
3月20日は八坂神社の正門・南楼門前に店を構える「中村楼」へ。






















京都水尾産の柚子が使われている"水尾柚子サイダー"をコースとは別にお願いしました。












以前にも何度か伺っていますが、"まいまい京都"のツアーではご主人の辻雅光さんが館内を案内して頂き、座学で中村楼の歴史についてもお話が聞け、しかも美味しい京料理が頂けるのですから参加しない手はないですね。
"まいまい京都"のツアーはネットでの申込み制で定員を上回る応募があった場合には抽選になります。
人気のツアーには裏の手「えこひいき券」を使うと当選確率が格段にアップします。


"二軒茶屋"と屋号にあるように、かっては中村楼の向かいにはもう一軒、茶屋がありました。
今は、当時の井戸跡のみが往時の面影を残しています。






中村楼の南側に隣接した2階には結婚式場も備わっています。



室町時代から続き、当代で12代目を数える中村楼ですが、明治の一時期には東京からシェフを招き洋食も提供されていたそうです。
1階にはカウンターを備えた部屋もあり、外国人や年配のお客様にもきめ細かく対応されています。




食事会場は1階の広間です。
床の間や調度品にも老舗の風格が漂います。
飾られたお軸には店頭で串に刺された豆腐を焼いている場面も描かれています。
座学では12代目ご当主の辻雅光さまから「祇園祭と中村楼」と題して稚児餅についてや中村楼とは切っても切れない祇園祭についてのお話がありました。
松葉杖を使われているのは、京都で降雪があった日に店を早くに閉めて、門の戸締まりをした後に庭の石に足を滑らせてしまい足を骨折されたそうです。
早いご回復をお祈りします。
座学の後は中村楼名物の「祇園豆腐」が献立に入った懐石料理を頂きます。




京都水尾産の柚子が使われている"水尾柚子サイダー"をコースとは別にお願いしました。







どのお料理も"抜群に"美味しいです。
うどや蕗の薹、春キャベツ、白魚、こごみ、筍など"春"を感じる食材がふんだんに使われ、また、供せられる器も楽しみのひとつです。


最後にちゃんとお菓子とお抹茶が出されるのが"ほんまもん"の京料理の、また、一流料亭の証ですね。
個人でも数度来ていますが、店の佇まいと料理の美味しさは"ピカイチ"です。
十二分に中村楼を堪能させて頂きました。
次に「旧京都ホテルオークラ別邸 京料理 粟田山荘」だった所へと向かいます。
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