。結局、ユホと、コドラのミッコ・マルックラが快くサインしてくれました。で、いつのまにかジョンブルさんも来ていて、彼はフィンランド語で語りかけていました。これは、効いてましたね。かれもサインをもらい、盛んにフィンランド語で声をかけてました。

そうこうしてるうち、ハンニネンの隣のテントにサービスを陣取っている、私が応援するマーク・ヒギンズがサービスへ戻ってきました。ハンニネンの前から流れてきた人もそこそこいたんですが、テントから出てきたヒギンズに「マーク!」と最初に声をかけたのは私でした。既に、ハンニネンのサインをもらっていたアルミプレートを差し出したところ、真っ先に来てくれて、サインしてくれました。その際、前々から言おうと思っていた言葉「ぼくは、あなたが今年のPWRCチャンピオンになることを望んでるよ!」と声をかけました。(もちろん、英語ですよ。)そしたら、彼は、「それは難しいかな。私は腕を痛めてしまってるんだよ。」と返してくれました。たしかに、腕を曲げたまま、サインしてましたし、4,5人にサインしたところで、行ってしまいましたからね。そういう意味では、私はその日マークからサインをもらった数少ないファンだったんだな、と、ちょっと自慢できるかな。
まあ、そんな感じでレグ2は終わりました。

で、肝心のWRCはどうなんだ、というと・・・まあ、そこは次回、レグ3につながる話の中で、触れましょう。
長くなりましたので、今回はこの辺で。

ラリー・ジャパン紀行(その1)

2007-10-31 21:42:05 | WRC
今回が私にとって3回目のRJとなりましたが、無事完走してまいりました。(スタートはちょっと遅れてますが・・・。)

まあ、レグ1の夜の雨から始まり、トップ2のリタイヤ、リエゾンでのあのドライバーとのバトル、帰りの空港での祝福の握手・・・と、いろんなことがありました。到底、1回では書ききれませんので、今日から少しずつ、思い出を呼び起こしながら、書いて行きたいと思います。

まずは、26日金曜日。レグ1の日です。私は会社に休暇をもらい、朝10時10分の飛行機で、小牧空港(=県営名古屋空港・・・奇しくも、今日、戦闘機の事故が起こった空港です。)から、帯広空港へ。12時頃、帯広に到着。天気は曇りで、気温もそれほど寒くなく、まあまあのコンディションでした。

私の大事なパートナーであり、コ・ドライバーでもあるジョンブルさんは東京から来るので、13時45分頃、空港で合流。
空港でレンタカーに乗り込み、いざ、サービスパークへ。

しかし、この時点で、既にラリーは大変なことに。そうです、ポイントリーダーのマーカス・グロンホルムにトラブル、との情報。いったいどうなるんだろうという思いで、北愛国へ向かう。

14時過ぎにサービスパークに着いた時点で、マーカスは既にリタイヤ。ちょっと待ってよ!私は今回、マーカスを応援するために来たんだよ!という思いは、しとしとと降る雨に流されてしまいました。

ということで、趣向を変えて、相棒とともに、セバスチャン・ローブのサービス前に陣取り、出てくるのを待ってました。
しかし、あいにく、雨足が強くなり、セブも出てくる気配なし。相棒は、セブのサインをもらうことが今回の大目標とのことで、その場に居座る体制。

しかし、特にセブに興味を持っているわけではない私は、PWRC組が帯広スーパーSSを終えて帰って来るのを見計らって、あらかじめ計画ていた、PWRCのポイント2位につけている、マーク・ヒギンズ(英)のサービス前へ。ちなみに、ヒギンズはイギリスではトップドライバーであり、なんと、生まれた年は違うものの、私と誕生日が同じという、ただならぬ因縁のあるドライバー。今回はなんとしてもマークと接触したいというのが、私の大目標でした。
ということで、雨の中、ヒギンズのサービス前で出待ちしてました。
サービスに戻ったマークは、まず監督やエンジニアと打ち合わせをし、その後メディアの取材を受けてましたが、しばらくすると、休憩をとりに行く際に、テントから出てきました。その時、彼のサービス前にいたのは私一人。すかさず「マーク!」と声をかけ、持ってきたスケッチブック(ユニオンジャックを貼り付け、「Go!Mark Higgins!」と書いたもの)を見せると、雨の中、笑顔で近付いてくれ、ササっとサインしてくれましたが、話をする余裕はありませんでした。
しかし、極東の果てのこの日本に、あの雨の中ずっと待っていた、ヒギンズファンがいた、ということを、彼に知らせることができたかな、と、満足した私です。
ちなみに、サインをもらったページは、雨でユニオンジャックが少し滲んでしまいましたが、これも、あの雨の中でもらったサインなのだ、ということの証ですから、私にとってはいい思い出のページとなりました。

