「こっちの水苦いぞ」ファイナル！東京国際フォーラム 振り返り・・3

きょうは朝から久々の雨模様・・けっこう強く降っております。

寒いなぁー、と思ったら立冬だそうな。

　雨がしとしと日曜日～　　わけもなくさびしい気持ちになりそうです。

 

いや、実はそんなセンチメンタルになってる暇はなく、久々に長期休暇で帰宅の夫・・そして子供らもきょうは一日在宅してるから、昼も夜もフルに4人前のご飯作らなきゃ！って、

久々のことであたふた。昔はふつーにしていたことだけどねぇ。あー、メニューどうしよ？

 

でも、ちょっと時間はできたから～、と

少しレポを進めます。

 

静かに加瀬さんの想い出を語るジュリー・・ちょっとしんみりしてました。

が、ここで新エピソードの紹介が

 

ひとつ思い出したことがあって・・

　　　　と、二人でパリに行ったときのお話でした。何度も行かれてるんですよね、お二人で。

　　　　お仕事で滞在中のパリでローリングストーンズのコンサートが！それなら「行こうよ！席なんかどこでもいいよね！」って体育館みたいな会場に行ったという。

　　　　で、席は後ろのほう。いざ始まったら総立ちで！

私のライブも始まったら、大体立たれるんですけど・・初めての方はびっくりしてね「座りなさい!座りなさい！」ってね。（周りを座らせる動作つき、めちゃかわいい＆大笑い）

