森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

梅の花と初夢の話

2021-02-20 17:24:46 | 梢は歌う(日記)

上の梅は2月16日の梅。

そして、下の梅は1月16日の梅。

私が何か分からぬ気持ちを抱えてぐずぐずしていても、季節は着実に先に進んでいるのですね。

そして今頃になって、今年の初夢の話をさせてくださいね。

初夢って、元旦に見た夢ではなく、1月2日の朝見た夢を言うでしょう。それが1月1日に寝て最初に見た夢だからだと思うのですが、だいたい覚えていないか、意外と短い良い夢だったなとなんとなく無理やり思って終わりの事が、私には多い事なんです。

だけど今年は・・・・・。

     ☆      ☆      ☆

1月1日 (ノートの走り書きから)

夜9:30から疲れ果てて寝落ち。2日の深夜2時過ぎ頃に目を覚ますまでに夢を見た。もしかしたら、これが初夢か?

旅に出ていた。旅館に向かう為にバスを待っていたが、どっちの方向に行ったら良いのか分からない。
バス停で時刻表を見ようとすると、なんと時刻表がない!!

そこに向こう側の道路にバスがこちらに向かっているのが分かった。

バスの時刻表が分からなくても、今バスが来たのだから、それでいいのかと私は思った。聞いてみれば分かると言うものだ。

ところがそのバスはバス停まで来ないで、いきなりUターンをして戻って走り去っていってしまった。同じバス停にひとりの中年男性が待っていたのだが、彼はまるで漫画のように飛び上がり、慌てふためいて、そこに止まっていたタクシーに乗り込んで行ってしまった。

バスのUターンにも驚いたが、その男性の驚き方とあっという間にタクシーに乗り込んだ動き方が不自然過ぎて、私は驚いてしまった。

だけどそこにずっと止まっていたタクシーの事は、私もずっと気にはなっていたのだ。走り去っていくタクシーを見て、私は迷いそして漠然とした不安を感じたのだった。時刻表もないバス停に私はぽつんと一人で立っていて、既に辺りは真っ暗で、遠くに走る車の明かりだけが明るいのだ。

そこで初めて、「そうだわ。旅館に電話をしてみればいいのよね。」と考えが及んだのだった。

「なんて言うホテルだったかしら。」と手帳を開くと、更に吃驚することが !!!

手帳には3つホテルの名前が書いてある。いずれにも二重丸が付いている。

最後に自分がどのホテルを選び予約したのかさっぱり分からなくなっていた。

「どうして ?」と私は言い、

「何でそんな事に!?」と、私はずっと途方に暮れて立ち尽くしていた。

もしもこれが初夢ならば、意味があるような気がする。

       ☆         ☆          ☆

夢ゆえにあり得ない事の連続です。リアルでありそうなことは、何一つないのですが、もしも最後の手帳に、何かの罠のように3つのホテル名が書いてあって、自分がどのホテルを予約したのか分からないと言うのなら、一瞬は驚き途方に暮れるとは思うのですが、私は首をすくめて3つのホテルに電話するでしょう。

目が覚めた時、私は、この話はあれがベースになっているんだなと思いました。それと言うのは、2010年に一人旅にチャレンジした山形旅行の時の体験です。

それは→「シベールアリーナへの道」

だけど夢は過去の出来事の焼き直しばかりでもなく、自分の中の無意識が、自分自身に問いかけるメッセ―ジのようなものだと思います。

「ああ、四十にして惑わず、って言うのになあ。私はいったい今頃何を・・・!?」

         ☆       ☆      ☆

ところが、これは今朝、唐突に閃きました。

私はもしかしたら、迷う事を楽しんでいるのではないかと !!

バス停に時刻表が無かったらどうする ?

バスがUターンして戻ってしまったらどうする ?

たった一台しかないタクシーに、変なおじさんが先に踊りながら乗り込んで行ってしまったらどうする?

今日、自分がどこに泊まるのか分からなかったらどうする ?

みんな比喩の話です。

でも毎日は、これに匹敵するような迷う事ばかりじゃないですか。

もう私の人生は、日の落ちた時間なのかも。暗くなったバス停に立ち尽くしても、その迷いを楽しめと、今日の私は私に言ったのでした。

 

 

 

 

 

 


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