to Heart

~その時がくるまでのひとりごと

夜行観覧車 第4話

2013-02-12 12:40:45 | TV dorama

高級住宅街のエリート一家で起きた殺人事件を3世帯の家族を中心に描いたサスペンス

毎週金曜 22:00~22:54 TBS系
原作 湊かなえ 「夜行観覧車」(双葉社刊)
脚本 奥寺佐渡子 清水友佳子
演出 塚原あゆ子 山本剛義
出演 鈴木京香/石田ゆり子/宮迫博之/杉咲花/安田章大/宮崎香蓮/中川大志/田中哲司/夏木マリ/高橋克典

第4話 「夫の秘密と嘘…兄妹たちの残酷な現実」
事件翌日。結城(高橋克典)は、殺された弘幸(田中哲司)に借金をしていた啓介(宮迫博之)の会社を訪ねる。そのころ、真弓(鈴木京香)はパート仲間の晶子(堀内敬子)が淳子(石田ゆり子)の妹で、比奈子(宮崎香蓮)を預かると知り驚く。さらにテレビで淳子と慎司(中川大志)が行方不明になっていると知り、借金の件やさと子(夏木マリ)の目撃証言を確かめるべく、啓介の会社へ。すると近くの喫茶店から淳子が、続いて啓介が出てくる。…

「弟は性格も優しいしスポーツも得意で、姉の私から見てもすっごくいい子なんです。
だから母が可愛がる気持ちもよく解るっていうか・・・
―時々想像するんです。もし、
私と弟が溺れて一人しか助けられないとしたら、母は迷わず弟をボートに乗せるんだろうなって。
母にとって、弟はこの世で何よりも大切な存在なんです。」

今回は、友人の家に泊まりに行っていたという、事件当日のアリバイがある
高橋家の長女・比奈子(宮崎香蓮)の証言で、物語は始まる。。。


比奈子は真弓のパート仲間の晶子の姪で、そこに身を寄せるらしい。
晶子(堀内敬子)は淳子(石田ゆり子)の妹であり、行方不明の淳子を庇いたいらしく
慎司が父親からのプレッシャーで犯行に及んだという風に話を持っていきたがる。
晶子の夫も、行方をくらましている淳子の親戚だということが近隣に洩れないか気をもんでおり、
比奈子は居心地の悪さを感じている…

自分の家庭は壊れているのに外面ばかりを気にする真弓に苛立つ娘・彩花。
そんな家族の争いを避けるように、車の中に隠れる夫というのはこれまでと同じだけど、
啓介の隠し事を追求する中で、また新たな事実が発覚する。
事件の日、小島が高橋家から出てきたのを夫は目撃していた。
ただ、、啓介が車の中で手に取るとしていた紙バック、、アレは何?

今週は、幸せなお嬢さんから一転、殺人犯の家族かも知れない比奈子の置かれた立場、
戸惑う比奈子に襲いかかる世間の冷たさが描かれ、たった一人で置き去りにされて
教師たちを前に、「何も悪い事していないのに・・」と言う言葉に泣けました。。。
友人までが離れていき、居場所をなくした比奈子は兄を頼りに夜行バスに乗り…

一方、今夜も夜の街を彷徨う彩花の目に、慎司の後姿が!!


次々とちょっと誰もが疑わしい行動や、言動をして
ミスリードを拡げようとしているのがアリアリな展開ですが(苦笑)

「ひばりが丘」の住民というブランドを守るために、
高橋家の淳子は、慎司の大好きなバスケを奪い、
遠藤家の真弓は夫の独立の夢を奪い、彩花には坂の上から公立に通わせる結果となり
それがコンプレックスを植えつけている事に、鈍感な彼女は気づかない・・
言ってみれば子供たちは母親の犠牲になっているような気がしてきた 

子供の為、、といいながら、実は子供の一番大切なものを奪う、母親―。
この親たちはともかく、
嵐の夜、海に投げ出されたような子供達に、穏やかに眠れる夜がきますようにと祈らずにいられないのでした。


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