「やらせメール」問題で、佐賀県議会原子力安全対策等特別委員会は17日、九電第三者委員会の委員長を務めた郷原信郎弁護士を参考人招致しました。
郷原氏は8月上旬、古川康知事に電話し、やらせの発端と認定した九電幹部と知事の面談時の発言メモ内容を伝えた際、知事が「発言が表に出たらどんな説明をしても辞任は避けられない」と話したことを明らかにしました。
古川知事は、この時点で県民世論に「抗しけれない」と思っていたのでしょう、
しかし、「辞めると明言はしていない」と反論しています。
郷原氏の発言を受け、議会は古川知事に出席を求めましたが、知事は拒否しました。
辞めないと言うならば、議会にでて説明すべきです。
記者会見という一方的に「辞めると明言したわけではない」と釈明では県民は納得しません。
郷原氏は、知事との会談前に、九電の真部社長にも事前に、知事に辞任を助言することを文書で伝え、「認識を共有していた」としています。
九電は、早い段階から「古川知事に見切り」をつけていたことが伺えます。
辞任のタイミングを逃した古川知事は、「身の潔白」を主張すればするほど墓穴を掘っているように感じます。