to Heart

~その時がくるまでのひとりごと

『天地人』会見~♪

2008-09-13 22:25:28 | Heart pink
4人の会見の動画がアップされていました~
http://www.nhk.or.jp/pr-movie/index.html?id=0134 
会見後の撮影の遠慮勝ちな皆が可愛いでーす♪
恭子ちゃん、緊張してたね。
でもこういう会見では、何気にピンク系ドレスが多くて、すっきりしてるけど甘さがあって好き♪
超ー似合ってる

「学校じゃ教えられない!」オールアップだったんだね♪
恭子ちゃんも、みんなもお疲れサマンサ
公式のスタッフブログにはオチャメな校長のお姿~、あと
ダンス部の部長&副部長のブログにも書いてありましたね。。。
http://ameblo.jp/asakura-aki/page-3.html 
http://ameblo.jp/nakamura-aoi

そしたら、その日のうちにともえちゃんをお家に呼んだのかなー?
篠原ともえちゃんとメロンちゃんとそうすけ?
 http://walker.zozo.jp/tomoeshinohara/ 

家の鍵

2008-09-13 00:16:44 | the cinema (ア行)
原題 LE CHIAVI DI CASA
製作年度 2004年
上映時間 111分
製作国 イタリア/フランス/ドイツ
監督 ジャンニ・アメリオ
原作 ジュゼッペ・ポンティッジャ 『家の鍵-明日、生まれ変わる』(集英社文庫刊)
脚本 サンドロ・ペトラリア、ステファノ・ルッリ
出演 キム・ロッシ・スチュアート/アンドレア・ロッシ/シャーロット・ランプリング

父と子の絆、障害を抱えた子どもと家族の深い苦悩を描いた感動ドラマ。監督は「小さな旅人」「いつか来た道」のイタリアの名匠ジャンニ・アメリオ。主演は「アパッショナート」のキム・ロッシ・スチュアートと新人アンドレア・ロッシ。共演にシャーロット・ランプリング。
若きジャンニは、出産で恋人を失い、そのショックから生まれてきた我が子を手放してしまう。15年後、障害を抱えたその息子パオロは亡くなった母親の家族によって育てられていた。ジャンニは、15年間一度も会ったことがないパオロをミュンヘンからベルリンのリハビリ施設へ連れて行くことになっていた。道中、パオロにどう接したらいいか戸惑うジャンニ。やがて到着したリハビリ施設でジャンニはより重い障害を持つ少女の母親ニコールと出会う。そして彼女との交流が、ジャンニの心に少しずつ変化をもたらしていく。

たぶん誰でもいきなり15歳の少年の父にはなれない。
子供が1歳なら親年齢もたぶん1歳。子供が小学生なら、親としても小学生といえるだろう。
まして、障害を持つ少年の親にいきなりなるというのは無謀に近い。

果たして、ミュンヘンに向かう列車の中で始めて会った息子に、不安と戸惑いを見透かされるジャンニ。
しかし、若さから責任放棄したかれも、本来優しい人物なのだろう。
ぎこちないながらも根気よく、かいがいしく面倒を見る姿に、
彼の贖罪の意識と、次第に湧き出る愛情にこころがほころんでくる。

ミュンヘンでは、そんな彼に新しい出会いがまっていた。
パオロより重度の障害の子を持つニコールの穏やかな態度と、人生の全ての時間を娘に費やしてきた母親の言葉は、
時にジャンニを救い、親としての苦難の覚悟も教えてくれる。
母親と言う名で武装したニコールのこころの奥の本音をみせる、シャーロット・ランプリングが素晴しい。
やわらかな笑顔が消えて長い長い沈黙の時、気の遠くなるような孤独な彼女の人生の闘いを感じさせて、胸が潰れそうになる。



パオロの激しいリハビリの時、ついに彼はその厳しい道を選び取っていたように思える。

ぎこちない親子の旅路に、ジャンニがホッとする一幕も、
恐怖に駆られる出来事も、
息子を知らないことからくるもの。
パオロは何が出来て、何が出来ないのか。いや、何を、いつ必要とするのか。
健常者の親子は知らなくても大事に至らない事が、ふいにジャンニを不安にさせる・・・

パオロの心を捉えたと思った次の瞬間、それが実体を伴わない虚しさと、
やりきれない悲しみに突き落とされる・・誠実で優しく、弱い父親。
キム・ロッシ・スチュアートが繊細に演じていて心の揺れが伝わってくる。




この作品中で、ほとんどの障害者家庭では、
障害児の介護や、子供の精神的ケアを含めて、その人生を捧げ面倒を見続けるのは母親の役目になっていると
ニコールの言葉として語られる。
その後に続く重い言葉を、男性はどう受け止めるのだろう。

ニコールの言葉を胸にジャンニは一歩を踏み出したけれども、
その道は、きっと果てしなく、厳しい。
しかし、悲しいばかりではない親子の旅はまだ始まったばかり・・・
ラストのふたりがとても愛しくなります