かんじゃまのつぶやき(海の見えるチベットより)

日本一細長い四国佐田岬半島での慣れない田舎暮らしの日常や風景、
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お墓調査 その12:墓石さまざま

2011-09-26 13:51:41 | 田舎の歴史
角柱型を中心にそれのバリエーションを見てきたが、もちろん和型にはそれ以外の墓石もある。
坐像そのもののタイプや




お墓以外でもあちこちで見かける舟形光背にレリーフ状の像を彫った、
いわゆるお地蔵さんタイプもある。




この場合、「○○童子」とか「○○童女」と刻まれている場合がほとんどなので、
幼くして亡くなった子供を供養しているようだ。

そして、お地蔵さん(石仏像)と額入りの牌型を合体したようなタイプもある(枠付き浮き彫り型)。





このほか、変わった形状の仏石がこれ。 


これは「無縫塔」(卵塔とも)というそうで、僧侶の墓石として使われることが多いそうだ。
確かに戒名の最後に「庵主」とある。
地区の共同墓地にはこのタイプが2基あった。

そして、唯一存在したクリスチャンの墓石(に間違いなかろう)。


とはいえ、この家の墓地ではそのほかの墓石はすべて仏教系である。
同じ敷地に同居しているのが不思議な感じがした。

そして、自然石をそのまま使ったものがある。


銘文など何も見当たらないが、他の墓石同様にきちんと並べられているので、これも供養のためのものであろう。

そして、



立派な“青石”を使い、彫られた文字も堂々としている。
みごと! 


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