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京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

東福寺芬陀院の雪舟庭園

2019年06月21日 06時06分19秒 | 日記
光明院の後、重森三玲が作庭、改修に携わった芬陀院を訪ねました。







南庭は"鶴亀の庭"と呼ばれ、室町時代の水墨画家の雪舟の作庭と伝わります。



上の写真の右側が亀島で二重の基壇で立体的に表現され、左が鶴島は折り鶴を表現しています。



芬陀院は過去にニ度の火災で被災したり、長い年月で"鶴亀の庭"は荒廃が進んでいましたが、昭和14年に重森三玲により復元改修され、作庭当時の姿を取り戻しました。





南庭に対して東庭には時の関白一條昭良公ゆかりの茶室「図南庭(となんてい)」があり、東福寺参拝の際、こちらで茶を楽しんだようです。







上の写真は、かって東福寺にあった大仏の台座の花弁のひとつです。
明治14年(1881)に本堂と法堂が火災にあい、大仏の左手と台座が奇跡的に火災から免れました。その花弁を塔頭に分けられたようです。
一方、左手は2mの大きさがあり、与願印(人々の願いを叶える)の印相から盧遮那仏(大仏)の左手であることは確かなようです。

また、本堂には"毘盧寳殿"の扁額が掲げられおり、文字通り盧遮那仏(大仏)をお祀りしていたお堂である事が分かります。

手の大きさから推定すると高さ約15mもあり奈良東大寺の大仏と同規模、鎌倉の大仏13mより大きな大仏が存在していた事になります。



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