京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

2020京の冬の旅①高台寺霊屋(おたまや)

2020年01月11日 20時17分00秒 | 日記
 今日1月10日から「京の冬の旅」が始まります。最初に訪れたのは高台寺です。





よく訪れるお寺ですが特別拝観で霊屋の内陣まで入れます。
ご覧のように太陽光が入らないように正面はテントで遮断されていて、東側から入室するようになっています。




(内部は撮影禁止なので公式ガイドブックから転載されて頂きました。)




霊屋は、北政所ねねさまが生前から用意された霊廟です。
向かって左手のねねさまの木造の下2mには甕壺に入ったねねさまのご遺骸が埋葬されています。

須弥壇やお厨子の扉には「高台寺蒔絵」が施され桃山文化の華やかさの一端を見ることができます。

外装は近年、彩色が復元され往時の輝きを取り戻していますが、内部は創建以来、修復作業をされていないそうです。(秀吉公とねねさまの木像は近年に彩色が復元されているので綺麗です。)

通常は建物外部からしか内部を見れませんが須弥壇の"花筏"や"楽器"が非常にリアルに目に入ってきます。
秀吉に仕えた蒔絵師 幸阿弥長晏(こうあみ ちょうあん)一門による作品です。







まだまだ知らない高台寺があります。

京都国立博物館「京博のお正月」

2020年01月11日 08時14分00秒 | 日記
 1月9日、令和2年最初の京都訪問です。
当初は午前中にカルチャースクールでの講座がある予定でしたが、講師の先生が急の発熱で休講になり、近日中に来る予定でした京博に来た次第です。


京都御所紫宸殿の障壁を間近で見たいと思っていたのでいい機会となりました。

京都御所は通年拝観が出来ますが紫宸殿は南庭の遠くからしか見えず、ましてや高御座や御帳台が置かれた後ろの障壁画はまず見れないです。







出展されているのは中国殷時代から唐時代にかけて活躍した賢臣32名の賢聖障子です。
その多くは安政2年(1855)に新たに制作されたものですが、中には寛政4年(1792)制作のものが残っているようです。

生前退位で注目された光格天皇が有職故実に基づき御所の規模を元の規模に戻すように要望し、時の老中松平定信がこれを認め再建した際のものでしょう。

その他に神社でよく見かける獅子、狛犬や神像が多数展示されています。

獅子は向かって右手に置かれ、口を開いています。
一方の獅子は向かって左手に置かれ、口は閉じられ頭には角が生えているのが特徴です。