2018/12/05(水曜日) 曇り後晴れ
IFTを使ったIF(455KHz)増幅回路は何とかできた。
今回はそれにセラミック・フィルターを組み込んでみた。
回路はこんなもの。
セラミック・フィルター周りの結合コンデンサや接地抵抗の値をいろいろ変えて実験してみた。
入力にはテストオシレータの455KHzを接続して増幅された出力をオシロスコープで観測した。
最初は出力が出なかったり、異常発振が起きたりして手こずったが何とか増幅してくれるようになった。
このときの増幅度は約100倍(40dB)だった。
出力のスペクトラム?は簡易スペアナ(NWT-150)で観察してみた。
結合コンデンサや接地抵抗はどのくらいにしたらいいのかは皆目見当がつかない。
手持ちの適当なものをとっかえひっかえして実験してみた。
セラミック・フィルターの結合コンデンサ=10PF 接地抵抗を2.6KΩした時のスィープ波形。
接地抵抗を100KΩにしたときの波形。 出力は大きくなる。
結合コンデンサを100PFにしたときの波形。
結合コンデンサを1000PF(0.001μF)にしたときの波形
結合コンデンサを0.01μFにしたときの波形。
何だかんだわけのわからない実験を繰り返したがそれらの波形を合成するとこんなグラフになった。
キャパシタンスや抵抗値をいろいろ変えても、どうしても共振点のピークが2つになってしまう。
セラミックフィルターの結合のインピーダンスマッチングがうまく行かないのだろう。
(そんな難しいことはオイらの手には負えない。)
セラミックフィルターを初段に入れればどうなるだろう?
明日はその実験をしてみよう。
それともう一つ問題がある。
それは今回の計画は第1中間周波数には10.7MHz、第2中間周波数には455KHzを使おうと
思っているのだが第1局発はスイープゼネレータ(自励発振)を使うので自由に設定できるが第2局発は
10.7MHz+(-)455KHzとして11.155MHz(10.245MHz)の水晶発振子が
必要になる。 こんな中途半端な水晶片があるんだろうか?
まぁ、第2局発も自励発振(VFO)にしてしまえばいいんだけどね。
いや、いや、とんだ大ドジを踏んでしまいました。
原因はセラミックフィルターの接続間違いでした。
今日の再テストで間違いを見つけました。
先日の初テストの時は正しい接続していたのに、今回、回路を組む時に思い違いをして
出力端子と接地端子を逆にしてしまいました。
ホント、測定器が無いときは「知らぬが仏」で気楽に工作していましたが、
NWT-150のおかげで「楽しさ?」が倍増してしまいました。
メーカー製の場合はアンプの前に入っていることが多いです。
なまじ高級測定器が有ると手間取りますね。