何でも実習生の実習日誌

電子工作、模型スチームエンジン工作など、何でも工作が大好きです。
手持ちの工作機械は卓上ボール盤だけ、全て手作りです。

USB接続ハードディスクが異常になった

2022-12-03 10:30:28 | 電子工作

2022/11/30(水曜日) 晴れ

 

オイらはよくわからないのにいろんなことに手を出して遊んでいます。

パソコン遊びも、もう何十年も前に、「マイコン工作」に手を出してからベーシック・コンピュータ、

MS-DOSマシン、Windowsマシンへと変化しながら今に至っています。

  注 「マイコン工作」とは言っても現在のマイコン(マイクロコントローラ)とは全く異なり、

    4ビットや8ビットの1チップ・マイクロコンピュータを使用して組立てた「マイ・コン

    ピュータ工作」のことで当時はまだ「パソコン(パーソナル・コンピュータ)」などという

    言葉はなかった・・・と思います。 

その当時から「学科苦手・実習大好き」の実習生ですから半世紀以上の長きにわたってこんな工作を

して過ごしてきましたが、ハンダ付けや配線・組立が少しは上達しただけで理論的なこと、学術的な

ことなのど理解はほとんどできていません。 ただ、こんなことをして楽しんだことは誰にも負けな

い、と自負しております。(バカだねぇー、こんなことは自慢にもならないのにねぇ・・・)

 

そんなわけでもう廃棄するような古い機器も使っています。

Windows98じゃなきゃ動作しないフイルムスキャナー、タブレットボード(XPで何とか使える)

などがあって未だに98マシンもXPマシンも使っています。

今回のテーマのUSB接続ハードディスクもそんな古い機材の1つです。

 

このUSB接続ハードディスクはもうかれこれ10年?くらい使っているでしょうか。

相棒のもう一台とペア(正・副)でデジカメ写真の保存に使っています。

写真の保存用ということで、普段は電源を落としてパソコンとの接続も外してします。

そしてたまには動作確認も含めてパソコンに接続して使用しています。

今日もそのつもりで動作させたのですが、パソコンに接続したときのアクセスランプが不規則に点滅して

パソコンが認識してくれません。

おや?、どうしたのかな?、 アクセスランプが点かなくなってしまいました。

電源アダプタ(12V1.5A)が壊れたのかな?

同じ規格の他のアダプタに交換してみましたが、状況は変わらずです。

USBハブの接続口をいろいろ変えてもダメです。

USBケーブルを変えてみました。 その時アクセスランプがチラチラ・・・と点滅しました。

「おっ、これが原因かな?」 と安堵したのもつかの間、また同じようにダンマリになってしまいました。

なおもUSBケーブルの接続口(USB-TYPE_B)を何度も抜き差ししてみました。

すると時々アクセスランプが点灯します。

どうも、すぐ隣にある電源アダプタのプラグに触れると状況が変化するみたいです。

「あれっ? この電源アダプタ―のプラグ差し込みが原因かな?」 と確認を始めました。

 

 

プラグと結合するジャックを調べるにはハードディスクのケースを開けなくてはなりません。

しかしケースはしっかり閉まっていてそれを固定しているであろう「ネジ」類は一つもありません。

もうこれは隙間に何かを差し込んで無理やり開くしかありません。

小さなドライバーの先端を隙間に差し込んで力任せで押し込みました。

”ペキッ”という音がして少しづつ隙間が広がっていきました。 そして”パカッ”と2つに別れました。

 

電源プラグと結合するジャックの部分を点検しました。

 

問題になりそうな箇所が3か所見受けられました。

 

ジャックの周囲電極(GND電位)の接続は問題なしでした。

 

中心電極(ピン電極)との導通には異常が見られました。

導通はあるのですが抵抗があります。

 

場合によっては大きな抵抗値になります。

 

そこで中心電極のカシメ部分の緩みを疑ってハンダ付けしてみました。

 

カシメてある部分をハンダ付けしましたが・・・

 

しかしやっぱりダメです。 導通は不安定で抵抗値があります。

でも、装置を動かしたりすると抵抗値が変化します。

ジャックに差し込んだプラグを動かすと抵抗値が変化します。 これが原因かな?

ジャックの中心電極を調べてみました。

 

何だか中心電極(ピン)がぐらついている感じです。

 

ジャックの中心電極(ピン)は何だかネジ止めで固定されてる感じです。

プラグを何度も抜き差ししているうちに少しずつ回転して緩んでしまったのかもしれません。

ジャックの狭い隙間に先細のペンチでピンを挟んでピンを回転させて締め付け固定しました。

締め付け後の導通試験。

導通テストでは抵抗値0Ωとなりました。

 

PCに接続して認識されているかどうか確認しました。

”USB-HD3ー2TB(T:)”の表示がありました。 回復したようです。

 

回復して予備機に復帰したHDD3。 よかったよ!!!

 

無理やりケースを開いてしまった外付けハードディスクーNo.3。

左右のケースは固定するための”爪”がほとんど壊れてしまって固定ができません。

隙間ができていてちょっとうごかすと蓋はパカっと外れてしまいます。

しかたが無いのでセロテープで貼り付けました。

機番を示すテプラ・テープでちょっと体裁をよくしましたが・・・・・

まぁ、正常に動作してくれればそれで良いので気にしない・・・(ちょっと気にしている)

何とか直ってくれてよかったです。

 

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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USB接続不良 (団塊工房)
2022-12-07 16:03:38
 コネクタ接続不良の原因まで追求する根気に頭が下がります・・・。
大昔、4ビットとか8ビットのマイコンをCPUとしたコンピュータシステムの構築に、レジスタ用のプリンタユニット等がジャンク屋さんで売られていたことを思い出しました。コンピュータシステムを自作する人がいるのだと感心したものです。
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ケースを開けなくても直せたのに・・・ (実習生)
2022-12-08 20:18:40
団塊工房さん、こんばんは。
お久しぶりですね。 私は相変わらずパソコンで遊んでいます。
先日は古いUSBハードディスクのトラブルで大変でした。
先に原因が分かっていたならケースを開かなくても直せた故障でした。
ガバガバになったケースはセロテープで張り合わせてOKとしました。

そうですね、もう何十年も前のこと、職場でもマイコンクラブなんていうのがあって、
工作技術を競ってました。

キャッシュレジスタ用の小型プリンタをジャンク屋で買いました。
「信越電気」って懐かしい名前でしょう。 ここが好きで良く買い出しに行きました。
今の秋月電子の前身かな? 懐かしい思い出です。
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