ということで、初日は雨との戦いに明け暮れ、結局トップドライバーはほとんど出てこなかったようで、相棒のジョンブルさんはサインをもらえず、消化不良のまま、サービスを後にすることに。

しかし、カッパは着てたんですが、そこそこ濡れました。と同時に、疲れました。
翌日は朝イチのリクベツに参戦。厳しい戦いが始まったなあ、と思わせるレグ1でした。

ということで、レグ2以降は、次回ということで、今回はこれまで。

今日からラリー・ジャパンへ

2007-10-26 01:15:38 | WRC
私、本日、帯広へ旅立ちます。
3回目のラリー・ジャパンへ参戦して参ります。
ここまできたら、ぐちゃぐちゃ言わず、とにかく、満喫してくることだけに集中します。
日本で、WRCが開催されるということだけで、幸せなことですからね。

おそらく、近い将来、ラリー・ジャパンが開催されない年が来ることが予想されますから、開催されることだけで、感謝しなければいけませんよね。

幸い、天気ももちそうですし、私の相棒のソニーα100の手ぶれ防止機能が、威力を発揮してくれるでしょう。

今年は、リエゾンを減らして、スポットを絞っての観戦計画なので、少し余裕はりますが、早朝のリクベツの寒さも体感できそうですし、やはり、苦難の道だろうなあ。

まあ、そんなことも含めて、WRCですから。

では、行って帰ります。

WRCラリー・ジャパンまであと1週間!

2007-10-18 22:46:32 | WRC
最近、私のブログは石原さとみちゃん一色の雰囲気なんですが、WRCを忘れたわけではありませんよ。
今年も行きます、名古屋発で帯広まで!

第2回から参戦して、今年で3回目のRJです。

思い起こせば過去2回、2005では、土壇場でペターが岩にヒットしてリタイア→ローブ勝利。2006では、圧倒的早さを魅せていたグロンホルムが、やはり最終日にミスして、大きくタイムロス→ローブ勝利&通産勝利数新記録樹立。

つまり、どちらも2位やむなし状態だったローブが、漁夫の利を得てるわけです。(もちろん、ローブも全力でプッシュはしていたでしょうが、無理はしてなかったはず。)

しかし、今年のローブは、そんなこと言ってられないでしょう。過去2回はポイントを大きくリードして向かえたRJでしたが、今回は追う立場。しかも、今シーズン、グラベルではマーカスには勝ってないはず。

方やマーカスも、ここ2戦で6ポイントも差を詰められ、現在4ポイント差。で、残りは3戦。グラベル2、ターマック1。なんとも微妙な状況ですから、ローブにプレッシャーを与えるには、ぜひともRJでは勝って、最低でも2ポイント差を広げたいところでしょう。

つまり、つまりですね、今回のRJは、現在のトップ2ドライバーの、マジ勝負が観れるわけです。たぶん、観てるだけで、いや、観てなくても、SSの途中経過見てるだけで、緊張しまくりでしょう。

あと、忘れてはいけないのが、PWRCの新井さん。結果次第ではここでチャンピオンが決まるかもしれない、という期待も大。

いやいや、なんとも楽しみなRJですよ。

正直、経済的な面とか考えると、かなり苦しい面はあるのですが、私にとっては、年に1度のお祭りみたいなもの。
観れるステージは限られますが、まあ、観戦、というより、参戦というイメージなんで、リエゾンやサービスパークも含め、じっくり楽しんできたいです。

しかも、帯広開催は今年まで、という話もありますから、今のコースは見納めになるかもしれません。帯広の町やSSが開催される町、そして、地域の皆さんへの感謝など、いろんな思いを込めて観てきます。

どうなるラリー・ジャパン07?

