to Heart

~その時がくるまでのひとりごと

バスケットボール・ダイアリーズ

2007-10-01 23:38:06 | the cinema (ハ行)
  純粋になりたい。

原題 THE BASKETBALL DIARIES
製作年度 1995年
上映時間 102分
監督 スコット・カルヴァート
音楽 グレアム・レベル
出演 レオナルド・ディカプリオ/ロレイン・ブラッコ/マーク・ウォールバーグ/アーニー・ハドソン/ブルーノ・カービイ/ジュリエット・ルイス

ジム・キャロルの『マンハッタン少年日記』を基に彼の知人ブライアン・ゴルボフが脚本を書き、映画化した作品。

マンハッタンのダウンタウン。ミッション・スクールに通う4人の少年仲間は、マクナルティ神父が担当するクラスの問題児たち。制服を着くずし、シンナーを吸い、ちょっとした盗みを働いて虚勢を張っても、彼らはバスケットボールに夢中の他愛のない不良少年に過ぎなかった。しかし、凶暴な街マンハッタンでの経験が彼らを次第に蝕み、やがてストリートキッズとして、引き返せない道へと踏み出していく……。

ジム・キャロル(ディカプリオ)はバスケと日記(詩)を書くのが大好きな、どこにでもいるちょっとはしゃぎ過ぎな可愛い不良少年。
不良仲間のニュートロンと共に、バスケでは名選手であり、将来に期待もされていた。
悪ふざけをしながら、明るい日差しを受け、仲間と屈託なく笑い、街を駆けぬけ
試合になれば、彼のチームは優勝候補。ジムはクールにゴールを決める。
彼の前に道は続いていた――

バスケのライバルであり詩のよき理解者である親友ボビーの、2年に及ぶ闘病の果ての死に深く傷つくジム。
初めて向き合う親友の死。その心の孔を塞げないまま、ある日好奇心からドラッグに手を出してしまう。
「最初は土曜日だけだった―」
純粋だった少年があっというまに麻薬に溺れていき
バスケットボールの試合中に朦朧としてしまい・・・・・・

大人への入り口に立つ少年の危うさ。ディカプリオの演技力を堪能できます
溌剌としてカッコよくゴールを決めていた可愛い悪ガキ
ストリートキッズとなり焦燥と絶望の日々、もがき苦しむ中毒者への変貌
その明と暗を演じ分け、とても見応えがありました。

「ギルバート・ブレイク」のジュリエット・ルイスが全くイメージの違う役での出演に驚かされます。
いつもつるんでいたバスケ仲間のミッキー役に「ディパーテッド」でも共演をしたマーク・ウォールバーグ。
バスケで知り合い、危ういところを助けるレジー役のアーニー・ハドソンは、どこかで見たと思ったら、
  「ゆりかごを揺らす手」で、実直な庭師を演じていましたね。今回もまた、いい人でした。
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6 コメント

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こんばんは (ひめ)
2007-10-03 03:11:08
TB&コメントありがとうございました♪

少年の危うさ、レオが見事に演じていましたよね。
最初はほんと可愛いくらいのどこにでもいそうな少年だったのに・・・と胸が痛くなりました。
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ひめさん* (kira)
2007-10-04 01:14:19
今晩は~、、ひめさん♪

陽射しの中を飛び回ってるまだ健康的な頃と
ドラッグに溺れてしまってからの対比が痛々しい少年たち。
本当に心が痛みました
ハスキーなレオの声が印象に残ってます
返信する
ディカプ~ (cyaz)
2007-10-12 08:38:54
kiraさん、こんにちは^^

懐かしいですね~この映画!
その昔、新宿のバックスバビーが劇場の壁面いっぱいに描かれた映画館で観ました。
尖っていた頃のディカプもいいですが、最近の『ブラッド・ダイアモンド』では本当に大人の巧い役者になったなぁと思います。彼はビックネームと共演できるラッキーな過去を持っていて、それが彼の大きな肥やしになっていると思います。
ジュリエット・ルイスは最近音楽活動が中心ですが、女優としての彼女は昔から評価していました。またスクリーンにも戻って欲しいと思います。
そうそうおせっかいと思いますが、『ギルバート・グレイプ』です。再びジョニデ&ディカプで何か観たいですね~♪
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cyazさん* (kira)
2007-10-14 13:14:52
こんにちは♪
貴重な劇場観賞のコメントです!嬉しいです~
>その昔、新宿のバックスバビーが劇場の壁面いっぱいに描かれた映画館で
cyazさんの、その昔は、ワタクシのこの前かと、、(笑)
この作品が上映された頃は、まだ子育てに夢中で、一番映画館に行かなかった時期だったと思います。
ビデオなども、深夜音を小さくして観てましたね~
この頃共演したジョニーとの再共演、観てみたいですよね!
二人とも出演作にこだわりを持って選んでいるところは共通している気がしています♪
大人になったレオとジョニーの饗宴、ああ、想像するとドキドキしてきます~
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こんばんは! (由香)
2007-11-09 18:35:20
お邪魔します^^・
やっと感想を書きました~♪
結構ヘビーな内容ですし、レオ君が痛々しいので観るのに勇気がいりました。
手元にあるDVDを何度も出したり仕舞ったりして(笑)
この時のレオ君の演技も凄かったですよね~
涎を垂らしながら目がいっちゃってて・・・まるで本当の中毒者のようでした。
やっぱりレオは天才ですね♪
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由香さん~♪ (kira)
2007-11-10 19:13:22
いらっしゃいませ

観たいのに観れない、、その気持ちとってもよく解かります。
好きな俳優さんの切ない表情も大好きなのに、
あまりにも残酷なシーンとか痛々しい役だと、気持ちの準備って必要
誰でも、人知れず努力してメジャーになっていくのに変わりは無いと思いますが、
レオには表現者として、やはり天性のものを感じますよね~
見過ごしてしまうようなさりげないシーンにも"納得"のレオが、凄いです♪
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