
5月6日は西本願寺へ。






























今年は親鸞聖人御生誕800年、立教開宗800年にあたり、京都国立博物館では「親鸞」展が、縁の寺院では様々な慶讃法要や協賛行事が行われています。
西本願寺でも記念法要やシンポジウム、コンサートなどが行われています。



しかし、今回の目玉企画は何と言っても国宝・飛雲閣での慶讃茶席です。


20年近く京都に通っていますが、飛雲閣の内部に入るのは初めてです。



1層目は主室の"招賢殿(しょうけんでん)"と"八景の間、舟入の間からなり内部は付書院が備わった書院造りです。
桃山時代の豪華絢爛な造りもいいですが、室町時代に8代将軍が確立したとされる書院造りにも"ある種の華"を感じます。
(内部は撮影禁止なので、掲載の写真は西本願寺HPからお借りしました。)

菓子は西本願寺の向かい側に店を構える"亀屋陸奥"の常用饅頭、お茶は宇治茶老舗"美好園"
のお抹茶が供されました。
いつもはゆったりとお菓子や抹茶を楽しんで頂きますが、初めて飛雲閣の内部に入れた感動の方が遥かに大きかったです。
飛雲閣はかっては聚楽第にあり、その後に西本願寺に移築された建物とされていましたが、最新の研究成果では最初から西本願寺に建設されたようです。


2層目の"歌仙の間"です。
(今回は見学不可です。)


飛雲閣の西側に付随する"黄鶴台(おうかくだい)重文です。

黄鶴台を降りれば別棟になっている"浴室"があります。

飛雲閣の東側に付随する茶室・憶昔(いくじゃく)の内部です。
こちらの茶室は後世に増築された建物です。





その他にも白書院や虎渓の庭が公開され半日"桃山文化の美"を堪能させて頂きました。
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