今日は午前9時から開かれた学校づくり委員として、「地域交流集会」に出席するため、長女の出身校に出向きました。卒業後久しぶりに、当時の通学時間と同じ電車とバスに乗って行けるのを懐かしく思いました。
3年間毎日、欠席なしに無事に通学できたことに感謝し、通学中お世話になった駅前にあるバスの案内所に立ち寄りました。高校入学後から毎学期ごとに定期を購入し、お世話になった、案内係りの優しい女性は、現在も変わらず同じ方でした。
去年だったか、スーパーで突然声をかけてくださり、駅の中と、卒業後偶然2回も出会えたことがありました。その度に「娘さんはお元気ですか?」と気にかけてくださるとても温かい方です。
今回も私が「おはようございます。在学中は大変お世話になりました~」と挨拶をしたら、「ついこの間、娘さんと一緒に元気そうにバスに乗るのをお見かけしましたよ。」と、話してくれました。
いつも、バスや駅の利用者の人たち周囲に気を配られている様子が伝わり、とても穏やかな気持ちに包まれました。高校3年間プラス卒業後もずっと変わらず見守って下さっていることに、再度「ありがとう」を言えて、幸せを感じました。
その後バスに乗り、高校最寄のバス停で降りました。バス停前にある本屋さん、ここでも、数え切れないほど、娘はお世話になりました。
朝の8時半では、まだ開店はしていないでしょう?と思いつつ、ドアを押してみると、やっていました。頭で考えるより行動に移すべきですね!
題名がわからなかったけれど読んでみたい本があったので、初めてお見かけする店員さんに尋ねてみました。お陰で「NHK知る楽 仕事学のすすめ」を購入することができました。
会計の際、「娘が高校在学中、ここで、大変お世話になったんです。知的障害があったので、バスに乗り遅れそうになるのを、いつも声をかけて助けて頂いていました。」と私がお礼を告げると、「あー!!カリーナちゃんね!卒業してそんなになるんですか?」と、すぐに思い出して下さったのです。
卒業して、約2年8ヶ月以上も経っているのに、未だに名前を覚えていて下さっている!それだけお手数をお掛けしていたから?と申し訳なかった思いもありましたが、私の中では、感動の気持ちが強く残りました。今までお礼を言えてなかったお世話になった店員さんに、やっとお話しする機会を得て挨拶できて、本当にありがたいことだと思いました。本屋さんを出た後、歩きながら再度感謝の気持ちに溢れ、信号待ちの交差点で、思わず嬉し涙がこぼれていました。
高校への通学路=高校合格への道標となった運命的なこの交差点。この交差点の信号機の下に掲げてある地名が、我が家の苗字と同じ名前。
「絶対呼ばれている!私達親子は…」 とインスピレーションを感じた交差点。
うちの子が卒業した学校は全部いい学校!
高校に到着する前から、こんなに思える愛校心を持ちながら「高校地域交流会」の会議に出席できることを光栄に感じました。まさに、地域の交流=地域の方々に支えられている環境豊かないい学校!こんな素敵な気持ちにさせて下さる地域の皆さん、いつも本当にありがとうございます。