★ Zoom Up ☆ KOFU 市民レポート ★

甲府市の市民レポーターがこうふの話題をお届け!

上下水道の施設紹介

2014-08-04 17:10:57 | 地域スポット

~身近で大切な「水」のお話~


こんにちは市民レポーターのキョンです

 

今回は皆さんに、甲府市の上下水道の施設をご紹介します。
先日、甲府市上下水道局の施設を見学する機会がありました。
僕が訪れたのは、上水道施設の平瀬浄水場と、下水道施設の甲府市浄化センターです。
皆さんが毎日、飲み水やお風呂などに使用している水は、3つの施設から供給されています。
北部にお住まいの方は平瀬浄水場から、南部にお住まいの方は昭和町の昭和浄水場から、
中道地区にお住まいの方は中道水道からです。

 


僕が見学した平瀬浄水場は、甲府市北部や甲斐市の一部に至る広い地域に供給しており、
県内最大の近代的な浄水場です。
その歴史は古く、施設の建設が始まったのが、なんと明治42年(1909年)とのこと!
かつての厚生省から、「水道水のおいしい都市」や「近代水道百選」に選出されるなど、
県内外において高い評価を得ています。

水道水がつくられる仕組みは、大きく4つに分かれています。
1 川の水から、泥・砂・ゴミを取り除く。
2 小さなゴミや砂を取り除く。
3 塩素を入れて消毒する。
4 きれいになった水を貯めておく。

 

そして、1から4の過程は、最新のコンピュータシステムで管理されています。
ここでは、市のほぼ全ての水道施設を管理しており、
そのおかげで昭和や中道は無人でもちゃんと動いているそうです

 

これは、2の施設の1つで、「急速ろ過池」です
水の中の小さなゴミを、無煙炭・砂・砂利の層に通して取り除いています。

 

こちらは、4の施設の1つで、きれいな水を貯めておく「浄水池」が地下にあります。
ここから皆さんのご家庭に水が供給されるんですね

 

僕が次に訪れたのは、下水道施設の甲府市浄化センターです。
市内の約95%の方が利用している下水道の処理を、ほぼ一手に担っている施設です

下水道の処理過程は、下の写真を見ればお分かりのように非常に複雑ですので、いくつかを紹介するに留めます

 

 

ここは、「水処理施設中央監視室」です。施設全般の管理、運転をここで行っています

こちらは「最初沈澱池」という場所です。最初にこの池を下水がゆっくりと流れ、大きなヨゴレなどが取り除かれます

そして、このエアレーションタンク(反応タンク)で下水に微生物のかたまりを混ぜ、
空気を吹き込んでかきまぜながら汚れを分解させます 

その後、塩素消毒処理などを経て、きれいになった水が笛吹川に放流されます。

 

 

以上、簡単ではありましたが、甲府市の上下水道の施設を紹介してみました!
僕自身、水は非常に身近なものであるがゆえに、普段は詳しく知ろうと思っていませんでした。
しかし、色々な施設を見学することで、たくさんのことを知ることができ、改めて上下水道の大事さが分かった気がします。
これから、暑い甲府の夏が本番になり、皆さんも水の利用が多くなるのではないでしょうか?
この機会に、ぜひ身近で大切な水に興味を持ってもらえたら嬉しく思います

 

**************

予約をすれば施設見学ができます

平瀬浄水場施設見学
甲府市浄化センター見学

**************

 

平瀬浄水場施設

甲府市浄化センター


この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 無添加の石けんづくりに挑戦... | トップ | 公園ミステリー »
最新の画像もっと見る

地域スポット」カテゴリの最新記事