父の本当の強さが、いまわかった。
「腐ってもオリンピック選手」?!アホでスケベな親父と娘、家族の物語…
監督 森岡利行
脚本 森岡利行
音楽 奥野敦士
出演 武田真治/藤本七海/広末涼子/紺野まひる/山崎邦正/鈴木砂羽/唐渡亮/黒川芽以/赤井英和/喜味こいし
1968年のメキシコオリンピックでボクシング・バンタム級銅メダルに輝いた実在のボクサー、森岡栄治の栄光と挫折の人生を森岡栄治の実の甥である監督が、自身の舞台作『路地裏の優しい猫』を映画化。
日本ボクシング界、最後のメダリスト、森岡栄治。
その破天荒な、だけどツキに見放されたかのような彼の人生の断片を、
武田真治がイキイキと爽やかに演じる、心が温かくなる作品
1968年メキシコオリンピックのボクシングバンダム級で銅メダルを獲得した伝説のボクサー、森岡栄治(武田真治)。
オリンピック後、プロに転向するも網膜はく離により引退。
定職に就かない父と家計を支えるためにスナックで働く母和江(紺野まひる)の間に生まれた治子(藤本七海)は父への反発からいじめも許さない正義感の強い女の子に育つ。
そんな栄治を支えた栄治の姉(鈴木砂羽)は、弟の栄光を誇りにしていた。
あることをきっかけに栄治は、ヤクザの親分の世話になりボクシングジムの会長を務めることに。
しかし父の女遊びや破天荒な生き方に嫌気がさした和江は、子供たちを置いて家を出てしまった…。
入れ替わるように父の愛人・裕子(広末涼子)が森岡家にやってくる。治子にとっては居心地の悪い日々。
自分に降りかかる不幸はすべて父のせい、そんな治子に正面からぶつかってきたのは意外にも裕子だった。
小さい時からケンカ大好き。ナンパ大好き
母校のボクシングのコーチはやっていても、定職に就かず、夜のクラブ活動には熱心
右目の視力を失うというハンデを感じさせない夫婦喧嘩のフットワーク(笑)
どうしようもないダメ、エロ親父なんだけど、彼には愛と、屈しないこころがあった。
大阪が舞台という事で、『下妻物語』を思い浮かべたり『自虐の詩』を思い出したりしたけど
どんな辛い状況でも常に温かいツッコミで笑いをとる大阪人、の監督ならではの
爽やかで優しい作品になっている
以前偶然にみたTVの番組で、大阪の街で見知らぬ人にいきなり「バーン」とやって、そのリアクションを東京と比較していたのを見た。
先ず大阪では90%以上の人が、見事にやられたフリをしてくれる(笑)。(東京ではアブナイヒト扱い)
正にそんな大阪の心というか、笑いのテイストが基盤にあるので暗くならない
役作りとは関係なく、もともと内面の鍛錬の為にボクシングをやっていたという武田真治はもちろん凄いです!
が、女優陣も負けていません。
広末さんのキレのあるアクションに加えて、珍しい紺野まひるさんのアクションも見逃せません(笑)
子役の藤本七海ちゃんもカッコイイです
ちょっと醒めた目で父の生き方をみつめる少女を、
どこか無防備な不器用な嘗てのメダリストの生き様を、
愛情を持って描いたとても素敵な映画でした
あちこちですすり上げる男の人、そもそも、男性が多かったですが
鑑賞中よりも、ステキにこの作品に合っているRie fu の主題歌「Home」が流れ出してから
・・・じわじわと溢れるものがありました。
日本映画エンジェル大賞受賞
第20回国際東京映画祭『日本映画・ある視点』 特別賞受賞
余談ですが、成長した弟の役で松尾政寿さんがでてましたね。
カレは以前、恭子ちゃん出演のドラマで、堂本剛くんのライバルボクサーを演じてましたが、この時も赤井英和さんと一緒でした。
セリフも殆ど無く勿体ない起用だと思ったのですが、武田真治さんと顔立ちが似てる!
