ヘボのアルバム (続編)

四季折々の戯言を・・・
そこから何が読めて来るか?

     『 驚くべき環境適応能力のその後・・・ ② 』

2017-11-10 09:45:44 | 日記

             


極々当たり前に考え蟲に学習能力が携わっている!!!、こんな事誰しも思わない、考えた事も無いのが常識的な考えだ!!!
蟲と言えば数多く居るがその多くが昆虫と考えても不思議はないだろう!!!
昆虫と言えば
頭部に複眼と単眼そして一対の触角を携え、胸部には一対の翅と3本の対を成す脚、そして腹部には消化器系と生殖器官を擁している、と定義出来る・・・

この蟲、地球上の動物の3/4を占めていて世界中には数百万種もいる!!!
言うなれば生き物の大半はこの蟲:昆虫によって占められている!!!
実に良く出来た軆を擁し、大繁栄をして来ていると言えよう!!! 生息域は極々限られた狭い範囲でも生き残れ且つ僅かなる餌でも生き永らえる所に脅威を感じる! この地球上を席巻していても不思議ではない!!!
もう5~6年前、いやもっと経つかもしれない?
正月番組を見ていて「成程!!!!」と頷けた歳があった。
今やこの地球上は恰も人間族が万物を牛耳っているかのように思う方が多いだろうが、決してそうではない!!! 
世界中で見苦しい争いが起きていて実に嘆かわしい!!! 人間族、今のような生活が未来永劫に続けられないだろう? 地球誕生46億年の歴史の中で多くの覇権者達が栄枯盛衰を繰り返してきた歴史を辿れば明々白々である!!!
その暁には蟲さん:昆虫族がこの地球上を席巻するだろう!!!!と予言していた。。。。。。。
そこに描かれた地球上の生き物はカミキリムシともゴキブリとも言えない蟲さん達がこの世の栄華を極めていた!!!!!!!
yはこれを見て成程!!!と、思った!


蟲さん:昆虫の勉強をし出して長い年月が過ぎた・・・
何と言っても蟲さん:昆虫の優れた所はその體の構造にあるだろう!!! これを知らなくして「驚くべき環境適応能力の素晴らしさ」を語れないからだ!!!
誰しも動物と言えば人間や犬猫、牛、山羊等哺乳動物を思い浮かべる方が多いだろう。
これ等の赤ちゃんや生殖活動も直ぐ様思い浮かべる・・・
成程、哺乳動物も優れた点を多く持っているが、yはこれ等の哺乳動物の他昆虫族に興味を曳く・・・・・・・・
もう、彼是75年も前から甲虫鍬形、そしてジスガリ:ヘボちゃんと戯れて来た・・・ 思い起こせばまだ国民学校に上がる前からだった!!!
八ヶ岳山麓の広原、延々と広がる山野を駆けまわり遊んで来た。。。。。
取分け、蝉の生態やジスガリ:ヘボの生態については悪餓鬼にしては卓越した知識と観察力を持っていた・・・・・
一寸、5分も歩けばこれ等の蟲さん達に直ぐ様行き会えたからだったのかも知れない?
75年と言う長い年月の中で老いが目立つようになりこれ等の蟲さん達の本性解明にメスが入ってきた!!! これは生い立ちを考えれば当然の成り行きだったのかも知れない?
そこから見えて来たのは、蟲さん達の素晴らしく合理的な體の構成・構造だった・・・


然らばその合理的體の構造とは? 
蟲さんの體は頭部、胸部、腹部から成る事は既に述べた。
そして我々哺乳動物とコイツ等が大きく違う点はコイツ等、各所に脳及び脳の補助的神経節を各部に持っているという事である!!!!!

