何でも実習生の実習日誌

電子工作、模型スチームエンジン工作など、何でも工作が大好きです。
手持ちの工作機械は卓上ボール盤だけ、全て手作りです。

広帯域アンプ工作  - IC(μPC1676G)の供給電圧を下げてみました -

2017-01-28 20:44:57 | 電子工作

2017/01/28(土曜日) 晴れ


ケースに入れる前の剥き出しの基板の時は正常なスイープ波形が観測されたのに
ケースを作って基板を収めたら、異常な波形になってしまった。
何だかわからないけど基板とケースのアース接続を調べたり、入力配線をシールド
してみたりしたけど状況は変わらなかった。
参考にした政策記事によると、ICに供給する電圧を下げるとゲインを下げられる、と
いうことなのでその実験をしてみた。


昔、作った電圧調整器があったのでそれを引っ張り出して9V電源とアンプの3端子レギュレータ(5V)の
間に挿入して電圧を下げるようにした。


低い電圧から徐々に高くしていった。




供給電圧が2.2Vを越えるとアンプが動作し始めてスイープ波形が出始めた。
まだ、減衰域にあって「アンプ」ではない。



電圧が2.39V(微妙)で0dBラインに接近した。



2.4Vで20dBのゲインが得られた。



2.9Vでは35dBにもなった。



3.0Vでは38dBぐらいかな・・・



3.2V供給では更にゲインは上がったが波形に乱れが見られるようになった。



3.5V以上では全体に乱れが出始めた。











こんなテストの様子を動画でご覧ください。





供給電圧を3Vにすれば何とかなりそうだ。
ゲインも38dBほどある。
約80倍の電圧増幅度だから相当大きい。
3Vなら乾電池2本だ。
回路電流も15mAぐらいだから問題ないだろう。
明日は乾電池で動作させてみよう。

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