名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

奥飛騨の円空さんを訪ねて

2019年11月06日 | 旅行


昨夜は平湯温泉の「ひらゆの森」コテージに泊まった。



広大な森の中に、飛騨の伝統的な農家建築「板倉」に
模したコテージが点在する。



露天風呂付きで4〜5人が泊まれ、グループ旅行には
利用しやすい。



ひらゆの森には、泉質の違う露天風呂が16あり、森林浴を
楽しみながら源泉掛け流しを楽しめる。

今朝は氷点下の冷え込みだったが、紅葉を愛でながら
温泉を堪能した。



朝一番で、奥飛騨の上宝町長倉の「桂峰寺」を訪ねた。



集落の曲がりくねった細い道の奥に、お寺があり円空作の
今上皇帝像・十一面観音・竜頭観音菩薩が祀られている。





今上皇帝像の背面に、10万体造顕を達成したと記され、
生涯で12万体を作ったというという説の根拠になっている。



次に本覚寺を訪れ、所蔵円空仏の拝観をお願いしたが、
秘仏故一般公開は叶わなかった。



寺の近くにある「上宝ふるさと歴史館」を訪ね、
30数体の円空仏をじっくり鑑賞した。





ここには、上宝地区の寺社や個人所蔵の、観音像、護法神像のほか、
円空に関する諸資料も展示されている。



昨今は、集団離村や廃寺、盗難などで円空仏の散逸が頻発している。
こうした施設によって、貴重な文化財が守られていることを実感した。





最後に飛騨一宮の水無神社に参拝して、充実した二日間を
飛騨で過ごすことができた。
コメント (4)
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