今日も蒸し暑い

テイカカズラ（定家葛）である。

キョウチクトウ科の蔓性木本。

歌人の藤原定家が、後白河天皇の娘の式子内親王に思いを寄せていた。

内親王の死後もその思いは変わらず、その墓に葛となって絡みついたのがこの植物であるとのことからこんな名が。

山林などに生育し、気根を他の木や石などに絡み付け育つ。

林道が白く染まっていて、何だろうと見たらこの花。

周辺に姿はなく、見上げた遥か頭上に、木の枝を覆うように花が咲いていたのを見たことがある。

絡んだ相手次第では10mにも蔓を伸ばすそうで、こういった高みから見下ろしている株は多そう。

スクリュー型の白い花は、時間の経過とともに淡黄色に変化する。

別名に「ツルクチナシ（蔓梔子）」とあるように、いい香りがする。

この香りを楽しむために、かつては庭に植えていたりもした。

蔓や葉柄をちぎると白い液が出るが、これに触れるとかぶれることもあるので注意が必要。

ハツユキカズラが絶賛大繁殖中ではあるが、随分前から私はこれが欲しくてね。

果実を採取して、中の種をそちこちに蒔いていたのだけど、不発に終わっていた。

ここ数年、果実を入手できずにいたが、今回、斜面を白く染めるほどの場所を発見。

今年はここに採取に来て、種子を蒔く野望をもっているとこである。

花期は５〜６月。

一日くもりの予報ではあったが、晴れたり曇ったりの繰返し。

湿度が高かったので、陽射しが出れば蒸し暑くてげんなり。

気温は27度まで上がり、湿度は80％前後で、湿気が重い一日であった。

曇ってるし、ダム湖まで久しぶりに行ってみようかと悩んだ結果、行かなかった。

旦那から所得証明をとって送ってくれとメールが来たため。

いや、もうその程度なら30分もかからずに終われるんだけどね。

ただ、迷っている時にこういう連絡が入るとくじけてしまうわけで...。

今日、投函、回収されても、今は届くのは県内でも明後日になる。

職場への送付用の封筒も用意して市民センターへ行き、発効後にそれに入れ、ポストに投函した。

30分後には回収に来たはずなので、明後日、間違いなく届くであろう。

その後、本屋に行って、本日発売の月刊誌を購入。

蒸し暑いので、いつもよりも長い時間、本屋に居座ってきた。

帰宅後はちょっとだけ庭仕事をしたが、暑さにめげて退散。

今のとこ、エアコンは一周忌の時に点けたっきりである。

旦那がいたら速攻で点けるだろうが、まだ扇風機で凌げてるからねえ。

ただ、こう暑いと食事を作るのも億劫。

娘も大して食べないから、簡単なものばかりですませている。

おかずいらない、納豆だけでいい、なんて言われることもあるしね。

暑い季節になると、ソーメンだけなんてこともザラ（笑）

猫おばさん、退院してきたのでおかずの差入れをすべきかと悩む。

冷蔵庫がいっぱいだからと昨日は言ってたから、逆に迷惑かとも。

そのためだけにしっかりした物を作るのも、何だかなあだし。

「ごちそうさま」はあっても「美味しかった」はないので、無理に作る気もおきなかったりもする。

本当にこういう時、自分（家族）のことだけで精一杯という、ぐだぐだな体調が嫌になるなぁ...。