
5月27日、宝積寺を拝観した後に史跡 大山崎瓦窯跡公園を見学しました。


阪急京都線の大山崎駅を過ぎると山側に「史跡 大山崎瓦窯跡」の大きな看板があり以前から気になっていました。
大山崎山荘美術館から徒歩で約10分の所の傾斜地にある遺跡です。
8世紀から9世紀前半にかけて、平安京造営に必要な瓦を生産した遺跡です。
宅地造成に伴う発掘調査で存在が明らかになり、平安京の成立ちに関して重要な遺跡として平成16年(2006)、国の史跡に指定されています。

平安京の建物の瓦がここで焼かれていたのは全く知りませんでした。




発掘調査後は、遺構は地中に埋め戻して保護されています。




北側から遺構表示の全景

東側から5号窯の実物大による陶板表示




史跡の範囲は公園として整備され、窯跡などが詳しい説明板で説明されています。
展望広場からは窯跡全体を見下ろせ、京都盆地、淀川流域が一望でき、比叡山から生駒山まで見渡せる絶好のロケーションでもあります。
この地で生産された瓦が、平安京へ運ばれていく情景に思いを馳せる事が出来ます。



窯跡等の遺構を陶板や植栽等で表示し、要所に説明板が設置されています。








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