2007-09-27 21:12:39 | WRC


超久しぶりに、WRCネタ行きます。
なんと言っても、私にとっての3回目のラリー・ジャパン(RJ)が、1ヶ月後に迫って来ましたからね。
その前に、石原さとみちゃんがらみのイベントも予定されてますが、それはともかく、今年もRJに参戦できるってことは、幸せです。
(読んでくれてるかな?今年も、チケット等でお世話になったジョンブルさん、おおきに。)

で、ここまでのWRCはというと、先日、引退宣言をしたマーカス・グロンホルム(FIN)が、スノーとグラベルで勝ち星を重ね、ターマックでも着実にポイントをゲットして、ニュージーランドを終えてトップに立ち、ライバルのセバスチャン・ローブに対して10ポイントの差。残り5戦中3戦はローブ得意なターマック。しかし、必勝を求められる中で、確実に3つ取れるのか?
また、それ以外の2戦はジャパン(RJ)とGBのグラベル。RJでは、昨年断然の速さを見せつけ、最終日後半のミスさえなければ、マーカス圧勝だったはず。
そういう意味では、マーカスがターマックを無難にこなし、グラベルでRJで勝てば、一気にチャンピオンに王手、という形に。
そうなると、今年のRJは、チャンピオン争いという意味では、カギを握る一戦になりそう。
そんな現場を生で見れるんだなあ・・・。

私、過去の流れやしがらみを捨てて、マーカス・グロンホルムの通産3回目のチャンピオン獲得を全力で応援します。
過去3年、楽勝してきたローブに、WRCの厳しさを教えてやってくれ!それがあなたの最後の大仕事ですよ、マーカス!

ラリー・フィンランドの感想(完走?)

2007-08-06 23:25:08 | WRC
ラリー・フィンランド、終わりました。
今回は、私、テニスの合宿という、若者のような生活であったため、携帯サイトで結果を追うこともできず、帰ってみたら・・・。

しかし、今年のフォードは、完全本気モードですね。

プロスポーツの世界、○連覇っていろいろありますよね。
テニスの世界だと、今年、フェデラーがウィンブルドン5連覇を達成。あの、神様ボルグに並んだわけです。来年も勝つと神様を超えるわけです。

で、WRCはというと、04、05、06とローブが3連覇中。で、開幕早々は今年もローブ・・・っていう雰囲気だったところ、大ベテラン、もしかしたら今年が最後かも、とも言われるグロンホルムが、スノーとグラベルで勝利を重ね、9戦終わって2位ローブに13点差となってます。

フィンランドから投入されたフォードのニューマシン、少なくともグラベルではシトロエンを上回っているようです。しかも、グラベルの中でも比較的高速ステージが多いフィンランドで、ヒルボネンまでがローブに大差をつけたということは・・・このマシン、化け物かもしれません。これで、ターマックでも勝つようなことになれば、間違いなく、ローブの連覇は止まります。

過去何年も他チームの後塵を拝していたフォードが、昨年、四半世紀ぶりにマニュファクチャラータイトルをゲット。これも、グロンホルム効果なのかもしれません。近々引退が噂されるWRC界の重鎮にドライブしてもらうことで、フォードというチームが生まれ変わり、今年は本気でドライバー、マニュファクチャラーの完全制覇を取りに来てますよ。もちろん、その影、いや表かもしれませんが、ロリオーの作るマシンの速さということもありますが。

残り7戦。これからはローブ得意のターマックラリーが増えてきます。そして、勝たなければならないプレッシャーと戦うローブを見ることになるでしょう。

ここまで来たから、はっきり言いましょう。
私、フォードの応援にまわります!!!
去年、帯広で、私はマーカスに言いました。あなたは来年きっと勝てる!と。
そう言った以上、私はその姿をこの目で見なければなりません。
よし、今年はフォードカラーをまとって、いざ北海道じゃあ!

アクロポリスラリー終了:久々の雄姿!