パリなんかね、ローリングストーンズだっていうんでパイプいすの上に乗ったり・・。乗らなくたってフランス人みんな大きい人ばっかりやん！　

僕と加瀬さん・・小ちゃいやん！加瀬さんなんかもう・・！(ぴょこんぴょこんとジャンプして覗くようなアクション。これまたかわいいーの）

頭と頭の間だって見えない・・。で、加瀬さん走って・・どこ行ったと思う？見えるとこ探しに行ったんや。

帰ってきて「沢田ー！いいところあったー！」って。

なんかギリシャ神殿みたいな？柱みたいなのに二人登れるんですよ。一番後ろやから。ふたりでそこに登って・・「見えたねぇー」

　　　　　　　　　ぐぐぐ・・もうーー想像するだにかわいすぎでしょ！

まぁそんなんして見たけど疲れるんよ。　そしたら、フランス人でもたまにちっさいのがおって、それが「ちょっと見せてよ」って登ってこようとする・・。

そしたら加瀬さん・・えらいよぉ、ええ人やでぇ。

「沢田はここで見てろ。」ってまた走っていってまた見えるとこさがしに行ってw

僕に　ちゃんと生ローリングストーンズ見せたかったんやね。

　　　　　　　　　加瀬さん・・なんてやさしい彼氏ぶり。小さくても最強ナイトだわ

　　　　　　　　　もう～、ジュリーったら、どれだけ愛されてるんだか・・自覚もばっちりですね。

僕が加瀬さんにしてもらったことはいっぱいあるんだけど、加瀬さんに頼まれたことは少なくてね。

　　　　　　　　　で、数少ない「ジュリーが加瀬さんに頼まれたこと」のエピソード。

　　　　　　　　　これが例の川越で途中まで聞いたお話の続きでありました！ちゃんと続きを話してくれるのねー。

ひとつまた思い出したんですけど。

ある日ね、「ちょっと一緒に来てくれ」って言われて、「女の子に会いに行くんだよ」って。

「ひとりで行けばいいじゃないですか」って言ったら「いいんだよ。一緒に来てよ！」って。

会いに行ったら、僕も知ってるモデルさん！・・雑誌とかで見て知ってる売れっ子モデルさんやったんよー。

で、その人の家にも行ってね。おかあさんも一緒に住んでて、甥っ子さんだか姪っ子さんだかもいて・・こまっしゃくれたガキや！（←この言い方がまたツボw）

そうこうしてるうちに年月が過ぎて・・これは加瀬さんにとっては幸運な結果には終わらなかったらしい。

　　　　　　　　・・恋は成就しなかったってことですかね。このあたりまではまぁ前回聞いた話の範囲。

まぁ普通ここで終わるんだけどー。

そのあとに、とある芸能界のマネージャー・・よそのプロダクションだけど飲んだこともある、よく知ってる人からga

「沢田さん、俺、今　沢田さんが昔付き合ってた人と付き合ってるんだよー」って言われて。

「・・・はぁ？　（？？？？がいっぱいの様子）え？どなたですか・・？」って。

　　　　　あ！あの人のことか！と気づいてあわてて～の、

「ちがいますよ　ちがいますよ！」って言えても、加瀬さんの名前は出せへんしー。とにかく「違います！」って言って。

そしたらまたそのマネージャーが

「なんでわかったと思う？彼女のうち行ったら、甥っ子がテレビ見てて・・この人うち来たことある！・・って」

　　　　　大笑いですw　こまっしゃくれたガキ・・いや、甥っ子さんにやられちゃったんですねー。

言い訳できない・・僕じゃありませんとも言えず。

もうそのマネージャーさんも亡くなりましたが、そう思い込んだまま・・。

（天を見上げて）違うからねぇ～～

　　　　　　天に通じる場所はステージ中央から下手に向いての天井にあるらしくて、

　　　　　　「かぁっせさん」の呼びかけも、某マネージャーさんへの呼びかけも同じ向きで同じあたりに上目遣いで見上げられておりました。

　　　　　　それにしても、そのこまっしゃくれたガキ・・おうちにジュリーが来る！なんていう美味しい目に合ってうらやましいぞぉ～～！

 

で、ジュリーＭＣ集大成、まだ続きますー。

次回を待て

 

ところで、ご飯・・昼はオムライス、夜は鍋！ってことで切り抜けました～。困ったときの鍋ですよ。

あー、でもまだ6日あるよ～。明日は何にしよう？

 

「こっちの水苦いぞ」ファイナル！東京国際フォーラム 振り返り・・2

今朝は晴れ間がありました。でも午後からは曇りぞらに・・。

このところよい天気が続いていますが・・そろそろ崩れるのかなぁ？

きょうから夫が夏に取れなかった長期休暇をとって帰宅中。1週間はおりますのでちょっと更新しにくいかも～。

 

先日のムサビ　ポスター展、きょうまででしたね。

滑り込みでご覧になった方もいらしたようで。

そうそう、この間私たちが展示室を出るころ、おしゃれな年輩男性がおひとり、ジュリーのポスター前に立ってじっと見入っておられました。

美術関係の方のようだったけど。

そのあとには3人組のこれまた年輩の男性たちがジュリーの前で立ち止まり、「女性っぽいよね、これは・・」とか会話されてました。

たぶん皆さんジュリーと同年代ぐらい・・。いろいろ感想を聞いてみたいところでしたわ。

 

で・・ファイナルの振り返りしておりますー。

遅くてなんですがよろしければおつきあいください～。

 

 

今度は、新曲をやります。

　　と、ジュリーはぐっと姿勢を正しておっしゃいます。

　　これらの新曲もこのツアーが終わるとなかなか聴くことがないかもしれませんね。心して聴いておこう・・。

鉄人バンドに曲を書いてもらいました。その曲に僕が詞を書きました。

すべての被災地に心をこめて歌います。

 

泣きべそなブラッドムーン　　あれから加瀬さんのいたずらはないようで完全に歌詞の言葉を持っていかれちゃうことないみたいですね。

この日も濡れた声でしっとりと、でも力強くやさしく歌ってくれました。

花束は正面より左右や上にささげることが多いような。きょうは私がセンター過ぎてずれておりました。でも、いいの。心でキャッチです。

涙まみれファイヤーファイター　このつらい歌詞の歌でさえ、哀切に満ちて声が悩ましいったら。

こっちの水苦いぞ　初日から比べるといろいろと細かなフリがついてたりしますね。経済人たちを　ふっと吹き飛ばしたり、ラストに腕組できめ顔だたり。

下山さんの妖術的ラストのアコギフレーズとかも　貴重です。お客の聴き方もスタイルができてくるような。

限界臨界　疾走感がかっこいい。そしてラストの搾り出す叫びのような声。

・・・数秒の沈黙

 

