②家庭で意識して準備してきた事ー(3)
ー日本の中で見つけるロシアー{1}
北海道・函館2006.8
「今年、夏休みの家族旅行は、どこに行こうか?」の主人の一声に、聞きかじりで函館にロシアの大学があることを知った私は、「北海道の函館は?」 と、即答した。去年も、「旭山動物園に行きたい!」と息子の提案で、北海道に行って、「また、来たいね!」と思っていた家族みんなも、もちろん、賛成!函館行きが決まった。
夜の観光タクシーに乗って、夜景スポット巡りを楽しんだ翌日、昼間に同じ景色を見比べてみたいと再び出かけました。昨日、案内されたテレビのCM・ドラマ・映画の撮影シーンで有名な、通称”チャーミーグリーンの坂”に行き、居合わせた方に家族写真を撮ってもらいました。と、その時、坂の右側に、ロシアの大学が函館のどこにあるかもわからなかったのに、偶然にも見つけることが出来ました。
早速、中に入ろうとしたら、あいにくその日は、関係者以外立ち入り禁止で、中に入れず、玄関口で残念に思っていたそんな時、通りがかった女性に素早く私は、声をかけました。
「ズドゥラーストゥヴィーチェ!」 すると、
「私、日本人だから、日本語で話せます。」と言われ、質問したところ、その30代らしき女性は、同じ千葉県出身で、このロシアの大学の学生さんでした。息子がロシアに来年の夏行く事を話し、息子のロシア語自己紹介を聞いて貰いました。照れずに、すんなりロシア語を話し始めた息子に感動した私。
その女性も微笑みながら、聞き終わった後にロシア語で、質問してくれました。
「パチムー?~~~~~ッラッシーユ」と聞き取れなかったけど、たぶん、
「何故、ロシアに行きたいのですか?」と聞かれたんだな?と想定して、
スペイン語では、「ポルケ?」と、聞かれれば、「ポルケ~」と、理由を言ってたし、
イタリア語も同じく「ペルケ?」と、聞かれて、「ペルケ~」と、説明してたから、ロシア語もたぶん同じかな?と即思いついて、答えに困っている息子に代わり、
「パチムー、イエスチ ドゥルージア~」 と、私が言ったら、その女性が、
「パタムシトー」と言い直してくれました。
パタムシトーをゲットできた嬉しさ、達成感を得たお陰で見えてきた事。それは、
「会話の命は瞬発力!間違いを恐れずに、言った者勝ち!あれこれ悩んで間が空いてしまったら、会話は、通り過ぎて行き、話題に乗り遅れて、学ぶ機会を逃してしまう。」 と、いう事。
ナプリミェール、サーフィンで波に乗る瞬間、長縄飛びに入る瞬間に似ているかなぁ?
見極めるタイミングと、勇気を持って実行することが肝心!ここぞと感じる瞬間を見逃さない強い信念を持って、多言語を話せれば、たとえ間違っていても、いづれ、正解は確実に近づいて来る!子育てのポイントもここに、押さえられていると感じました。
その他、函館では、旧ロシア領事館・ハリストス正教会・五島軒・在札幌ロシア連邦総領事館・マトリョーシカやロシア製品を売っているギフトショップなど、日本にあるロシアを、家族みんなで楽しく見つけることが出来ました。