バラの住人

花弁の中の小人を探す そんな小さな日記です
もしもあなたが見つけても どうぞ秘密にして下さい(笑)

玉花

2012年09月15日 | 記事日記


 昨秋植え替えて、暑さに開花を危ぶんでいましたが、強健な性質を維持して、今日一輪の花が開きました。
田舎では大概の庭先にある草花で、際立つ華やかさはありませんが、暑さを乗り越えた後の清涼感は、愛好家には手離せない種類のものではないかと思われます。
まだ花をよく知らない頃に、下さる方がありました。
以後二十年、わたくしもこの花の魅力に、少し思いが及ぶようになりました。


郷土の俳人、滝瓢水(たきひょうすい)の「手にとるなやはり野に置け蓮華草」を彷彿させる、かの地を離れない花のように思います。
孤高にして、備わる気高さに、眼を留めざるを得ない素の花です。


思い掛けない季節の贈り物に、忽然と咲く花の力を、だだ嬉しいと感じました。



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弁は語らず

2012年09月15日 | 記事日記


 水を得た魚(うお)さながら、植物も天雨で勢い付きます。

昨日は正に夕立で、Jによると六甲山側に虹が上がったと言うので、よく見える所へ撮影に出ましたが、何も見えませんでした。
久しく虹など見たことがないのです。

ここは、尊敬する村一番の写真家、EiKiYasuda氏にまたの機会にお願いするしかありません(笑)


雨が良かったようで、「○ちゃん、花が綺麗」とJが言って来ました。
夏も終わりになって、ぐんぐん存在感だ出て来た花壇の白花です。
作る前は一角に、小さなホワイトガーデンをイメージしましたが(笑)、何となくそれらしくなっているでしょうか?



春に咲くサフランモドキが再生しています。
気温が似ているのだと思います。
その狭間でヤブランの花が咲き始めました。

晩夏と初秋の、ほんの短い自然の間合いを切り取ることが出来ます。
写真も植物も、「見る」と言う行為で、得られるものの豊さを感じてしまいますね。

こうなれば人もまた同じ?
長年連れ添えば、見るのも嫌などと言わずに、それとなく見続ける忍耐も必要かと思われます(笑)


花は決して語らず、さて涼しい顔をして咲いているものですね・・・


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