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甲府市の市民レポーターがこうふの話題をお届け!

甲府の農業がギュッと詰まった「甲府市農業センター」

2021-06-17 15:58:29 | 紹介

再び農業センターに潜入!(『広報こうふ』6月号こぼれ話)


 

市民レポーター村上由実です

 

皆さま、「広報こうふ」6月号「とびだせ!市民レポーター!」、ご覧になっていただけましたでしょうか

 

『広報こうふ』6月号

 

広報誌では、4月に「甲府市農業センター」に訪問した様子をお伝えしました。

今回は、紙面でご紹介しきれなかった内容と、2カ月経った農業センターの様子をお伝えしたいと思います

 

取材でお話を聞かせてくれたのは、甲府市農業センターのお2人

取材前、

「ここは取材するようなおもしろいことなんかないですよ」

とおっしゃっていましたが、決してそんなことはありませんでした

 

誌面でご紹介した「パワーアシストスーツ」も「電動剪定バサミ」も私にとっては初めて見るもの

 

特に「パワーアシストスーツ」は、旅行に行くような大きなバッグに入っており…

どうやって付けていいかわからない…

誌面では装着後の満足げな様子をご紹介しましたが、実は装着するのも一苦労だったんです

きっとお2人のサポートなしでは付けることができなかったと思います。

お忙しい中対応してくださり、本当にありがとうございました。

 

 

それから2カ月、再び農業センターを訪ねました

最初に私を迎えてくれたのは、枇杷の樹。

出荷用ではないためまったく手入れをしていないそうですが、たわわに実っていました。

早速1つお味見を(笑)

続いて梨のところへ。

4月に白い花を咲かせていた樹は、2カ月経って実を付けていました

こちらは「幸水」。

そして、こちらが「鴨梨(ヤーリー)」。

どちらも、枇杷と同様出荷用ではないため、授粉も摘果もしていないそうですが、自然の力でここまで育っています

食べられるようになるにはあと2カ月ほど。次回は梨のお味見をしたいですね

 

その後、取材時新芽が出ていたブドウ棚のところへ。

4月は空間だらけだった棚がコチラ。

2カ月経ってこんなに密になっていました

この日行われていたのは、シャインマスカットの“ジベレリン処理”。

ジベレリン処理は、地元では通称「ジベ」とも呼ばれ、成長過程の房をジベレリン溶液に浸すことで、ブドウの種をなくしたり、粒を肥大化させたりする役割があります

本来この液は無色透明ですが、未処理の房と処理済の房を判別しやすくするため、食紅等で着色しています。

 

処理済の粒がうっすらとピンクに着色しているのがわかりますか

昨年は長梅雨の影響で、「晩腐病(おそぐされびょう)」​というブドウの実が腐ってしまう病気が多発し、山梨県のブドウに壊滅的な被害がありました。

この対策のため、今シーズンは棚の上に雨除けのビニールを付けた生産者さんもいるのだそうです。

 

農業は常に自然と向き合っており、天候の影響がまったくない訳がありません

生産者さんがどれだけ考えて対策をしても、一瞬にしてその努力を奪われてしまうこともあります。

私たち消費者にできることは、そこにある野菜や果物が当たり前ではなく、たくさんの努力の基にできていることを知り、感謝していただくことなのではないでしょうか

 

■Go!Go!市民レポーターが行く

2021年6月号・甲府市農業センターに潜入!(2021年6月号)

https://www.city.kofu.yamanashi.jp/daisuki/reporter/shimin/tobidase/202106.html

 

■甲府市農業センター

https://www.city.kofu.yamanashi.jp/nogyoshinko/nougyoucenter/index.html

 

 


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