前回分 Civ5の新要素を解説(1) ~ 都市国家・資源・社会政策について ~
はい、こんばんは、ゆっきぃです。
前回のCiv5についての解説では、都市国家・幸福や資源・文化や社会政策について解説しました。
Civ5には他にもたくさんの新要素があるので、今回はその続き。
能率的な国家を運営する為に前作Civ4でも重要だったのが、都市の特化性。
これは経済都市、生産都市(軍事都市)、偉人都市など、それぞれに役割を与えて都市作りをして、
特化させるように成長させたほうが効率が良いというもの。
今作ではこの特化都市の存在が前作以上に重要となっている。
というのも、今作では前作と違い、都市改善に維持費がかかるようになっているからだ。
例えば、兵舎を建設すると1ゴールドの維持費が毎ターン消費されるということであり、維持費用は施設ごとに異なっている。
兵舎は最初から経験値を得た状態で軍事ユニットを生産する為の施設であり、
逆に言えば、軍事ユニットを生産させない都市で兵舎を建設しても維持費用の払い損ということになる。
つまり1都市か2都市程度、軍事ユニット生産に特化させた都市を作り、そこにだけ兵舎を建設したほうが維持費用が節約できるということ。
上記画像がその例である。
我が軍事都市ロストフの都市画面で、周囲は鉱山と馬資源によりハンマーが豊富で、ユニット生産に向いた立地の都市となっている。
沿岸に立地しているので魚資源で食糧を賄え、軍艦も建造できる軍港都市も兼ねている。
当然、兵舎や港(艦船類の生産速度アップ) など、軍事都市としての施設しか建造していない。
左上の都市ステータスを見れば、Production(生産力) が19.55と高いが、Gold(金銭) やScience(研究力) は6.25と10.5しか産出していない。
典型的な軍事特化都市である。
逆に経済・科学都市として発展させた例が、上記の首都モスクワの画像。
農場と魚資源により食糧をたくさん調達し人口を増やし、ハンマーよりも金銭と研究力のタイルを優先して開発している。
また画面右のほうに表示されているように、Civ4からのおなじみSpecialist(専門家) も2人雇って加速させている。
都市ステータスを見てもらえれば前述した軍事都市ロストフとの方向性の違いは明白であり、
Productionが9しかない代わりに、GoldとScienceはそれぞれ33.75と26も産出している。
経済・科学都市である。
都市改善も、穀物粉や水車などの食糧貯蓄施設や、図書館や大学などの研究力増加施設は建設しているものの、
兵舎・武器庫・港などの軍事関連施設はなんら建設していない。
これで維持費用が最低限に保て、そして最も効率的なのだ。
ちなみに維持費がかかるのは都市改善だけではない。
今作ではMAP上に敷く道路にも維持費がかかるようになっているので、
前作までのようにどこもかしこも道路だらけにするということはできない。
なのでよく考えて計画的に道路を敷設する必要性がある。
上記画像はアメリカの首都ワシントンから北・西・南の方向とシンプルに伸びる3本の道路。
基本的に道路は都市同士を結ぶのと、軍事戦略上どうしても必要なルートにのみ敷設する方が良いだろう。
ちなみに今作では資源と都市を道路で結ぶ作業は不要で、資源は都市圏内にありさえすれば利用できる。
また上のワシントンの画像を見れば、Civ3やCiv4からのプレイヤーたちは都市圏の形がいびつなことに違和感を感じるかもしれない。
今作では都市圏の広がり方が均一ではなく、文化が蓄積することによって自動的に1ヘックスずつ広がる仕様となっている。
広がる方向は選択することはできず、概ね資源や河川に向かって伸びる傾向があるようである。
広がるヘックスは都市画面で確認でき、例えば上のモスクワやロストフの画像を見れば紫に囲まれてるヘックスがそれである。
もしも自分で広がる方向を指定したいとき、もしくは都市圏の拡張を急ぐときなどは、都市画面から土地を購入することができる。
こうすると即座にヘックスが広がり、例えば丘陵や資源などの確保を急ぎたいときなどに利用すると良い。
1ヘックスごとに安ければ50ゴールドとか、都市から離れるほど高くて200ゴールドや300ゴールドなどする。