脳の補助的神経節はその働きの多くは脳ソノモノであるという事は特出すべき点だ!
頭部、胸部、腹部の各神経節は動的には十分賄えているのだが機能全体としてはやや不十分でそれは頭部にある本物の脳に依って集中中枢駆動され本来の機能が出来るという仕組みには驚かされる。
その代表的な働きが頭部の口器、口でありキノコ体と言われる脳ソノモノであり、胸部の翅であり、脚である。 腹部には生殖系の器官や消化器系の器官、そしてあの恐ろしい刺すという毒針系統が存在し、その働きは個々に独立して遂行される!!!
首を刎ねられたり、体が寸断されていても神経節が生きている間はあの毒針が出入りしよく刺された!!!と言う話を聞くが実に興味深い!!! 腹部神経節が生きている間は十分に殺傷能力があり、この働きに依って刺された!!!と言う訳になるのである。
蟲さんの場合、神経節は各節に全部で15~16個もの神経節がありこれ等は個々にその任務を果たすが、全体としての相互機能は脳であるキノコ体によって賄われコントロールされる!という仕組みになっている。 キノコ体は、当に中枢神経の主の働きをしている・・・
非常に興味深い體の仕組みを形成している!!!  
これは取りも直さず蟲さん達の體の動き敏捷性を高めるという得意技を生み出しているのだ!!!

さて、蟲さんの中でもスズメバチ族は特別これ等の神経節や脳の発達が太く群を抜く!!!

驚く事にミツバチやスズメバチ族はこの脳の発達が際立っていて、脳であるキノコ体の質そのものは人間脳資質とそうは変わらないレベルだという!!!!! 敢て違う点を見付けるなら脳ソノモノの量が小さいだけなのである!
この事実は蟲さんの中でも特出すべき事で我々蜂狂が「スガレ追ひ」遊びに興じられるのはこのキノコ体の質的高さに依存しているといえよう!!!

老い耄れ爺が「スガレ追ひ」遊びの中で暫し経験する餌取りヘボちゃんがこの老い耄れ爺の手からでないと餌を貰わない!!!!と言う特異現象を暫し見て来た!!!
そこには完全に学習されたヘボちゃんの行動が見られ実に興味深い!!! 
こう言う学習能力が随所に見られこの蜂族の卓越した優秀性を見る事が出来る!!!
学習能力は色々な場面で垣間見られる!!! 「スガレ追」遊びが出来るのはこうした学習性の高さ故に成り立っていて これを最初に編み出した先人の凄さ には敬服する!!!
親父さんから聞いた話だが、yの親父さんの親父、詰まりお爺さんは八ヶ岳山麓でこのスガレ追ひをしていたらしい!!! 逆算するともう100年も前の事になる!!!
「スガレ追ひ」の発祥は信州伊那地方だという!!!
ここから信州全体、特に諏訪地方、伊那谷を伝わって三遠地方、美濃~飛騨地方に伝わって行ったらしい!!!
これは、10数年前ドクちゃん:故安藤博士が種種の文献を調べ明かしてくれた!!! 
古くは江戸時代にはこの遊びがあったようだ! 家の中の書棚を探すとこの文献のコピーが出て来るかも知れない?
先人達の知恵の高さには敬服する・・・  

yの交尾蜂捕獲作戦はこうした流れの中から段々に改良・改善し今日に至る!!!

毎日餌をくれながら覗き込むがもう完璧に訓化され無防備の衣装でガラ温に入っても何ら殺傷事故は生じない!!!
時々餌をくれ!!!と言って纏わりついてくる御仁も儘居るが攻撃するという行為は全く感じられない!!!

毎年不思議に思うのだが、入所後5~6日の餌の摂取量は唯事ではない!!! 非常にガッツキ食い漁る!!! が、この5~6日を過ぎるとガックリ減退し、砂糖水に餌取りが移行する!!!
これで何となく内部コロニーの状況が読める・・・
蜂児:幼虫から蛹への転換が進み、甘露~糖分要求へと状況変化が巣進んでいるのだろう?
この現象と呼応するかのように児捨て現象が始まり出す!!!

これが手に取るように判るから興味深い!!!!!
今日等はこの児捨て現象が目立つようになって来た!!!

こう言う流れを観察しながら先に紹介した文献内容を重ね合わすと実に興味深い新事実が見えて来る・・・ 
毎年の事だがここ信州松本市地方では交尾の最盛期は11/10~15頃見られ、やや置いて第2の山場が11/22~3頃遣って来てやがて終焉へと向かう・・・
何と言っても一番の山場はここ数日でこれが、毎年、恰も印を押したように履行されるから自然界のサイクルの正確さには驚かされる!!!

(注)
環境適応能力のもっと理論的裏付けもあるが蜂狂でない御仁達には興味も沸かないだろうからこの程度の入門的内容に留めて置くことにする。。。。。 
コメント
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