見学する場所が限られた今回の旅行でも、多くのものを私に見せてくれたような気がしました。
メインであった「タージ・マハル見学記」を終えて、それ以外のインド旅行記をまだ少々続けさせていただきたいと思います。
2月10日、9時10分頃成田をたちソウルの仁川空港を経由して18時20分にデリーに着きました。
意外と近いんだなと思うかもしれませんが、そこには時差と言うからくりがあって、単純な計算プラスおよそ3時間です。朝に出発して、その日に着くのは良いのだけれどうんざりするほど飛行機に乗ってようやくインドに着くと、美しい満月に近い月が私たちを迎えてくれたのでした。
月は何処で見ても美しい。どこで見ても見上げれば同じ月です。
だけれどバスに乗ってホテルに向かう間に、私は「ああああ、インドだ~!!」とじわじわと感じる事が出来ました。もちろんバスの窓から見えるデリーの独特の夜の街並みと言うのもそうですが、最初に「インド」を感じさせたのは、なり続けるクラクションだったと思いました。
本当にあっちで「プゥー」こっちで「バァー」、はっきり言って「プー」プー」プー」。
凄いなあと思いました。
日本で派手にクラクションを鳴らしたら、それは
「おい、ぼけってしてるんじゃないぞ。信号が変わってるのに何やってるんだい。」的な事も多いし、
「あぶないじゃないか、このボケっ。」的な…とにかく「このボケっ!」と言う場合が多いかもしれません。鳴らされた方も(-_-メ)ムカッと来る事もあるかも。
(だけれどよほどの本当のボケではない限り、降りて行ってまでどうのこうのと言う事はないと思います。)
いずれにしても、そうそう派手なクラクションを聞く事はないと思うのです。
インドの方々は、そんなに危ない運転をしてるわけなのと窓の外を思わず見ていると、やっぱり結構危ないなあと感じました。右折するバスにギリギリまで直進で突っ込んでくるし、曲がるバスと車の車間が本当にないに等しい。
ここの人たちはこういう運転で、皆慣れているんだな、凄いなと思いました。
だけれど翌日の昼間にバスに乗って感じた事ですが、それは「危ないじゃないか !!」の「プー」じゃなくて、
「前の車が急に止まったから、俺も止まる。後ろのやつは気を付けやがれ。」←お下品 ^^
「俺、追い越すからな、注意しろよ。」の「プー」。いわゆる注意喚起なのかなと思いました。
所変われば、いろいろ変わる。
それを知るのが旅の醍醐味。
一番最初の、インドでのインパクトは鳴り続けるクラクションだったのでした。
インドのタクシーは三輪車。ちょっと懐かしいような気もします。黄色が可愛いです。
バイクの二人乗りなんかは常識みたいで、4人乗りも見ました。若いパパさんが運転していて、パパさんの前に小学生ぐらいの女の子。パパさんの後ろに幼稚園ぐらいの男の子。その後ろに若いママさん。家族四人でどこかに行く途中なんだと思います。
若いパパさんが「バイクを買って来たよ。」と言ったら、家族そろって「わーい」って喜んだのかなと、そんな事を想像していたら、なんだかほっこりとした気分になりました。でもちょっと怖いな。パパさん運転、気を付けてね~。
信号だってちゃんとあるんだけれど、あるのかなと思わせるのがインド流・・・・。
この人たち、慣れていて事故も少ないのかなと感心していたら、最終日に事故を目撃しました。それは日本と同じような風景で、やっぱりいずこにおいても安全運転は大切ですよね。
そうそう。トップ画像の花売りのお兄さん。車が止まるとすかさず花売りやらクジャクの羽などを売りに来るのですが、それは観光客にと言うわけじゃないみたいです。バスの窓に来ることはなかったんです。花なんか売っていて売れるのかと思って見ていたら、買っているインドの人たちがちゃんといるので、これも「へえ」と思ったのでした。
ひとつの車線が日本に比べて広めなようですが、一車線に2、3台が横並びになっているようにも見えます。
日本の渋滞と違って一カ所に団子になってるみたいですね。
「そこ、俺がはいるから」プー。
「その隙間、俺の~」ブー。
みたいな感じかな?
車線があるのかないのか分からないような場所も多々あったような気がします。車が止まれば、物売りの方も来ますが、人もその間を縫って渡って行くので、凄いなって思います。
でも外国の人が渋谷の交差点を、やっぱり「凄いな」って観光地のように見に行くのって、同じような感覚なのかしら。まあ、日本の場合はルールにのっとって一斉に動き交差するのにぶつからずに短時間で移動と言う所が見所だとは思いますが(笑)
インドの方々は、いっけん無秩序に見えて、きっと手慣れた秩序が存在するのですね。
>「そこ、俺がはいるから」プー。
「その隙間、俺の~」ブー。
みたいな感じかな?
まさにそんな感じだったなと思って、笑ってしまいました♪
ブログにオジャマしてるのはこちらの方ですから、kIriyさんのペースでどうぞ~。^^