板碑型から角柱型への変遷、そして角柱型の様々な頭頂部を見てきたが、
角柱型のオプション形というか、豪華版として 竿石の上に笠が乗っかっているものがある。
【天保10】
【文政13】
これらは江戸時代の墓石である。
なんだか頭が重そうであるが、位牌にもっとも近い形かもしれない。
これは「笠付角柱型」とか「大名型」とか呼ばれているようで、
位の高いお方の墓なのであろう。
このタイプは、明治の初期に多かったが、最近また人気が出ているらしい。
とはいうものの、地区の共同墓地の最近の墓石では見られない。
前回示した「香箱加工」の中央部に小さなとんがりがあるタイプは、この笠付タイプの簡略形なのかもしれない。
そして、さらに豪華なのがこれだ!
【天保5】
「五輪塔型」というようで、上の3パーツは五輪塔のそれと同じである。
これもおそらくそれなりの家柄のものだろうと思われる。
このタイプの最も立派なのがこれ。
何が立派かというと、先に示した五輪塔型は砂岩でできているのに対し、
これも江戸時代後期の墓石ではあるが、てっぺんから台座まですべて花崗岩でできている。
そして堂々とした風格がある。
これは共同墓地ではなく、個人所有の墓地にある。
どうやら、江戸時代から続く「組頭」の墓地のようで、
江戸時代において、苗字を許された(公に名乗れる)地位にいた方の夫婦墓である。
ご訪問ありがとうございます。
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角柱型のオプション形というか、豪華版として 竿石の上に笠が乗っかっているものがある。
【天保10】
【文政13】
これらは江戸時代の墓石である。
なんだか頭が重そうであるが、位牌にもっとも近い形かもしれない。
これは「笠付角柱型」とか「大名型」とか呼ばれているようで、
位の高いお方の墓なのであろう。
このタイプは、明治の初期に多かったが、最近また人気が出ているらしい。
とはいうものの、地区の共同墓地の最近の墓石では見られない。
前回示した「香箱加工」の中央部に小さなとんがりがあるタイプは、この笠付タイプの簡略形なのかもしれない。
そして、さらに豪華なのがこれだ!
【天保5】
「五輪塔型」というようで、上の3パーツは五輪塔のそれと同じである。
これもおそらくそれなりの家柄のものだろうと思われる。
このタイプの最も立派なのがこれ。
何が立派かというと、先に示した五輪塔型は砂岩でできているのに対し、
これも江戸時代後期の墓石ではあるが、てっぺんから台座まですべて花崗岩でできている。
そして堂々とした風格がある。
これは共同墓地ではなく、個人所有の墓地にある。
どうやら、江戸時代から続く「組頭」の墓地のようで、
江戸時代において、苗字を許された(公に名乗れる)地位にいた方の夫婦墓である。
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