

薄っすらと春霞がかかり、風もなく穏やかな日和となった。


↑久屋大通庭園「フラリエ」
暑さ寒さも彼岸までと言われるように、これからは
日も長くなり、過ごしやすい季節になる。

久屋大通庭園「フラリエ」の花屋に立ち寄り、例年通り
昭和区にある菩提寺と、母方の墓地がある平和公園へ、
お彼岸参りに行ってきた。

お盆もそうだが、お彼岸参りをする人の数は
年々減っていくように感じる。

道路の渋滞もなく、駐車場も空いているし、花屋の出店の客も少ない。
広い墓地に人影がまばらだと、立ち並ぶ墓石だけが不気味に映る。

無縁墓が整理された空き地が広がり、荒涼とした光景は、
先祖と向き合う場として似つかわしくない。

↑満開のコヒカンザクラ
家族制度が崩壊して墓崇拝も薄れ、それに少子化の拍車が
かかれば、墓を維持できない人は今後も増えるだろう。
墓を作らない人が増えていく一方で、持っている墓を
どうするかも大きな問題になりそうだ。