to Heart

~その時がくるまでのひとりごと

しあわせのかおり

2008-10-25 23:57:55 | the cinema (サ行)
小上海飯店へ、ようこそ。
製作年度 2008年
上映時間 124分
監督 三原光尋
音楽 安川午朗
出演 中谷美紀/藤竜也/田中圭/下元史朗/木下ほうか/山田雅人/甲本雅裕/平泉成/八千草薫

金沢の小さな中国料理店を舞台に、年老いた名料理人と、会社を辞め突然弟子入りを志願した若い女性が織りなす心の交流を、優しい眼差しで繊細に綴るハートフル・ドラマ。
金沢の町はずれにある“小上海飯店”は、地元で人気の小さな中国料理店。中国出身の王さんが丹誠込めて作る料理は、食べた人を幸せな気分にしてくれる逸品ぞろい。ある日、デパートの営業部門で働くシングル・マザーの山下貴子がその店を訪れ、デパートへの出店を要請する。即座に断る王さんだったが、貴子は諦めずに客として通うようになる。王さんの料理に、いつしか仕事を忘れて魅了される貴子。そんなある日、王さんが病に倒れ、料理を続けることが困難になってしまう。貴子は様々な思いを胸に、会社を辞め、店を手伝うことを決意する。その日から、貴子と王さんの二人三脚の修行生活が始まるが…。

劇場予告を観た時から、なんとなく惹かれるものがあり楽しみにしていました。
美味しそうな料理ばっかりのドラマだったらどうしよう~と心配もありましたが、
歩いても歩いても」のに対し、コチラは中華で攻められました~(笑)
ゆったりとして、身体の中が温かくなる。そんな作品でした

とにかく、空腹で劇場に行かないで下さい(笑)唾液が出ます
ワンさんの作る小上海飯店のランチの数々に、中華料理がさほど好きでない私でもヤラレマシタので、
空腹はキケン

取り立てて大きな事件が起こるわけでもない、地方都市の、
孤独な料理人と、夫をなくし一人で頑張って子供を育てているOLと、
ふたりを取巻く人々のふれあいが描かれているだけ。

どんな人にも避けられない老い。
厳しい現実は誰にもやってくるけど、心を開けば、また新しい何かを手にすることも出来る。

王さんの料理はどれも垂涎ものですが、私は、
貴子さんの娘の「マズ~イ」「でもママの作ったものが一番好き」がよかったな♪
子供は小さいうちは本当に親を勇気付け、育ててくれる存在だな~と思います。

―人には忘れてもいいことと悪い事がある―
という王さんの、誠実で、余計なもののないシンプルな生き方にも藤竜也さんはとっても合ってましたし、
八千草薫さんは、いつも同じですが(笑)代わりの居ない女優さんという雰囲気がいいです♪
田中圭くんも、この役、ピッタリでしたよね~。彼の素朴で純粋な感じがドラマを優しくしてました。
そして、私は『自虐の歌』以来の中谷美紀さん、上手いです!!

このシーンが、とても素敵なんです。いいんです~♪

この作品を観ると、やはり「人を応援すること」っていいなあ~と思ってしまいます。
純粋に誰かを応援している人は、きっとその人から知らないうちに何かを貰っているんだと思います。
それが何かは、人によって違うだろうけれど。
たとえば親は子供を応援している。。。子供は親に優しさを教えてくれたり、希望を与えてくれたり。
応援することで、元気にもなれる。
この作品の中でも、いろいろな人が、それぞれ誰かを応援してるんですよね
そして、自分も元気になっているんです~

今、あなたは誰かを応援してますか?

