間が空いてしまいましたが、広島・山口・萩・津和野の旅の記録の最終回です。
最終日のラスト、広島に戻って宮島に向かいました。
神の島である宮島には橋が架かっていません。短い距離ですが船で渡ります。
ほんのちょっとの時間でも潮風に吹かれあがらのミニ船の旅は気持ちが良くて快適でした。
あっ、そうそう。
前の記事で書き忘れた大事な事を書いておかなくちゃ・・・・・私的に・・・(-_-;)
今回の旅は団体ツアーパックで、お腹が痛くなるなど言う不測の事態を引き起こして迷惑をかけるわけにはいかないと、ずっと地域特有のソフトクリームを封印してきましたが、秋吉台で夫がみかんソフトを食べると言うので、少し貰いました。一口と言わず四口くらい食べたので、これで満足~♡
まっ、ツアーパックの旅行は気を遣ったり我慢したりといろいろあるのですよ。
それは宮島でも・・・・・・・
船が宮島に近づくと、夫が嬉しそうに
「水が引いているから、鳥居のところまで行けるね。」と言いました。
私もそれを期待しました。
だけれどそうはいかなかったのです。
宮島のお店の人のガイドが付きました。
その説明は面白くて分かりやすく、とっても参考になりました。
でも時間はがちがちに決められていて観光スポットから見学するのみで終わりでした。
宮島には野生の鹿が居ます。この鹿は完全な野生で島には鹿せんべいとかは売っていません。気を付けないとぼんやり持っていたお札や薄い服などを食べられ破られてしまうのだとか。
そんな説明を受けていたら、はっと気がついたらツアー友さんの服が危機一髪なところまで行っていました。私も薄いベストを着てその裾がひらひらとしていたので、鹿には気を付けました。
それでも鹿は可愛かったですよ。
そして社殿に上って説明を聞きました。
すると私の右と左の頬には徐々に少しずつ空気が入って膨らんでいきました。言うなればふくれっ面になるということです。
何故ならば・・・・。
この厳島神社には、この先また再び訪れるなんてことはあまり考えられないと思うのです。まさに一期一会の出会いのようなもの。それなのになぜ海の中の厳島を見ることが叶わなかったというのか。
満潮の時に訪れることも叶わず、かと言って引き潮だからと言っても鳥居のところまで行くことも叶わず、なぜこのような企画で人が満足すると思うのか・・・・・
ああ、だからツアーパックは我慢が大事と言ったのです。
すると夫殿が言いました。
「いいじゃないか。ほらここを平清盛が歩いていたんだぞ。そう思うとスゲエッと思うじゃないか。」
そう言われて、
あー、そうだったなと思いました。
ここをここを清盛が・・・・
そしてその後、毛利のあれやこれやが・・・・
歩いていたのね。
満潮だと想像しながら、ここを見る―。
ここも満潮だと想像してここを見るー。
やっぱり・・・。
ああ、って思っちゃう。
でも、まあ、それは諦めて
国宝の平舞台です↓
ここの狛犬は、珍しくオスとメスがいるのです。
こちらがオスで
メスです。角があります。それだから分かると言うのではなく・・・・なんか私やっぱり、無意識に斜めから写真撮ってるなあ。真正面から見ると分かるのですが、そうしないと言うのは、いくつになっても出来ぬ事は出来ぬってことなんでしょうね。
能舞台です。 ああ、なんか歴史を感じて、テンション復活♪
ここではお店で紅葉まんじゅうなどを買って、焼き牡蠣などを1人前買い、夫と分け合っていただきました。
牡蠣は美味しかったです。
そのようなわけで、すっかり機嫌が直った私は宮島を後にして、広島空港に向かったのでした。
そして楽しかった二泊三日の旅は終わりです。
帰りの飛行機は飛び立つ時にめちゃくちゃ揺れました。縦にも横にも揺れて波の荒い時に進む船のようでした。
私はドキドキし怖くなってしまい、
「飛行機、嫌いになっちゃいそう。」と言って、思わず目をつむりました。
とその時、前の「ハイテンション・ホタル観賞」の記事で昨晩一睡もできなかったと書きましたが、目をつむった途端に気絶するように眠ってしまったのでした。
しばらくして目を覚ますと、既に飛行機は安定していました。
高い所が嫌い。ゆえに飛行機は嫌い。そんな私だったのに、出発の時に飛行機が好きになりかけていたのに、ここで数分間も怖い思いをしてしまったら、やっぱりまた嫌いになってしまったと思います。このために、私は昨日眠ることが出来なかったんだと、そう感じたのでした。
ポジティブ人間ですから。
帰りの羽田では走ると言う、最後までいろいろ楽しい事〈?〉がありました。
夫は
「すべて満足の旅行だったね。」と言いました。
私はほっぺにたまに空気を入れていたことは忘れて
「だよねー」とか答えていました。
しかし、私思いました。いつって言うと、まさに今です。
夫との旅行だと、いつものぜいぜいと言いながらあっちに行き、ふうふうと言いながらこっちに行ったと言うような旅行記にはならず、
「ここですわ、ここに行きましたのよん。あそこにも行きましたのよん。」と言うような感じだなと。
それは夫と一緒の旅行だからと言うわけではなくパックツアーだったからかもしれませんね。
最後だから言ってしまうと、パックツアーと言っても7人のツアーだったのです。少人数だったからかみんなと仲良しになりました。
小京都津和野が行先にあったとしても、サスペンスのような殺人事件が起きなくて良かったです、
と、
くだらない事を言って
・・・・・
終わりです。
犬のように鹿が
猫のように狸が
歩きまわっているでしょう。
なんど
二度見した(笑)ことでしょう。
・・はなこころ
残念。狸には会えませんでした^^
この島は一部にしか人が住んでいないからか、ここにしかない植物などもたくさんある、自然の大好きな人にはたまらない島なんですってね。
先日広島のネットのお友達がそう教えてくれました。
時間がたくさんあって、島の探索が出来ればさらに楽しい所だったんだなと思いましたよ。