

妹に手配をさせたり、病院の帰りに明石の焼きあなごを置いている店まで回らせて買ってくれました。
母自身がうなぎを食べられない人だったので、あなごになったようです(笑)
昨日夫が買いに走ったスーパーのあなごは、細くて思う物には使えない品物でした。
じっと眺めて、丼にする事にしました。
嵩上げにたっぷりの錦糸卵を敷きました。
太くて立派な焼きあなごは、亡母につながる懐かしい代物になっている事に驚きました。
私は母の近くを離れずに六十年を過ごしましたが、子供は早くに親元を離れ、わたくしにつながる食の思い出も少ないかと思います。
しかし、もしかして孫は、父の故郷に帰ると何かしらを食べさせてくれたおばあさんとして、淡い思い出につながるものを持って行くやも知れません(笑)
それは一つの調理であっても、それを作る一生懸命さであっても、構わないと思っています。