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16 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
思いやり~ (cyaz)
2008-10-26 11:54:10
kiraさん、こんにちは^^
TB&コメントありがとうございましたm(__)m
やはりお腹の虫は氾濫を起こしましたか(笑)?
琴線に優しく触れる映画でした。
不器用でも、互いに思いやる気持ちは自ずと相手に伝わるということを実証していましたね!
昨日も中華料理店で飲んでいました(笑)
TBありがとうございます (rose_chocolat)
2008-10-26 16:29:02
私もこれ観終わって中華食べた人です(笑
蟹しゅうまいがなかったんで海老しゅうまいです(涙

素敵な作品でしたね^^
心が温まります。
TBありがとうございました♪ (はなこ)
2008-10-26 18:17:27
初めまして。この度は拙ブログ記事にTBをいただき、ありがとうございました。

仰る通り、心が温かくなる作品でしたね。

>子供は小さいうちは本当に親を勇気付け、育ててくれる存在だな~と思います。

そうですね。私も子供に常に励まされています。子供が高校生になった今では、時々怒られることもあるけれど(^_^;)。子育ては自分育てでもあるんですよね。確かに!

このような素敵な映画、人生に前向きな映画、人と人との信頼関係を描いた映画を見て、みんなが元気になれたら良いなあと思います。

クチコミで、この映画の良さを伝えて行きましょう!
cyazさん* (kira)
2008-10-28 01:49:19
思ったとおりの暖かい、素敵な作品でした~♪

どちらかというとアッサリめな和食の方が好みですが、
王さんのランチにはくらくらっとしましたね~(笑)
心を込めた23年物紹興酒。そういう訳だったんですね~
観賞した日にとろとろ卵とトマトの炒め物、挑戦しましたよー
ま、家族には受けました(笑)
rose_chocolatさん* (kira)
2008-10-28 01:57:57
>私もこれ観終わって中華食べた人です
いいですね~
わたしもきっと、一人じゃなかったら行ってたかも♪

炎と湯気と、音。
全てが温かいものに溢れていました
はなこさん* (kira)
2008-10-28 02:09:11
初めまして。
ご挨拶も抜きのTBに、丁寧なコメント、
ありがとうございます♪

孤独な名料理人と、ワケあり未亡人が、
お互いに優しさで補うようになるまでも無理がなく、
又その二人を見守り支えるひとたちも
ちいさな双葉の芽を見守るかのような温かさで・・
こちらまで幸せになる作品でした
こんにちは♪ (ミチ)
2008-10-28 08:24:00
この映画の舞台になった町の住人としては、もっとヒットしてほしい作品だなって思います。
見たら絶対に心が温かくなる佳作なのに、宣伝のせいか地味なせいかほとんど感想を見かけないの
料理の指導に当たったホテルやレストランなんかは軒並み「しあわせのかおり」ランチを提供してくれてるんですよ。
卵とトマトの炒め物が美味しかったです
こんにちわ。 (michi)
2008-10-30 09:14:31
>「マズ~イ」「でもママの作ったものが一番好き」

料理って、ホントに色々なスパイスが入ってるんですよね。
思い出とか、愛情とか。。。
そういうところに、
しあわせのかおりが漂うんだろうなぁと思いました。
ミチさん~* (kira)
2008-10-30 12:31:23
>料理の指導に当たったホテルやレストランなんかは軒並み「しあわせのかおり」ランチを提供
ええぇ~~~っ
それじゃあ、きっとワンさんの味なんじゃないですかー!!!
羨ましい!妬ましい~(爆)
私なんか、自分で作ったんですから~、卵とトマトの炒め物。

私が観たシネコンの並びでもタイアップランチがありましたが、
そこは・・・そそられなかったです(笑)
これはなにも大げさでないお話の中に、ちゃんと素敵なものが包まれていて、
好きな作品になりました~
michiさん* (kira)
2008-10-31 01:03:35
>そういうところに、しあわせのかおりが漂うんだろうなぁ
本当に仰るとおり、
一生懸命に生きて、
思いやりを持って差さえあって・・
そんなところにきっと♪

幸せのかおりは、ひとを元気にもしますね。
いい作品でした~

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