11月7日は金閣寺(鹿苑寺)へ。
通常受付の反対側に庫裡があり、その横に受付が設けられています。
鹿苑寺金閣は相国寺の三つある境外塔頭寺院のひとつで、足利義滿の別荘"北山殿"を義滿の死後に禅宗寺院にあらためてられた寺院です。
方丈が特別公開されるのは久しぶりです。
江戸時代初期の延宝6年(1678)に後水尾法皇により寄進され再興されました。
内部の"室中の間"仏殿には聖観音菩薩像をご本尊に足利義滿像と開山の夢窓疎石像がお祀りされています。
襖絵は延宝9年(1681)に狩野派の画家・狩野外記の筆による事が記録から確認出来ます。
方丈の四方に描かれている杉戸絵は石橋達哉さんや森田りえ子さんらの筆によるものです。
今まで、オリジナルだと思っていましたが複製品だそうです。
方丈特別拝観はここまでですが、もちろん通常拝観もしました。
やはり舎利殿(金閣)は鹿苑寺の"顔"ですね。
圧倒的に外国人が多いです。
宝形造三層の楼閣で三層目には仏舎利が安置されています。
通常非公開で一度は内部を見学してみたいものです。
また、庭園は国の特別史跡及び名勝庭園に指定されていて、鏡湖池を中心に、池の中には葦原島をはじめ、各地の守護大名から寄進された銘石を配したスケールの大きな池泉回遊式庭園です。
権利の絶頂期にあった義滿の権力を思います。
しかし、壮大なだけでは無く、禅宗に深く帰依した義滿らしく池を浄土曼荼羅に描かれている七宝池に見立てているあたりには心惹かれるものがあります、
舎利殿裏側からの景観も素晴らしいです。
鹿苑寺金閣は過去に何度か取り上げているので写真を中心に掲載します。
「龍門の滝」はいつ見てもいいですね。
中国の故事に倣って"滝を登った鯉が龍となる、、、「登龍門」の語源になっています。
茶室「夕佳亭」
金森宗和が造った茶室で、夕日に映える金閣が特に佳(よ)い事から名付けられました。
内部の南天の木の床柱と萩の木から造られた違い棚が名高いです。
最後に不動堂です。
弘法大師空海作と伝わる石像不動明王がお祀りされています。
特に眼病にご利益があるそうです。
通常は秘仏でが毎年の節分の日と8月16日に開扉法要の後に公開されます。
いつ訪れても庭園の整備が素晴らしく、庭師さんの技量の高さが伺えます。
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