2007-06-03 23:56:43 | WRC
つい先ほど、アクロポリスラリーが終了。スカパーでは、最終のスーパーSSと表彰式の生中継もあり、いいシーン見せてもらいました。
結果は、おおむね、Leg.3スタート時のままでした。
優勝:グロンホルム
2位:ローブ
3位:P.ソルベルグ
以下、ヒルボネン、H.ソルベルグ、アトキンソンの順。
PWRCは、見事、新井トシさん優勝!!おめでとう。
私の応援するヒギンズは、粘りの走りで4位。今後に期待です。
で、鎌田さん6位!これも立派。

なにはともあれ、コンストラクター3チームのエースがそろってポディウムにあがったことで、後半戦の盛り上がりを期待させてくれましたね。
特に、ペターの久々のポディウムフィニッフュ!たぶん、わざとでしょう、フィニッシュの停止位置を通り過ぎて、バックで戻るなんていうおとぼけも見せてくれました。マシントラブルもあり、2強からは離された3位でしたが、ステージウィナーも取ってるし、マシントラブルがなければ、あわや、と思わせてくれました。
スバル陣営も、後半戦にむけて光明が見えてきたんじゃないでしょうか。
しかし、なんと言っても、マーカス、おめでとう!ここでのマーカスは、ホント、強かった。速く、しかも安定してました。これで、2位ローブとは9ポイント差。まだまだ安全圏などではないけれど、追うローブにしてみると、リタイヤ=ノーポイントのラリーが出ると、とたんに厳しくなります。そういうプレッシャーの中での王者の追撃、見せてほしいものです。彼が、真の名チャンピオンになるための、大きな関門でしょう。
そんな、後半戦の盛り上がりを期待させてくれたアクロポリスラリーでした。

今日のスーパーSSを見てて、なんか、ギリシャに行ってみたくなりました。
もともと、ギリシャは私の尊敬するソクラテスやプラトンが生きた町です。ラリーがなくても、行ってみたいところですが、そこで、こんな素晴らしいラリーが開催されるなら、時期を合わせて行ってみたいですね。
私、幸い(?)今のところ、独身ですから、永年勤続休暇(たぶん、H22年にもらえます)で行く手もありますし、それまで待てなければ、誰か相手を見つけて(これは至難の業ですが)、新婚旅行で、ラリーに合わせて、ギリシャ旅行なんていうのも、企んじゃおうかなあ、なんて不埒なことを考えていた、今日でした。

アクロポリスラリーLeg.2終了:やるじゃんペター

2007-06-03 12:28:14 | WRC
アクロポリスラリーもLeg.2を終了。
途中までは、グロンホルム、ペター・ソルベルグ、ローブのかなり接近した3つ巴状態でしたが、グロンホルムが徐々に差を広げ、Leg.2終了時点で、2位ローブに43秒差。これはかなりのアドバンテージです。
SS14で、ダンパーのトラブルに見舞われたペターはローブと約25秒差の3位。ローブが守りに入るとすると厳しい差ではあります。
3位ペターから4位ヒルボネンまでは1分以上の差。
ということは、アクシデントがなければ、この順位でフィニッシュする可能性大ということでしょうね。

しかし、今回のグロンホルム、前戦サルジニアのローブのリタイヤにより、ポイントリーダーとなったことで、目が覚めたのでしょうか。ほぼ全ステージ、安定していて、かつトップタイムや2位のタイムを連発。これは、「ストップ・ザ・ローブ」の強い気持ちが戻ってきたということでしょうか。だとすれば、うれしいし、頼もしい限りです。長年にわたり、歴代の名ドライバーたちとしのぎを削ってきた、数少ない現役ドライバーのグロンホルム。今期限りで引退?という話も出ていますが、このままローブ時代の脇役として終わってほしくないですよ。
グロンホルムにとっては、ローブが得意とするターマックラリーでは、やや苦しい以上、グラベルラリーでは、確実に差を広げておきたいところでしょうから、アクロポリスでのこの走りは、理想どおりということでしょう。

一方、このラリーで目覚めたもう一人、ペター。相変わらずのマシントラブルで、ブレーキとなりましたが、それでも途中まではステージウィナーにもなるなど、見せ場を作りました。結局3位にはなりましたが、マシントラブルがなければ、ローブと僅差の2位争いを続けていたはず。結果はまだわかりませんが、後半戦に向け、スバルにもやっと光が見えてきたようです。

ローブにしてみれば、グロンホルムが得意とするグラベルでは、2位であればよし、と思ってるかどうか。ともかく、ポイントリーダーの座から転落した王者。シーズン半ばにして、追いかけるローブというシチュエーションはここ数年なかっただけに、どんな追い上げを見せるか、見せてもらいましょう。

PWRCの方では、うれしいことに、新井さんが断トツのトップ。トラブルがなければ優勝間違いなしというポジションにいます。これまで、比較的安全な走りをしてきた新井さんですが、ここで優勝となると、ドライバーズタイトルにかなり近付くことになりますからね。がんばれ、トシ!

