欅坂46
きのうの讀賣新聞日曜版、秋元康の「理屈ではない何か」という記事に目が止まった。
副題に「欅坂46が売れた理由」とあり、そんなものまでできたのかと思った。
「乃木坂46」というのもあったな、しかし「渋谷42」「新宿45」「池袋41」はないな。
渋谷は新宿は知名度は高いが未知の魅力は薄れる…そのへんの命名で秋元さんのセンスはいい。
わけのわからぬ女の子を集めて組織して商売する能力に讃嘆する。宝塚ほどきちんとしたレッスンのルーティーンもなかろうによく短時間で雨後の竹の子みたいに世の中へ送り出すものだ。
記事の骨子は、「欅坂46」のエース平手友梨奈(14歳)の目力(めぢから)についてである。
平手友梨奈
生年月日:2001年6月25日
身長160.2cm 体重:非公開
出身地:愛知
血液型:O型
秋元康は平手について次のように書く。
「4年連続センターを務める平手友梨奈の存在は大きいと思う。デビュー当時、14歳の平手の目力に魅了された人も多いだろう。歌もダンスも未経験なのに、本能で動くパフォーマンスは、コレオグラファーのTAKAHIRO氏の独特の振り付けによって、凄みを増した」
たしかに俳優や舞台人は目の力がものをいう。容姿端麗も大事であろうが加えて内面の知・情・意を強烈に表現する目が命かもしれぬ。
ヒット曲「不協和音」で、「僕は嫌だ!」と歌うときクローズアップされる平手の目はぞっとする迫力がある。その目が訴えるものが「理屈ではない何か」なのだろう。
俳優は目力を持っているものだが、とりわけ凄いのが男優ではシルベスター・スターローンが凄い。縦に大きい彼の目は劇画である。
日本の男優も負けてはおらず、時代劇の雄、萬屋錦之助は声も目も表現力抜群であった。いま活躍している市川海老蔵の目にもほれぼれする。彼が飲み屋での喧嘩で目を負傷したときはバカタレめ!と思ったものである。
女優では南国情緒満点の木の実ナナ。肉感的だった太地喜和子、小悪魔の池波志之。
最近では小沢真珠の目は異色である。
ところで目力という言葉であるが、ぼくは視線を目線というように違和感があった。しかし眼力というと目そのものの力ではなくて真偽・善悪を見極める力となる。
したがって目力というのを認めてもいいと思う。
最近ぼくの句会に、
卒業写真眼力(めぢから)強し歯が白し 久保直己
という句が出た。見える句でいいと思った。
暑くなると目がどろーんとしてくる。気をつけなければ。
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