
アサヒビール大山崎山荘美術館で開催中の企画展「生誕130年河井寛次郎展」に行って来ました。








しかし、凄いコレクションですね。








相変わらずの酷暑の中、日中は美術館や博物館に避難(?)するのが賢明ですね。
先月に「そうだ 京都、行こう。」のイベントで清水五条にある河井寛次郎記念館を訪ねた時から、こちらの企画展に行こうと思っていました。

河井寛次郎、柳宗悦らの民藝運動を支援した初代アサヒビール社長山本爲三郎は生涯にわたり親交をもちました。
今回は山本コレクションを中心にした展示です。
初期の作品から晩年に至るまでの作品を一度に鑑賞できる凄い内容です。
作品について書ける程の知識はないので気に入った作品の絵葉書を2枚購入しました。


1枚目は「筒描花喰鳥文額皿」
花喰鳥はササン朝ペルシャでの文様が原型とされ、鳥が樹枝(幸せ)を運ぶ姿から縁起が良いとされ。、吉祥文様として用いられ
ます。
2枚目は「三色打釉手壺」
1961年の晩年の作品です。"釉薬の魔術師"と呼ばれた河井らしい作品です。
後は今回の展示リストをご覧下さい。



しかし、凄いコレクションですね。
ご覧の通り、こちらの美術館所蔵品だけで構成されています。

"地中の宝石箱"と名付けられた地中館です。
コンクリートの打ちっ放しから分かるように建築家安藤忠雄さんの設計です。
クロード・モネの「睡蓮」を始め、ルノワールの「裸婦」やピカソの「横たわる女」など凄い作品が並んでいます。

テラスからは宝積寺の三重塔が見えます。


反対側のテラスからは石清水八幡宮が鎮座される男山が、手前には桂川、木津川、宇治川の三川が合流して淀川となるエリアです。
少し東側には羽柴秀吉と明智光秀とが天下の覇権を争い戦った"山崎の合戦"の跡地があります。


何よりお気に入りは、このハーフティンバー様式の建築です。
アルプス以北の北ヨーロッパでよく採用される建築様式で、日本にはあまり建築数は多くありません。
京都では地下鉄丸太町駅近くにある"大丸ビラ"がありますが、残念ながら公開されていません。
近くには日本で建築環境工学の先駆者藤井厚ニが設計し、家族と共に住んだ"聴竹居"やサントリー大山崎蒸留所など見所の多いエリアです。
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