最後に、私と誕生日が同じ、マーク・ヒギンズ。6位でポイント圏内にはいますが、7位のアル-アティアとは2秒差。そして8位の鎌田とも38秒差。厳しいポイント争いになりそうです。ということは、鎌田さんのポイントゲットの可能性も出てきたぞ。PWRCからも目が離せませんよ。

ラリー・アクロポリススタート

2007-06-02 00:03:25 | WRC
いよいよ、ラリー・アクロポリスがスタートしました。
ふたを開けてみると、以外や以外、SS7まで、スバルの二人が2位、3位につける好走。まあ、スバルはいつもすんなり終わらないチームですから、静かに見届けましょう。
SS7終了時点で、トップはグロンホルム。これは、流石というところでしょう。でも、P.ソルベルグは約5秒差、アトキンソンは約7秒差と、スバルの二人との差は10秒以内。ここまでは、ポディウム圏内の大接戦といえますね。
その3人に続き、トップから約10秒差でローブが追い、以下差なく、ソルド、ヒルボネンと続き、次位のH・ソルベルグはやや離された7位という体制です。
まだまだ序盤ですから、先は見えないとはいえ、いつもの、ローブの先制パンチが不発で、追う立場の立っているところが、これまでと違うところです。
ということは、これから、ローブの攻めのドライビングが見られるということなのでしょうか?ドライバーズポイントでも、グロンホルムに遅れをとっているローブに、余裕はないはず。そういう意味では、今回は、追いかける王者ローブの走りが見られるのかもいしれません。見ものです。
とにかく、6位のヒルボネンまで11秒差。トラブルがなくても、3つ4つのステージで、いくらでも入れ替わる状況でしょう。なんか、久しぶりに、上位のつばぜり合いが見られるようで、今のところ、ワクワク感大です。

また、PWRCでは、新井さんが現在3位。今回も無理せず、きっちりと行くんでしょうか。ただ、PWRCには、トラブルがつきもの。まだまだこれからでしょう。

ちなみに、私が密かに応援する、私と誕生日が同じ(年違いですが)のマーク・ヒギンズが参戦してますが、SS7時点で13位。PWRCトップのハンニネンからは5分近い遅れ。でも、パンクやらリタイヤやらあれば、まだまだわかりません。期待してます。
また、鎌田さんが11位。9位のバルダッチまでは約20秒差ですから、まだまだ上位は狙えます。がんばれ、鎌田!

なにか、ここまではワクワクする、ラリー・アクロポリスです。

ラリー・アクロポリス間近

2007-05-31 00:04:19 | WRC
今週末は、第8戦のアクロポリスです。これが終わると、WRCは約2ヶ月開催がありません。まあ、前半戦の最終戦みたいなものでしょうか?
私、今まではスバルファンとして、いろいろ書いてきましたが、これからは、素直に一ラリーファンの目で見ていこうと思ってます。
もちろん、本音はスバルの復活を祈ってますが、あまり思い込みすぎると、ラリー自体が面白くなくなってしまいますからね。
しかし、今シーズンは、優勝争いの接戦が少ないです。ここまでは、ローブぶっちぎりの優勝か、ローブのリタイヤに伴う2位の繰り上がり優勝みたいなパターンが定着しつつありますよね。たぶん、ローブもすごいんだろうけど、C4の出来も素晴らしいんでしょう。そうなると、現時点ではグロンホルムがリーダーだけど、やっぱりローブ有利は変わらないんじゃないかなあ。
でも、サルジニアでのローブリタイヤによって、グロンホルムとヒルボネンには、多少なり”色気”は出てきたんじゃないかなあ、いや、出てほしい!
今、ローブwuthC4に立ち向かえるのは、BPフォードの二人しかいない。
まずは、アクロポリスで3強の接戦を期待したいです。
まったくもって、私欲なんだけど、ラリージャパンまでは、競ったポイント差で来てほしいからね。