購入できるのは都市から3ヘックス先までである。
お待ちかね、スタック廃止についての解説。
Civ5が従来のシリーズよりも一番ぱっと見て変わったのはここだろう。
スタック制が廃止されたことにより、1ヘックスには1ユニットしか存在できなくなった。
つまり大軍ほど多くのヘックスを占有し、多くのヘックスに広がる布陣は隠蔽が困難であり、
そして狭い土地では行軍や作戦行動でも混雑状態となったりする。
緊張状態の国家同士では国境に軍隊を並べあったりとか、さながら見た目からして冷戦状態になったり。
こういうところはなんとなくCiv3チックな風景で懐かしい感じがある。
そして弓兵やカタパルトなどの攻城兵器は遠距離攻撃が可能な代わりに近接戦闘能力が低く、
つまり戦争では剣士などを前に出して前線を維持し、その後ろから弓兵などが遠距離攻撃で支援するという形が基本となる。
地形も重要で、丘陵や森の向こう側には遠距離攻撃が届かなく射程距離が減じられたりするので、位置取りも考慮する必要性がある。
横方向に縦深のない半島のような地形では、上記画像のように陸地横いっぱいにユニットが並んでしまったり。
このような地形では混雑し行軍も戦闘も一苦労である。
今作では輸送艦のようなユニットは廃止され、必要技術を開発すれば、陸上ユニットがそのまま海へ入ることができるようになる。
ただし陸上では強力なユニットも、海を渡っている最中は無防備なので、敵海軍に撃沈されないように護衛艦をつける必要がある。
そしてスタックが廃止されて当然、多くのユニットを海に浮かべると広範囲の護衛が必要となってしまう。
しかし上陸部隊と護衛部隊の艦隊規模が一目でわかるこのシステムは、あまりに大規模な上陸部隊だと、
さながらノルマンディー上陸作戦のような感じにユニットが海に敷き詰められ、その大艦隊はかなり迫力がある。
敵の大規模上陸艦隊が沖合に姿を現すと、ドイツ軍でいう彼らは来た な気分に浸れるだろう。
Civ5解説は以上です。
長かったから2記事に渡ってしまった。
まぁそれだけCiv4からの変更点が多岐にわたり、変化があるということです。
まだまだ日本語版の情報は出てないですが、必ずどこかしらから発売されると思われるので、
日本語版が出たらCiv4のときみたいに、当ブログで主催するので読者の人たちも一緒にレッツマルチプレイ大会やりましょう!
みんなと同盟組んだり戦争したりするときを楽しみにしてるよ!
買っちゃおうかしら・・・でもマルチは日本語版でみんなすると予想して我慢するさっ
戦争に必要なユニット数ってやっぱり減ってるんですかね
面白そうだ。
日本語買ったらまた遊ぶかー
結局、RUSE買わなかったし・・・
とりあえず英語版購入し、眠れぬ夜を過ごしております…
だいぶユニットの使い方の認識を今までと
変える必要があるのね。
スタック出来ない&遠距離があるってことは
弓系も都市攻略にも欠かせないユニットになる
感じか・・・
俄然面白そうだw
英語版買って先にやるべきか、日本語版を待ってマルチするか・・
英語版持ってる人多いなら先に買ってマルチやりたいな
それがいいね。
日本語版がでたらマルチしようぜ!
>>小久保
だいぶ減ってる。
ユニットを生産するハンマー自体がかなり重くなってるから
文明全体で10体も軍事ユニットいないのに戦争したりとか普通なぐらい。
>>スタック廃止ということは艦船ものUnknown
そのとおりである。
艦船類も都市外におく必要がある。
>>のえる
なんでRUSE買わなかったんだよー。
いまクラン内でブームなのに。
なんにせよ、早い段階になんらかの発表があるかもね。
いまsteam版が日本から買えなくなってるし。
>>弓兵の遠距離攻撃があるってことはのUnknown
そうだね、弓兵は1~3体いると都市攻撃においてけっこう強力。
今作は古代よりも近現代がかなりテコ入れされていて、面白いよ。
石油などの資源量と相談して軍編成を考えるのが。
>>とうまさん
なんでもいいからやろうぜ!
結構速かったね、29日までなら待てるので日本語版かうぞな!
ありがとうございます
いえいえ。
参考にして頂いてありがとうございます。
良いCiv Lifeを!:)