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甲府市の市民レポーターがこうふの話題をお届け!

かずさんの街散歩vol.17

2021-06-10 11:36:45 | 紹介

伊勢地区


 
こんにちは市民レポーター「かずさん」こと武田和巳(68才)です。

私は“健康のために甲府の街を散歩しながら、新しい発見をする”を目標に、

市のホームページに掲載されている『甲府市ウォーキングマップ』を見ながら31地区のコースを歩き、中高年の立場で各コースを紹介していきます。

 

 

前回<vol.16 貢川地区>の記事はコチラ

vol.1:東地区Aコース vol.2:千塚地区北側コース vol.3:大里地区<アイメッセコース> vol.4:里垣地区西コース vol.5:住吉地区全周コース vol.6:玉諸地区 vol.7:北新地区 vol.8:湯田地区 vol.9:春日地区 vol.10:石田地区 vol.11:中道地区 vol.12:池田地区 vol.13:国母地区 vol.14:朝日地区 vol.15:甲運地区 vol.16:貢川地区

番外編1:「米倉山太陽光発電所」と「ゆめソーラー館やまなし」

番外編2:市立甲府病院 栄養管理士さんのお仕事紹介

 

****コースの紹介****

第17回は、<伊勢地区>です。

地区名の由来はさまざまあるようですが、以前は遠光寺村と言われ、明治8(1875)年に稲門村になり、明治36(1903)年に伊勢町となったそうです。町の西側には荒川が流れています。散歩コースも荒川河川敷のサイクリングロードを歩きました。

 

『甲府市ウォーキングマップ』p.15に掲載

伊勢地区のウォーキングマップはコチラ

 

①2021年5月4日、「甲府市立伊勢小学校」からスタートしました。

マップと飲み物を持っていざ出発!!

②平和通りを甲府駅方向に向かって歩いていきます。甲府之証の「甲州地どり市場」、「遠光寺」の脇を通りそのまま進みます。

③コンビニの信号で平和通りを渡り、そのまま道なりに荒川方向へ進みます。

④荒川土手の手前にある大きな木の元に「大山石尊大権現」と「水神社」の碑があります。大山石尊大権現は天保4(1833)年建立。神奈川県伊勢原市大山の頂きに大山阿夫利神社の上社があり、その隣の巨石が石尊大権現の本尊と言われているそうです。

水神社の碑は「御膳水の碑」とも言われ、明治天皇巡幸の際、この地の井戸が、御膳に供する水「御膳水」に選ばれたことの碑だそうです。

荒川の土手に出ます。土手からの景色は最高ですね!!

⑤土手の階段を下りて河川敷に出ます。階段にはパパと散歩中の子がいました。

サイクリングロードを下流に向かって歩いていきます(自転車がスピードを出してくることがあるので気を付けてください!)。

新平和橋と身延線をくぐり…

その先のY字路で左方向に行き、土手を上ります。

⑥矢車草の茂った土手の道は、高校生の通学路。女子高生達が自転車に乗って颯爽と風を切っていました。

道なりに進んで行くと、平和通りに出ます。

⑦平和通りを甲府駅方面に進み、身延線のガードをくぐり、その先のコンビニ前の「伊勢四丁目中」の信号で反対側に渡ります。

甲府南消防署を通り過ぎると、間もなくGOALの伊勢小正門に到着です。

お疲れさまでした。この間の平和通りは両側に電柱が無く、空が広く感じました。

**** 見所紹介1 近くの神社仏閣 ****

  • 宝塔山 遠光寺

日蓮宗のお寺で、建暦年間(1211~13年)に建立。水害等により天文年間(1532~55年)に現在地に移築されたとのこと。今の本堂は法隆寺(奈良)の夢殿を模して造られたそうです。

  • 住吉山 千松院

曹洞宗のお寺で、天正年間(1573~1591年)、武田家が荒川の水難除けに創建されたと言われています。昭和20(1945)年の空襲ですべて焼失し、昭和45(1970)年に現在の本堂を再建したそうです。本尊は釈迦如来。

**** 見所紹介2 荒川河川敷のさまざまな野草 ****

春になると、荒川の河川敷には矢車草をはじめたくさんの野草が咲きます。散歩をしていてもピクニック気分に浸れます。

**** 注意!! 特定外来種「オオキンケイギク」 ****

5月から7月にかけて、荒川の河川敷などに、黄色の鮮やかな花がたくさん咲いているのが見られるようになりました。この花は平成18(2006)年2月、環境省に特定外来生物に指定された「オオキンケイギク」です。“見かけたら駆除するように”とされています。特定外来生物を飼育・栽培・保管・運搬・販売・譲渡・輸入・野外に放つなどは原則禁止されており、違反すると懲役・罰金の罰則があります。

オオキンケイギクは北米原産の多年草で、一度定着すると在来の野草を駆逐し、辺りの景観を一変させてしまう性質を持っています。防災上の面でも、土手がオオキンケイギクに侵食されると芝生が枯れて土手が弱体化し、洪水に耐えられなくなる恐れがあるそうです。

 

日本全国に広がっているようで、山梨県もいくつかの市町村ですでに問題視されています。

甲府市内でも荒川や貢川、相川の河川敷に広がっており、道路の両側にオオキンケイギクが多数咲いている所を車で通りましたが不気味な感じがしました。早い時期に駆除する必要性を強く感じました。

処理する際は、根から引き抜いたものを2~3日天日にさらして枯死させるなどした後、ゴミの分別方法に従って処分する必要があります。草刈り機で根を残して切っただけでは駆除にならないそうです。

オオキンケイギク駆除に関する下記URLをご参照ください。

■環境省

https://www.env.go.jp/nature/intro/4document/files/p_ookinkeigiku_zenkoku.pdf

■山梨県

https://www.pref.yamanashi.jp/shizen/gairaiseibutu/ookinkeigiku.html

 

**** コースの感想 ****

<伊勢地区>は、荒川の広々とした河川敷と護岸からの眺めがとても気持ちよく、伸びのび歩けました。サイクリングロードはジョギングしている人、散歩する人、親子連れ、河川敷でテニスする人達といろいろ。このエリアの神社仏閣は、水神社、千松院など荒川に近いことから、水難除けが多いようでした。

今回の散歩で初めて「オオキンケイギク」を知りました。大変迷惑な植物であることがわかり、本当に“景色が一変する”ことも実感しました。何とか早く駆除できる手段が見つかればと思います。

 

****【かずさんの 勝手に5段階評価☆】****

※トイレ、駐車場は、必ず施設の許可を得てから使用してください

 

甲府市ウォーキングマップ

https://www.city.kofu.yamanashi.jp/kenkoese/kenko/kenko/kehatsu/walking.html

 

 <参考>

『こうふ 私の地域・歴史探訪 ~甲府を紐解く31地区の軌跡~』

https://kofu-tourism.com/news/77

 

 

 


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