原題 KILLING SEASON
製作年度 2013年
上映時間 85分
脚本エヴァン・ドーハティ
監督マーク・スティーヴン・ジョンソン
出演 ジョン・トラヴォルタ/ロバート・デ・ニーロ/マイロ・ヴィンティミリア/エリザベス・オリン
アメリカ北東部からカナダへと大自然が広がる、アパラチア山脈。そこに山小屋を構え、一人暮らしをしている元アメリカ軍人のベンジャミン(ロバート・デ・ニーロ)。そんな彼の前にセルビア人の元兵士コヴァチ(ジョン・トラヴォルタ)が現れ、一緒に狩りを楽しむことに。しかし、山へと足を踏み入れるや、コヴァチはベンジャミンに向けて矢を放つ。混乱しながらも、軍隊と山での生活で得た経験と技術を生かして応戦するベンジャミンだが、この人間狩りにはボスニア紛争で起きたある事件が深く関わっていた。
ある程度は、弓矢だし、銃で狙い澄ませて一発で仕留めるという具合に行かないのは覚悟してましたが
コレがやっぱり痛いシーンが見どころなのか(苦笑)これから鑑賞を予定されてる方、
ココロしてどうぞ
いまだ戦争を終わらせていない男コヴァチ。
戦争の記憶を封印し、家族をも遠ざけて孤独に生きる男ベンジャミン。
凄惨な戦争の記憶を引き摺りながら18年後、元兵士と元軍人が繰り広げる"狩り"!
戦争の記憶から逃れ、世間から逃れて隠れるように生きてきたベンジャミンに
追い詰めながらもコヴァチのお喋りは止まらない
果たして本当に、復讐がしたかったのか?死に場所を求めていたのか?
刺青を消さなかった本当の理由も、きっとそこにある。
本当に、獲物はベンジャミンだったのか?!――
戦場は人を狂気に陥れ、時に猟奇性を身に植えつけて、そして―
「戦争」は終結しても、多くのかつての兵士たちは今なお
それは取り出せない古い銃弾のようにいつまでも脳を軋ませるのかも・・・と、
そう思いながら観ていましたが、
やっぱり背景にボスニア紛争を持ってきても、どこかリアリティーに欠けた感は否めないストーリーで、
―今は普通に見える街が、18年前には真っ赤に染まっていて、今でも自分にはそうみえる・・―
これはスッと心に入ってきましたが、
そう言ったコヴァチが、どういう経緯でサソリに入ったのか?
家族を失った怒りの矛先が向かう場所がちがうのではないか?
トラヴォルタ演じるコヴァチの18年前の描写がもう少し欲しかったところ。
そして、コヴァチのターゲットが都会に住んでなくてヨカッタ!でした。