ヘボのアルバム (続編)

四季折々の戯言を・・・
そこから何が読めて来るか?

     『 脅威だった “ユキノシタ”・・・ 』

2023-06-22 12:23:10 | 日記

             

毎日のように山野歩きをしているが、気に入った山野草等、早々、見られるものでもない!!! 今迄大群落を成していた『サクラソウ』位がいい所だ・・・ 一時、乗鞍山頂で蘭の大群落かと大喜びしたことがあったが、何のことはない、それは『コバイケソウ』だった・・・ コバイケソウだって山野草だと言えばそうだろうが、老い惚れの感覚では山野草の部類には入れていない。馬鹿デカ植物だからだ・・・ 昨今『クリンソウ』の群落を発見したがこれとて40~50㎝の背丈にもなる輩で可愛らしさを感じるには程遠い。対象はせいぜい14~5㎝の背丈位にした・・・

この世の中に『ダイモンジソウ』と言う輩がある。一時嵌って集めたことがあった・・・晩秋、毎週のように富士見の植物園へ通っていた。 この変異個体は実に多い!!! 背丈の精々10㎝以下で実に可愛らしい!!!この時代婆ちゃんと木曽の阿寺渓谷に行ったことがあった。 極々普通の白花『ダイモンジソウ』だったがあの大峡谷の岩肌にしがみ付く様に咲いていたのを見て感激したことがあった。比較的作りやすい山野草で癒されていた時代だった。この時の大感激があったのでこの手の山野草には興味が湧く。

所で、花型を見ると『ユキノシタ』と『ダイモンジソウ』ソックリさんだ!!!!! 葉の紋様もよく似ている。 系統的に同じ種に属しているのだろうか?ただこの御仁は馬鹿でかく趣味家が収集するというような類ではない? 庭に植えても大株になりやや見苦しい!!! でも今回この赤花を見て少々考え直した・・・ 何でこんな山道脇にあったのだろう? その昔はれっきした渓谷沿いの山道脇だった。

 傍からこの株立ちを見ると白花に見えたが何となく奇怪?怪しかった!!!

こうして大写しして見ると『ダイモンジソウ』ソックリだ!!!だが違っていた・・・ 5弁の上3枚に点が幾つも幾つも飛んでいて此奴が虫達を呼び付けるポイントに!!!雄蕊と雌蕊は離れているが雌蕊は中央にデンと君臨している・・・ そしてソシテだ・・・ 媒介役の蟲さんを見付けた・・・ それは小型の『花虻』さんだった・・・ 結構濃色の色を抱いる奇麗な『花虻』だった。暫くはコイツがどんな役割を果たしているか?追い掛け回しその行動を画像に収めた・・・ 撮影にはカメラ2台を使った・・・Sigma  sd H   Quatrro  、OM-1 これに最高のレンズを付けた!!! sd-H  には70㎜のカミソリ・マクロレンズをつける・・・撮像素子:5600万画素。これにリミッターが付いたマクロレンズを使うから蟲さんさへ逃げなければ大接写が採れる。。。そして、OM-1には今一番評価が高いマクロレンズ:90㎜を付ける。これにもリミッターが付いているので物凄い迫力の蟲さんが採れる。。。

これ等は貴重な画像だ・・・ 花粉魁を運ぶ蟲さんは花によってそれぞれ違うから不思議、この世の中の役割分担はよくできている・・・拡大して見るとハナアブの複眼まできれいに解像している・・・ 先日の『ムラサキ・ツユクサ』の超小型花蜂さん同様此処にも媒介者が居てくれるからこの『ユキノシタ』は大株へと数を増やしていったのだろう・・・

後方の花呆けもきれいに再生されている・・・

 

 

 

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