そして　ウィンクでさよなら！

本日は下手前方席が後ろから見ていてもひときわ盛り上がってましたねぇ。

ジュリーのウィンクは毎度そちら側。いいなぁ～　なんと今回は両目ばちばち連続ウィンクが下手に炸裂してました　　かわいさ全開！

 バイバイジェラシー、この曲も初日からノックアウトされてます。歌詞聞くと　なんつー俺様男だ！っとむかつきますが、ジュリーだからねぇ。

高速ステップにはきょうも黄色い歓声ー！私も思い切り高音で「きゃぁ～～！」　あぁこれが見納めだなんて！

 甘いたわむれ　指笛絶好調～～いい音で鳴ってジュリーも満足げで超かわいいっこの曲はほんとにチャーミングな加瀬さんワールドですねぇ。

いつも　いつも～～～～～　の声はどこまでも伸びていきます。最後まで指笛！

恋のバッドチューニング　こちらはイカしたスマート加瀬さん。文句なしにかっこいいも～ん。愛の電波はあちこちにきらきら飛んでおりました。

このかっこよさにくらくらするひまもなく～、来た～～っ！！

 ねじれた祈り　イントロ始まる直前から「きゃぁ～～！」と思わず歓声があがります。

あーもう！この曲が見納め・聴き納めだというのはさびしすぎる！このツアーの楽しみの過半数担っていたともいえそうなねじれ熱症候群」！

この曲の扇情的ジュリーさまは眩暈がするほどの色気発散　感電レベルのしびれが走ります。

ジュリーがジュリーたる魅力を余すところなく見せ付けてくれるこの曲はすごい！50才・・中年ジュリーに提供した曲ですよね。

ジュリーの妖しい魅力をよ～くわかってる加瀬さんだからこそ！・・のこの曲！

これはあんまり若いとこのようには歌いこなせないのかもなぁー。

67歳ジュリーはさらに進化しております。背中を向けても肩甲骨で堕としてくれちゃう・・

あぁ～～もう！ジュリージュリージュリ～～～！！！

 そして　きわどい季節　興奮醒めぬ間にジュリーは夢の中のように華麗なバラードへ。

今さっきまでの狂乱がうそのようにノーブルな紳士に。でもこれが艶っ艶で酔いは深まるばかり・・ため息でちゃう・・

 

ありがとーね～　ありがとう～ね～

の声とともに下がるジュリー。高速早着替えを待ち。アンコールはスタンドで待ちます。

ばらばらの拍手から、そろってくるのが不思議。だんだん速くなる～。

 

颯爽とステージ中央に現れるジュリー。

やはり紫系の衣装がよーくお似合いあぁ、これも見納めかぁ。

 

どうぞお座りください～、お疲れでしょうから。もう若くないんですから。女性の方はとくに骨密度とか・・。知らんうちに骨折とかねぇ。

　　　　と、おっしゃるけどきょうはみな座る気配なし。

私たちの年代は脅迫されて・・これを飲め、あれを飲め！清潔にしろ！・・ほっといて！ほっといて！

　　　　　　　　　　　

加瀬邦彦さんが亡くなって。もともとはこういうつもりではなかった・・加瀬さん亡くなるなんて思いもしなかったので。

いつものようにヒット曲小出しで好きな歌を歌うライブにしようと思ってたんですが。

思いもかけず加瀬さんが亡くなって。　思いもかけず大泣きして・・。　非常に重かったです。

　　　　　ひとことひとことがかみ締められるように　振り絞るように語られます。ううう・・。ジュリーにはほんとに急な訃報だったのですね。

　　　　そしたらここで　がんばれーの声がかかったのよ。あ～・・もう

加瀬さん亡くなるなんて　想像だにしてなかったから。

ほんとうに　亡くなって改めて思い知らされました。どれだけ加瀬さんが僕にいろんなことを教えてくれたか、見せてくれたか。思い返せばいっぱいいっぱい想い出があります。

それで今回は新曲以外は加瀬さんの歌を歌いたいと思い。あらためて聴いたら　私が元気なころの歌が。（ここでちょっと笑い。だってジュリー、元気でしょ？）

今も元気がなくもないけれども。

　　　　このあたりでまたも意味不明の掛け声・・男女・・でかい声なんです・・。もう～！

　　　　でもジュリーはおだやかに、気にすることなくお話を続けます。

遊び散らしても元気だったころですね。

加瀬さんは惜しまずに僕のためにいろんなことを考えてくれました。

20何年にわたってプロデューサーとしてしてくれたことを考えると感謝しかないし、今こうして好きなことをしていられるのもこの時代があったからだと僕は思ってます。

賛否両論の中でやっていたことが多かったけれど、それさえも楽しく。加瀬さんが「いいんだよ！やっちゃえやっちゃえー！」って言ってるのがいまも聞こえてきます。

 　　　　　　しんみりと静かに加瀬さんとの想い出を語るジュリー。このまま泣かされてしまうかしら・・

　　　　　　と思ったらここでかわいいエピソードが

　　　　　　　長くなるので　続きますー。