なるほど、年齢を別にしたらまさに親子(兄弟?)っていうくらい似てました~。
「腐ってもオリンピック選手」?!アホでスケベな親父と娘、家族の物語…
監督 森岡利行
脚本 森岡利行
音楽 奥野敦士
出演 武田真治/藤本七海/広末涼子/紺野まひる/山崎邦正/鈴木砂羽/唐渡亮/黒川芽以/赤井英和/喜味こいし
1968年のメキシコオリンピックでボクシング・バンタム級銅メダルに輝いた実在のボクサー、森岡栄治の栄光と挫折の人生を森岡栄治の実の甥である監督が、自身の舞台作『路地裏の優しい猫』を映画化。
日本ボクシング界、最後のメダリスト、森岡栄治。
その破天荒な、だけどツキに見放されたかのような彼の人生の断片を、
武田真治がイキイキと爽やかに演じる、心が温かくなる作品
1968年メキシコオリンピックのボクシングバンダム級で銅メダルを獲得した伝説のボクサー、森岡栄治(武田真治)。
オリンピック後、プロに転向するも網膜はく離により引退。
定職に就かない父と家計を支えるためにスナックで働く母和江(紺野まひる)の間に生まれた治子(藤本七海)は父への反発からいじめも許さない正義感の強い女の子に育つ。
そんな栄治を支えた栄治の姉(鈴木砂羽)は、弟の栄光を誇りにしていた。
あることをきっかけに栄治は、ヤクザの親分の世話になりボクシングジムの会長を務めることに。
しかし父の女遊びや破天荒な生き方に嫌気がさした和江は、子供たちを置いて家を出てしまった…。
入れ替わるように父の愛人・裕子(広末涼子)が森岡家にやってくる。治子にとっては居心地の悪い日々。
自分に降りかかる不幸はすべて父のせい、そんな治子に正面からぶつかってきたのは意外にも裕子だった。
小さい時からケンカ大好き。ナンパ大好き
母校のボクシングのコーチはやっていても、定職に就かず、夜のクラブ活動には熱心
右目の視力を失うというハンデを感じさせない夫婦喧嘩のフットワーク(笑)
どうしようもないダメ、エロ親父なんだけど、彼には愛と、屈しないこころがあった。
大阪が舞台という事で、『下妻物語』を思い浮かべたり『自虐の詩』を思い出したりしたけど
どんな辛い状況でも常に温かいツッコミで笑いをとる大阪人、の監督ならではの
爽やかで優しい作品になっている
以前偶然にみたTVの番組で、大阪の街で見知らぬ人にいきなり「バーン」とやって、そのリアクションを東京と比較していたのを見た。
先ず大阪では90%以上の人が、見事にやられたフリをしてくれる(笑)。(東京ではアブナイヒト扱い)
正にそんな大阪の心というか、笑いのテイストが基盤にあるので暗くならない
役作りとは関係なく、もともと内面の鍛錬の為にボクシングをやっていたという武田真治はもちろん凄いです!
が、女優陣も負けていません。
広末さんのキレのあるアクションに加えて、珍しい紺野まひるさんのアクションも見逃せません(笑)
子役の藤本七海ちゃんもカッコイイです
ちょっと醒めた目で父の生き方をみつめる少女を、
どこか無防備な不器用な嘗てのメダリストの生き様を、
愛情を持って描いたとても素敵な映画でした
あちこちですすり上げる男の人、そもそも、男性が多かったですが
鑑賞中よりも、ステキにこの作品に合っているRie fu の主題歌「Home」が流れ出してから
・・・じわじわと溢れるものがありました。
日本映画エンジェル大賞受賞
第20回国際東京映画祭『日本映画・ある視点』 特別賞受賞
余談ですが、成長した弟の役で松尾政寿さんがでてましたね。
カレは以前、恭子ちゃん出演のドラマで、堂本剛くんのライバルボクサーを演じてましたが、この時も赤井英和さんと一緒でした。
セリフも殆ど無く勿体ない起用だと思ったのですが、武田真治さんと顔立ちが似てる!
なるほど、年齢を別にしたらまさに親子(兄弟?)っていうくらい似てました~。