新型コロナウイルスの感染拡大による世界需要の低迷などでWTI原油価格が大暴落した。20日の期近の終値は1バレル当たり前日比55.9ドル下落し▲37.63ドルと史上初のマイナスとなった。マイナスとなったのは21日に最終取引日を迎える5月限で、原油の需給バランス崩壊で投げ売りの状態となり、取引当初から下落を続け、史上初めてマイナスの領域に入り取引を終えた。
WTI原油取引はすぐに6月限に移行するためマイナス価格は一過性のものだが、新型コロナウイルス感染拡大による石油需要の急減に産油国の減産が追いつかない原油余りの状態が深刻化する中で、陸上タンクや洋上備蓄など世界の流通在庫が限界に近づいていることを物語っている。
石油通信社
WTI原油取引はすぐに6月限に移行するためマイナス価格は一過性のものだが、新型コロナウイルス感染拡大による石油需要の急減に産油国の減産が追いつかない原油余りの状態が深刻化する中で、陸上タンクや洋上備蓄など世界の流通在庫が限界に近づいていることを物語っている。
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