言葉の遅い子・心を育てる育児相談

親子信頼関係を深める子育て。心&脳&感性を磨く方法。料理・語学・介護・哲学・音楽ライブ活動等を日頃の感謝と共に綴ります!

感謝の気持ちを伝える

2009-04-27 19:00:58 | 母:統合教育「障害のある子も普通学級へ」

 中学校にお礼の電話をかけました。娘に優しい気遣いをかけて下さった女子中学生さんに、改めて感謝の気持ちを届けたくて…

 それは一昨日のバスの中での出来事でした。
私と娘がバスに乗ると、いつもは空いているのに、試合があったのでしょうか?部活帰りの学生でその日、車内は混んでいました。私と娘はつり革に摑まり立っていました。
 少し経って、突然、娘が大きな声でうなりました。周りの人たちの視線が娘に集中しました。
  娘:「ウーッ!」
  私:「どうしたの?突然大きな声で叫んだら、みんな、ビックリして困っちゃうよ!
    心配しちゃうじゃない?ウーだと、どうしたいのか?どうしたらいいのか?
    訳わからないよね!ちゃんと日本語使って、思ったことを話してください!」
 すると、小さな声で、
  娘:「座りたかったのに~」
  私:「若いんだから、体が弱いおばあちゃんじゃないんだから、立っていられるよ
     ね!」
  娘:「ウーン…?」

 そうしていると、私の後ろに座っていた女子学生さんが、声をかけて下さいました。
  女子学生さん:「あのー!ここ、どうぞ!」
と、席を立って、譲ろうとして下さいました。
  私:「すみません、ありがとうございます。」
私が話している間に、娘の前に座っていた別の女子学生さんが、無言で席を立つと、娘は、その席へと座ってしまいました。

  私:「すみません!いいんですか?ありがとうございます。
     娘にもお礼を言うように話すと、
  娘:「ありがとうございます!」
  女子学生さん達:はずかしそうに、会釈をしてくれました。

 座っている娘に私は、言い聞かせ続けました。
 私:「パニックして、ウーッと言ったら、みんな困るでしょ!周りの人たちが困らない
    ように、我慢!我慢!」

 
  今まで、何百回、何回言い聞かせてきたか?娘は自分が困った時に、どうしたらいいのか?不安から来るのか?毎回大きな声で、「ウーッ」と、うなり、自分の顔と髪の毛をゴシゴシとかき回してしまいます。
 私はその都度、幼児期から、娘の怒り・不安の原因を探り、娘が感じている気持ちを共感し受け止め、代弁し、確認し続けてきました。

 時には、「嘘つきおおかみ少年」の物語にたとえて、何回も説明しました。

 「嘘つきカリーナちゃん」ってみんなに思われたら?サー大変!
 もしかしたら、大事件になって、犯人に襲われた時、本当に困った時に、誰も助けてくれなくなっちゃう!
 ちょっとの事でいつもパニックしてたら、みんなからは「また、カリーナちゃんの、わがままパニック が始まっただけ、どうせ、大した事ないやー!」って、思い込まれて知らんぷりされちゃうじゃない?誰も助けてくれなくなる…でしょ!そうなったら、困るよね!だから、しっかりと、自分の気持ちを言葉にして話そうね!伝えてね!教えてくれたら、ママとっても助かるな~!」

 バスから降りる時、学生さん達に、もう一度お礼を言って、クラブを聞きました。学校名は、着ているジャージのアルファベットからわかりましたから…本当は名前も聞きたかったのだけれど…

 そして、今日、中学校に電話を掛けるに至ったのでした。電話を受けられたのは、女性の事務の方?先生?私の経緯話をたくさん受け止めて聞いてくださり、ありがとうございました。
 最後に「勇気ある優しいバスケット部の女子生徒さんたちに、顧問の先生(たぶん、バスには乗っていらっしゃらなかった?)にも、宜しくお伝えください。」と、話しました。
 
  

    



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