いつかどこかで。

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神戸から発信しています。

バチーン!

2017-10-01 | フットボールの話。

何年前だったかな。もう10年近くなりますかね。社会人でプレーを続けていく中で、一度だけ長期間、戦線離脱したことがありました。それは骨折や靭帯断裂みたいな「わかりやすい」ケガではなく、ふくらはぎの『肉離れ』でした。見た目にはまったくわからず、聞いた側も「ふーん、肉離れね」って感じで、だいぶ軽く受け取られがちなアレです。

京都での練習でした。走りものだったか、キッキングの練習だったか忘れましたが、なんせまっすぐにダッシュしていた時に、背後から野球のボールをぶつけられたのです、足に。そして“バチーン!”という大きな音を立てて、僕はもんどり打って転がりました。“誰やねん、こんなところに打球を飛ばしたヤツは”・・・瞬時にそんな事を思って、痛む足を押さえながら後ろを振り返ってみたのですが、誰も野球なんてやってないし、周りに野球のボールなんて落ちていないし・・・そう、ボールが当たったわけではなかったのです。その位大きな音を立てて、筋肉が剥がれてしまったのですね

肉離れ、地味なんです。骨折ならわかりやすく松葉杖をついて歩くのでしょうけれど、病院へ行っても「安静にしてください」と言われるだけ。とにかく筋肉がくっつくのをただただ待つしかないので、トレーニングはできませんし、変に力むのもNG。心穏やかに、おとなしく過ごすしかなかったのです。

さらに、いつになったら完治したのか、これもわからないのが厄介でした
おそるおそるジョグしてみて、でも踏ん張るのが怖くて、全力ダッシュなんてまだまだできない・・・結局、無事に元通り走ることができるまでには半年近くかかってしまいました


僕のフットボール人生の中で、本当〜に地味なのですが、一番大きなケガになりました。骨折のほうがマシやん!なんて思っていました、当時は・・・




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