何でも実習生の実習日誌

電子工作、模型スチームエンジン工作など、何でも工作が大好きです。
手持ちの工作機械は卓上ボール盤だけ、全て手作りです。

アンテナ回路(同調回路)の周波数を確認してみた

2022-01-30 16:43:29 | 電子工作
2022/01/30(日曜日) 晴れ

スーパーヘテロダインでは受信した電波とLOCが発生した
高周波とを混合して生じる「中間周波」を「IFT」という
同調周波数を455KHzに固定した高周波トランスで選択
増幅するのでLOCは受信周波数に対して常に455KHzの
差を持った高周波を発生する必要がある。

昨日はLOC(局部発振回路)の周波数を確認してみた。
高い周波数に向かうと周波数の変化が大きくなっていくので
グラフでは右肩上がりで跳ね返っていくカーブになっている。
発振コイルのコアを変化させて周波数範囲を変化させてみたが
どのカーブも同じようになる。

アンテナ回路の同調周波数がこれと同じカーブを描けば問題は
無いのだが・・・・・

測定はこんな感じで行った。


信号はテストオシレータから出力し、同調点と周波数の確認はオシロスコープで行う。



バリコンのダイヤル目盛を1つずつずらして周波数を記録していく。
同調コイルの周波数範囲を高い方から低い方と変化させるために
コイルとコアーの位置を変化させてみた。

これが普通の位置。 コイルがコアーの中央にある。グラフではコア位置1とした。


コイルをコアの左側に寄せてある。 コア位置2。



コアを半分抜いた位置。 コア位置3とした。



得られたデータはこれです。


上記データーのグラフ。


受信同調コイルもやっぱり高い周波数ほど出っ張る右上がりのカーブだ。
変化の具合はLOCのそれとほとんど同じだ。
このカーブだとLOC発振周波数と受信同調周波数の差を一定にすることはできない。
でも周波数が低い方はその差は少ない。
ダイヤル目盛2か3ぐらいを594KHz受信にすれば大丈夫かな?



コメント (4)
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